三永水源地
東広島市の三永川にある『呉鎮守府水道』の1つ
呉市からかなり離れていますがここも呉鎮守府水道の一つで呉鎮守府水道の中では最北の水源地です。
昭和13年に慢性的な水不足に悩む呉市の水源として着工し太平洋戦争中の昭和18年に完成しました。作られた理由と時期が二級ダムによく似てますがこちらは海軍ではなく呉市からの要請で作られました。
しかし、東広島市にあるのに管轄が呉市水道局というあたり、こんな遠くまで水源を確保しなければならないほど呉市の水不足は深刻だったことが伺えますね。
ここで取水された水は呉市の平原浄水場まで送水されていましたが、距離は実に26kmもあります。
現在は工業用水のみ供給していますがその歴史から近代水道百選および国の有形文化財に選ばれています。
藤
三永水源地は太平洋戦争終戦後の昭和29年、当時の技師が廃管を使って100本の藤を植えたことから全国でも有数の藤の名所になっています。
備考 |
・藤の季節の一般開放期間中のみ敷地内に入れる ・呉から行くなら呉駅からJRバス西条駅行きに乗ると行けるが1時間半以上かかる ・位置的には山陽本線西条駅からJRバス呉駅行きに乗った方が早い ・水源地前バス停から行くと道がわかりにくいので初見の人は東子バス停から行った方が無難 ・近くに吾妻子の滝があるのでついでに観光するといいかも ・呉鎮守府水道については二河峡取水口(呉鎮守府水道)のページへ |
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住所 |
広島県東広島市西条町下三永331 |
駐車場 | あり(一般開放期間中のみ) |
トイレ | あり(一般開放期間中のみ) |
竣工 | 昭和18年 |
公開 | 限定(特別公開のみ) |
登山難易度 | - |
サイト | |
分類 | 軍用水道、有形文化財、近代水道百選 |
アクセス |
・JRバス「東子」バス停から停徒歩10分 ・JRバス「水源地前」バス停から徒歩10分 |
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