1.犬を従えた治癒女神
グラは「偉大」の意で、バビロニアの治癒女神、医者の女神。
アヌ神の娘で、ニヌルタ神あるいはパピルサグ神、下位の植物神であるアブ神の配偶女神とされる。また神性ゆえに治癒にかかわるダム、あるいはニンアズの母とされることがあるほか、古バビロニア時代には、シュメルのニンイシン、バウ、ニンカルラクなどと同一視された。他称としてニンテンウッガなど。
随獣は犬であり、椅子に座したグラ女神と、傍で伏している犬という構図が確認されている。
(参考資料)
「メソポタミアの神々と空想動物」、「古代メソポタミアの神々」、月本解説訳『ギルガメシュ叙事詩』解説
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