長ノ木隧道
長ノ木隧道は長ノ木町から伏原町に通じるトンネル
元々は呉市の環状道路の一部として太平洋戦争中に海軍によって着工されました。しかし、戦局の悪化により工事は中断され未完成のまま放置されていました。
工事中断後は海軍軍需部の倉庫として利用され実験用素材・計器類・燃料・工具・食器・寝具・スポーツ用品など多岐にわたる保管品が所蔵されており、倉庫としてはかなり大きさであったことがわかっています。
太平洋戦争終戦後、呉市によって工事が再開され市道トンネルとして昭和25年に開通しました。現在も内部に海軍時代のトンネルを継ぎ足して作ったような跡が残っています。
竣工当初は、天井が低く舗装もされていないトンネルでしたが、昭和36年に呉市営バスの路線となりバスも走り始めます。
その後、何度か改修工事が行われ、現在でも呉市街地の循環道路の一部として多くの車や人が行き交っています。
工事の継ぎ目
海軍時代のトンネルを継ぎ足して作った跡
壁面に段差があったり天井の色が違う箇所があります。海軍時代に作られた部分が弱いようで完成後も改修・補修が行われています。
備考 |
・トンネルの両方の出口にそれぞれバス停があるためどちらで降りてもあまり変わらない ・呉駅からバスで行く場合は長ノ木長迫線か辰川線でないと行けないので注意 ・トンネルの上に住宅地があり上を歩くこともできるが特に遺構や観光地はない ・同じ太平洋戦争中に着工し工事中断後に海軍の地下工場に転用されたトンネルとして魚見山隧道がある |
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住所 |
広島県呉市長ノ木町9-21 |
駐車場 | なし |
トイレ | なし |
竣工 | 昭和25年 |
公開 |
常時 |
登山難易度 | - |
サイト |
- |
分類 | インフラ、遺構 |
アクセス |
・広島電鉄バス「東中央4丁目」バス停から徒歩すぐ ・広島電鉄バス「伏原2丁目」バス停から徒歩すぐ |
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コメント
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その地図にのってる呉教会付近が実家の私ですが。
50過ぎてココで初めてこのトンネルの歴史を知りました。
次実家帰った時親に聞いてみよう。
情報ありがとうございます。
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