1.エジプトから伝来した神
元々はエジプトの男神であり、シリア・パレスティナ周辺(更にはエブラ、ウガリト)に伝播して崇拝された男神。盾、槍、矛、斧を持った姿で描かれ、戦争・疫病と癒しという両面を備えた神、また冥界神ともみなされる。
2.天文学との関係
レシェプは、レシェフとも言われており、その語源は「火をつける者、照らす者」など諸説ある。神名の語根「rsp」は「火をつける、照らす」という意味を持っているため、火星と同一視される神でもある。
また、ウガリトの遺跡ラス・シャムラで発見された粘土板に、皆既日食と思われる記録があり、「太陽がレシェプ神とともに姿を消したからである」として、レシェプを介して天文現象を理解している。
(参考文献)
「星座神話の起源」
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