海上自衛隊呉造修補給所工作部エアクッション艇整備科(旧海軍飛渡瀬燃料置場)
江田島中部の小方と呼ばれる場所にあります。
現在は海上自衛隊の施設ですが、かつてここは海軍が作った飛渡瀬燃料置場でした。
飛渡瀬燃料置場は有事の際の海軍の燃料貯蔵の一環として大正時代に建設されました。40基以上の重油槽と地下式の5万トンタンクが2つありました。
しかし、太平洋戦争中にはすべてのタンクは空になっていたともいわれています。
太平洋戦争終戦後も海上自衛隊が『呉造修補給所貯油所飛渡瀬支所』として引き続き燃料基地として使用していましたが、5万トンタンク2つは基地の外にあったため近年埋め戻しされました。
平成14年には燃料基地は廃止となり、代わって水陸両用ホバークラフトの整備場『海上自衛隊呉造修補給所工作部エアクッション艇整備科』となりました。
旧5万トンタンク跡
飛渡瀬燃料置場の50000トンタンクがあった場所
戦後長らく放置されていましたが、近年埋め戻しされ現在は農地となっています。
防空壕跡
旧飛渡瀬燃料置場から約1kmほど離れたところに2つあります。
1つはかなり大型で入口に防爆壁がついています。防爆壁がついている防空壕は江田島ではめずらしく飛渡瀬燃料置場の附属施設と思われます。
備考 |
・秋月飛渡瀬線(県道299号線)沿いにある ・ガイド等には地名が小方となっているが住所は江南3丁目なので注意 ・旧5万トンタンク跡はエアクッション艇整備科の北にあるが遺構は残っていない ・防空壕跡はエアクッション艇整備科から県道299号線を東北へ1kmほど行くとある ・運が良ければエアクッション艇を見れるかもしれない ・同じ海軍の作った燃料基地として広の虹村公園(広燃料置場重油槽跡)と吉浦の海上自衛隊呉造修補給所貯油所(旧海軍軍需部乙廻燃料置場)と倉橋島の海軍軍需部倉橋島燃料置場跡がある ・近くに飛渡瀬第二応急防空砲台跡がある |
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住所 |
エアクッション艇整備科:広島県江田島市江田島町江南3丁目2-1 防空壕跡:広島県江田島市江田島町秋月4丁目3 |
駐車場 | なし |
トイレ | なし |
竣工 | 大正年間 |
公開 | 非公開 |
登山難易度 | - |
サイト | |
分類 | 基地跡 |
アクセス |
・江田島バス「江南橋」バス停から徒歩20分 ・江田島バス「飛渡瀬」バス停から徒歩30分 |
エアクッション艇整備科場
マーカーが設置できないため↓から地図を開いて下さい
防空壕跡
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