キングー

ページ名:キングー

1.敗れた総司令官

 キングー、キング、クィングー。神話『エヌマ・エリシュ』において、母神ティアマトによって生み出されると、「戦いの総司令官」に任命された。
 マルドゥクに敗北後すぐには殺されなかったが、人を創るために神の血が必要になった際、ティアマトを唆し作戦を企てた者として糾弾され、キングーは殺害される。
 古代メソポタミアにおいては、しばしば "神の血" (と粘土)を以て人間を創るという神話が認められるが、『エヌマ・エリシュ』においてはキングーがその役割を負った。
 なおキングーを "ティアマトの2番目の夫" と解釈する説もあるようである。


(出典神話等)
 『エヌマ・エリシュ』
(参考資料)
 「古代メソポタミアの神々」

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧