音戸漁港のコンクリート船
倉橋島北部の音戸漁港にある防波堤
音戸漁港のコンクリート船は、安浦町にある武智丸と同じく武智造船所で建造されたコンクリート製輸送船です。太平洋戦争中の鋼材不足から金属ではなくコンクリートで作られた輸送船です。
武智丸とは異なり自力で航行するできず潜水艦等で曳航して燃料を輸送します。また、輸送先で接岸しそのまま突堤として使う使い捨ての輸送船としても利用可能でした。
このタイプの曳航式コンクリート製油槽船は昭和18年に5隻建造されました。その中の1隻が太平洋戦争終戦時に呉海軍工廠に係留されており、昭和28年に払い下げられ音戸漁港の防波堤として沈設されました。
ただし、安浦町にある武智丸と比べてかなり小さく、防波堤となった今では船首以外は船の型を留めていません。
備考 |
・柵などは無いので見学する際は海への転落に注意 ・同じコンクリート船の防波堤として安浦町の武智丸がある ・近くに坪井(戦艦伊勢終焉の地)と渡子の防空壕跡がある |
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住所 |
広島県呉市音戸町坪井3丁目8-21 |
駐車場 | なし |
トイレ | なし |
竣工 | 昭和18年/昭和28年 |
公開 | 常時 |
登山難易度 | - |
サイト |
- |
分類 | 艦艇終焉の地、インフラ |
アクセス |
・呉市生活バス「坪井」バス停から徒歩すぐ ・広島電鉄バス「清盛塚」バス停から徒歩15分 |
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