広島アンデルセン(旧帝国銀行広島支店)
市街地中心部の商店街にある被爆遺構
地元ではベーカリーとして有名な建物ですが元々は『三井銀行広島支店』として大正14年に建築されました。
旧日本銀行広島支店と同じように当時の流行であった欧州風建築の銀行として建てられ、石造りの大きな正面入口と内部にはイタリア産の大理石が使われた階まで吹き抜けの大広間がありました。
昭和18年に三井銀行は合併によって帝国銀行となりこの建物も帝国銀行広島支店と改称します。
昭和20年8月の原爆投下では、爆心地から直線360mと至近距離にあったため、屋根が吹き飛んで爆心地側の外壁が大破し内部は火災で全焼する等甚大な被害を受けます。
太平洋戦争終戦後の昭和25年に修復され再び帝国銀行島支店となります。その後、昭和42年に広島アンデルセンが購入し増改築を繰り返しながらベーカリーとして営業していましたが、被爆遺構として保存されているは建物の一部でした。
平成28年に老朽化による耐震性問題から営業を中止し建て替え工事が行われました。被爆した旧建物の外壁を新建物に移植する形で被爆建物とし、令和2年に建て替わりました。
※この建物は現存しません
備考 |
・この建物は建て替えられており現存しない ・建て替え後もベーカリーとレストランとして営業しており若干面影が残っている |
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住所 |
広島県広島市中区本通7-32 |
駐車場 | なし |
トイレ | なし |
竣工 | 大正14年 |
公開 | 常時 |
登山難易度 | - |
サイト | |
分類 | 被爆遺構 |
アクセス |
・広島電鉄路面電車「本通り」電停から徒歩3分 |
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