ツァルパニトゥム

ページ名:ツァルパニトゥム

1.マルドゥク神の配偶女神

 ツァルパニトゥム(Sarpanitumは「銀の如く輝く者」)サルパニト、あるいなダム・キアンナ、ベルトゥ。バビロニアの豊穣女神であり、最高神マルドゥクの配偶女神として厚く祀られた女神。
 『ハンムラビ法典』碑文に「私の主人マルドゥクと私の女主人ツァルパニトゥム」という言葉があるように、夫婦セットで語られることが多い。『バビロンの新年祭』においても扱われるが、そこでは「奥方(ベールティア)と呼ばれており、やはりマルドゥクの配偶女神であるという点が強調されている。彼女自身を称える文言としては、「ダム・キアンナすなわち天地の貴婦人よ」という文言がある。


(参考文献)
 「古代メソポタミアの神々の系譜」、「メソポタミアの神々と空想動物」、「古代メソポタミアの神々」
(出典神話等)
 『ハンムラビ法典碑』、『バビロンの新年祭』

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧