賀北部隊原爆被災者救援之碑
東広島市の西条中央公園にあります。
『賀北部隊』は戦争末期に賀茂郡北部(現在の東広島市西条)にあった2個中隊約250名で結成された国土防衛隊です。
広島市に原爆が投下された昭和20年8月6日に召集され翌7日に賀茂海軍衛生学校の看護練習生と共に救護に向かいました。
約200名の隊員が西条駅から列車で広島市に向かいましたが海田駅から不通となっており、徒歩で入市し広島城や横川で救護や犠牲者の火葬を行いました。しかし、宇品の暁部隊と同じく帰還した後に二次被爆により白血病で急死する隊員もでました。
また、西条農学校の生徒らも賀北部隊の一員として召集された他、近隣の傷痍軍人広島診療所(現東広島医療センター)や賀茂高等女学校(現賀茂高校)の学生も救護隊として召集され広島市に向かいました。
この記念碑は「賀北部隊召集の地」となる西条中央公園(西条農学校寮跡地)に昭和62年に建立されました。
以降、毎年慰霊祭が行われていましたが、近年は高齢化による参加者の減少から行われていません。
備考 |
・西条駅からブールバール(県道195号線)をまっすぐ南に行くとある ・公園の西側入口付近のトイレの近くにある ・同じ西条中央公園内に西条農学校跡の碑がある ・西条酒祭りの会場となるため祭りが行われる10月第2土日曜は非常に混雑する ・賀北部隊を含めた入市被爆犠牲者の慰霊碑として東広島市原爆死没者慰霊碑が八本松地域センターにある |
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住所 |
広島県東広島市西条栄町1214-45 |
駐車場 | 近くの東広島市役所にあり |
トイレ | 西条中央公園にあり |
竣工 | 昭和62年 |
公開 | 常時 |
登山難易度 | - |
サイト | |
分類 | 記念碑 |
アクセス |
・西条駅から徒歩10分 ・芸陽バス、JRバス「中央公園前」バス停から徒歩すぐ |
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