1.ヒッタイトの女神
イナラシュ、イナラス、イナルは、ハッティ-ヒッタイトの女神。古い起源をもつ重要な女神で、既にアッシリア商人居留地時代(前18-19C)の人名にその用例が認められる。
ヒッタイト古王国時代には、都ハットゥシャの都市神/守護神で、パンテオンでも高位を占めていた。しばしばハパンタリ神を伴っている。
2.神力の付与
ヒッタイト神話『竜神イルルヤンカシュの神話』で重要な役割を演じる。
風や空気を司る、力強い女神とされ、人間フパシャシュと出会い、共寝することで彼に力を授けた。しかし、フパシャシュが禁忌を破ったため、のちに彼を殺す。
(出典神話等)
『竜神イルルヤンカシュの神話』
(参考)
「古代オリエント事典」
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