1.家族神・家の神
遺跡調査の結果、(※特定の固有神名というより祖霊に近い存在として)家族神あるいは「家の神」を祀っているらしい例が発見されている。
日本隊が発掘したテル・ルメイラでは、土製家形模型が発掘された。各家から一つずつ出土していることから、家毎に、日本で言うところの"神棚"のような存在であったと推定される。模型のテラス部分に供え物を置き、祖先や家族神を祀ったものと考えられている
模型によっては女性像が取り付けられている例もあるが、女神というよりはやはり祖霊信仰の一側面という解釈がなされているようである。
(参考文献)
「メソポタミア文明の光芒」、「発掘ユーフラテス -文明を育んだ河と人々-」、「文明の誕生」
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