1.岩の怪物
ウルリクムミは、ヒッタイトの神話である『クマルビ神話』に登場する岩石の怪物である(※ただ、名前の頭に「ディンギル印」が付けられていることから、神として分類が可能と思われる)。物語の中では、岩石 "クンクヌッジ" という語を、ウルリクムミと同義で用いている箇所が多くある。
『クマルビ神話』において、天候神に復讐を期すクマルビ神は、岩に射精して子ウルリクムミを設ける。天候神の本拠地をクムミヤというのだが、ウルリクムミ(d_Ullikummi)は「クムミヤの町の破壊者」を意味する。ウルリクムミが生まれてすぐ、天候神とその仲間の目を避けるため、クマルビは彼を海中に隠し、侍女(?)であるイルシラ達に預ける。
侍女たちによって、巨人ウペルリの右肩に押し立てられたウルリクムミはすくすく育ち、1日に1アマトゥム(約40cm)、1か月に1イクー(約8,400㎡)の速さで成長していき、やがて天界を圧迫していく。天の神々が敗れるかと思われたが、エア神(アヤ神)の発案によってウルリクムミの足が切られ、ついには天候神によって倒される。
余談:矛盾など気にするな…! 岩から生まれたため、その体は岩石できている。そのため、知能がなく、目が見えず、耳が聞こええず、喋ることができない…はずなのだが、物語の最終場面では喋ってる。天候神に向かってカッコイイ台詞を吐いている… 物語の都合上、しょうがないね… |
2.参考動画
以下、ウルリクムミについての参考動画です。

【東方MMD】 クマルビ神話Part① 【ヒッタイト神話】(https://www.nicovideo.jp/watch/sm30019047)
(出典神話等)
『クマルビ神話』
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