アシュナン

ページ名:アシュナン

1.穀物の女神

 植物、とりわけ五穀、発芽の女神。なにしろ、"アシュナン" という言葉自体が「穀物」、「五穀」を意味する。
 神話『農耕のはじまり』では、穀物の神としてアシュナンとエジヌの名が挙げられているが、その他の神話を踏まえると、アシュナンの名の方がより多く名を使われている印象的がある(編集者私見)。
 都市国家ラガシュでは、収穫の月名を持つ11月に、アシュナンへの捧げ物がなされているなら、穀物女神として信仰を集めている。
(参考:前田徹「メソポタミアの王・神・世界観」)


(出典神話等)
 『農耕のはじまり』、『ラガシュ王名表』
(主な参考文献)
 「古代メソポタミアの神々」、「メソポタミアの王・神・世界観」、「シュメル神話の世界」

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧