ふりかえりの塔
爆心地から約1.8kmの鷹野橋商店街の入口にあります。
広島市内によくある地区の原爆犠牲者の慰霊碑でこの千田町1丁目では200名以上が犠牲となりました。
この慰霊碑の名前の由来は「火の海と化した自分の町をふりかえりながら避難した」という悲しい意味が込められています。
この慰霊碑には「ピカドン」という碑文が記されています。ピカドンとは原子爆弾という名称を知らなかった広島市民が使った俗称で「ピカッと光ってドンと鳴った」からピカドンと呼ばれていました。
戦争が終わっても原子爆弾の放射能の影響は強く残っており、無傷だった人が戦後5年経って突然血を吐いて亡くなったりしました。当時は急性白血病はまだ知られておらず被爆者は「ピカ」「ピカの子」などと呼ばれ気味悪がられたり差別されました。
当時を知る人の話では、原子爆弾投下当日に広島市内にいて原爆手帳の交付を受ける資格があるにも関わらず「あんなものをもらったら差別される」と受け取らなかった人がいたそうです。
余談ですが、戦後の被爆者の物語は漫画『はだしのゲン』や漫画『夕凪の街 桜の国』で描かれています。
備考 |
・広島市内市街地にはこのようなその地区の原爆慰霊碑がたくさんある |
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住所 |
広島県広島市中区千田町1丁目3-20 |
駐車場 | なし |
トイレ | 近くの広島市役所にあり、近くの広島市中区役所にあり |
竣工 | 昭和52年 |
公開 |
常時 |
登山難易度 | - |
サイト |
- |
分類 | 記念碑 |
アクセス |
・広島電鉄路面電車「鷹野橋」電停から徒歩すぐ ・広島電鉄バス「大手町4丁目」バス停から徒歩3分 ・広島電鉄バス「市役所前」バス停から徒歩3分 |
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