1.神話『イナンナとビルル』
『イナンナとビルル』に登場する女性の神。
同神話は、イナンナとドゥムジに関する神話(『イナンナの冥界下り)の亜種であり、ガルラ霊ではなく、「エデンリンリラの老婆ビルル」とその息子「ギルギレ」そして「シッル」がドゥムジを死に至らしめる。ビルルとギルギレは、ドゥムジの死に直接かかわっており、復讐に燃えるイナンナによって、荒野の悪霊となるよう運命づけられてしまう。
なお筆者である桑島氏は、注釈において、ビルルはシュメール・アッカドにおいて例証少ないが、男神エンビルルについては例証しうると補足をしている。
(参考文献)
「シュメール文学概説」
(出店神話等)
『イナンナとビルル』
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