1.ヒッタイトの太陽神、ウトゥとの類似
ヒッタイト宗教世界の太陽神として、複数の神話に登場。
『クマルビ神話』後半(『ウルリクムミの歌』)において、海上に現れたウルリクムミを見て驚き、天候神の元に異常事態を告げる役回りを負う。また『テリピヌ伝説』では、失踪したテリピヌを探すため、ワシを使って捜索に協力。『狩人のケッシ』では、太陽神が冥界を行く場面が描かれているほか、神話『<善>さんと<悪>さん』では、主人公に子どもを授かる方法を教えてあげた。(※『クマルビ神話』に登場する太陽神について、本項ではシメギとして扱っている)
これら幾つかの点において、メソポタミアの伝統的な太陽神(ウトゥ、シャマシュ)との類似が見受けられる。
(出典神話等)
『クマルビ神話』、『テリピヌ伝説』、『狩人のケッシ』、『<善>さんと<悪>さん』
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