旧愛宕跨線橋
愛宕跨線橋(あたごこせんきょう)は広島駅の近くにあった鉄道陸橋
愛宕跨線橋は山陽鉄道(現在の山陽本線)の線路を南北に行き来する歩行者専用陸橋として大正14年に建設されました。
太平洋戦争末期の昭和20年8月の原子爆弾投下の際も倒壊せず、太平洋戦争終戦後も含めて約80年利用されました。平成13年に老朽化のため新橋に架け替えられました。
また、愛宕跨線橋の一部には古い鉄道レールが再利用されており約100年前のレールであることがわかっています。当時の日本にはこのようなレールを大量に生産する工場はなかったため、アメリカ東海岸にある製鉄大手のカーネギー社とドイツのウニオン社から輸入されました。
現在は跨線橋の一部が2代目愛宕跨線橋のそばにモニュメントとして残っています。
余談ですが、現在の山陽本線が広島駅まで開通したのが明治27年、呉線と芸備線が開通した後に愛宕跨線橋が竣工したのが大正14年ですので、31年間は陸橋が無かったことになります。
愛宕跨線橋
愛宕跨線橋の写真
説明板に展示されています。
備考 |
・現在の愛宕跨線橋の北側エレベーターの入口付近にある ・呉市にも貴重なカーネギー社製の鉄柱が使われているダイクレ興産第2工場(旧呉海軍工廠砲熕部精密兵器工場)がある ・近くに軍用鉄道宇品線の安芸愛宕駅跡がある |
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住所 |
広島県広島市南区松原町1-1 |
駐車場 | 近くの広島駅にあり(有料) |
トイレ | 近くの広島駅にあり |
竣工 | 大正14年 |
公開 | 常時 |
登山難易度 | - |
サイト |
- |
分類 | インフラ、被爆遺構 |
アクセス |
・広島駅から徒歩2分 |
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