千人湯跡
千人湯はかつての大坪谷(現在の阿賀北3丁目)にあった銭湯
太平洋戦争中は同じ読みで漢字をあてて「仙人湯」の通称で親しまれていました。
呉市は太平洋戦争終戦まで人口40万人の大都市でしたが、水源が限られていたため毎年夏になると水不足で断水するなど水道事情がよくありませんでした。
貴重な水道水を無駄なく使うため呉市には昔から多くの銭湯があり市民に利用されていました。
千人湯は戦後も営業を続け送迎サービスも行っており利用客からは「リゾート」と呼ばれていましたが、残念ながら平成初期に閉店し現在は建物のみ残っています。
人口減少と水道事情の改善により今では各家庭でお風呂に入れますが、お風呂といえば銭湯しか無かった頃の人々の賑わいが思い起こされてロマンを感じますね。
備考 |
・崩れかかっており危険なので絶対に中に入らないように ・呉市にはこのように昔から営業している銭湯跡がいくつか残っている ・宮原町にも廃業した銭湯跡として神原湯跡がある ・呉市の水道事情に関しては二河峡取水口(呉鎮守府水道)のページへ |
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住所 |
広島県呉市阿賀北3丁目14-3 |
駐車場 | なし |
トイレ | なし |
竣工 | 不明 |
公開 | 常時 |
登山難易度 | - |
サイト |
- |
分類 | 遺構 |
アクセス |
・広島電鉄バスおよびJRバス「中畑」バス停から徒歩3分 |
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コメント
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たまたま見つけたサイトに驚いており。釘付けになっております。私はこの千人湯に昭和50年(小3)まで入っていました。目の前には小さな食堂があり、お年寄りが早くから入りに来られ一杯ひっかけては帰っておられました。水色の天井が懐かしく当時を思い出させてくれます。千人湯の横の道路を上っていくと突き当りに友達の家もあり本当に懐かしい風景です。ここ以外にも小さなころ見た風景がたくさんあり時間があれば除いております。なくなっていく風景を画像に説明つつきで残してくださりありがとうございます。
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