ホロ(ハウラン)

ページ名:ホロ(ハウラン)

1.冥界神

 ホロ、ホロン、ハウラン。アラビア語ホルは「井戸の底、洞窟」を意味する。
 西セム系・シリアで崇拝された神で、元来は、メソポタミアのネルガルや、ウガリトのレシェフと同じく冥界神。フェニキア人の進出とともに地中海世界に流布、パレスティナ、エジプトでも崇拝を受けた。特にエジプトでは、悪鬼を制圧する守護神となる。


(参考文献)
 「古代メソポタミアの神々」、「古代オリエント事典」」

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