渡子峠
ここには太平洋戦争末期の空襲に備えて呉鎮守府所属の音戸防空砲台が作られました。
音戸防空砲台は太平洋戦争末期の昭和20年1月に竣工し『四〇口径一〇式12cm単装高角砲』が4門配備されました。
昭和20年7月の第二次呉軍港空襲では呉湾内に停泊していた海軍残存艦艇とともに対空戦闘を行いましたが、戦死者を出しました。
現在、砲台の一部は戦没者霊園となっています。
音戸町戦没者慰霊碑(旧音戸防空砲台)
音戸防空砲台跡の一部は音戸町戦没者慰霊碑となっています。
この霊園は平成9年に地元の名士が私財を投じて作り日清戦争以降に亡くなった音戸町出身者821名を慰霊するために建立されました。また、園内には観音像や梵鐘・寺院等が作られています。
昭和20年7月の第二次呉軍港空襲の際はここから空襲を受けながら戦う巡洋艦青葉、戦艦伊勢、戦艦日向、空母天城の姿が見えたそうです。
音戸防空砲台には高角砲の他に探照灯や兵舎等も作られましたが、霊園の位置にどの施設があったのかは不明です。
石垣
霊園から北の山中にあります。
竹藪の中に防空砲台の石垣が複数残っています。
備考 |
・峠というより山の稜線にあるが車道があるので自動車でも行ける ・自動車で行く場合は北側(日付方面)の道からしか行けない ・徒歩で行く場合は南側からも行けるが少し農道を通る必要あり ・毎年11月23日に戦没者の法要が行われる |
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住所 |
広島県呉市音戸町大字音戸13 |
駐車場 | あり |
トイレ | あり |
竣工 | 昭和20年/平成9年 |
公開 | 常時 |
登山難易度 | - |
サイト |
- |
分類 | 砲台跡、記念碑 |
アクセス |
・広島電鉄バス「音戸桟橋」バス停から徒歩30分 ・呉市生活バス「坪井」バス停から徒歩20分 |
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