鉄管道路
鉄管道路は二河川から平原浄水場までの約4kmに作られた水道管
この水道管は、二河川から取水した水を平原浄水場へ送るために使用されます。水道管の上に道路が作られたためこの名前が付けられました。
竣工時期は不明ですが、平原浄水場が大正6年に作られたためその後の竣工と思われます。
鉄管道路が完成した当時は土がむき出しの砂利道が主流であり、上水道の整備もまだ進んでいませんでした。そのため、鉄管が埋設された道路はめずらしく、愛称で「鉄管道路」と呼ばれたのが定着したと思われます。
坂の街である呉では平坦地域から山に向かって南北に延びる坂道が多く、このような街を東西に横断する長距離道路はめずらしかったのも愛称の要因になったようです。
現在は幹線道路ではなくなったため、地図で鉄管道路の名前を目にすることはめずらしくなりましたが、バス停の名前として残っています。しかし、この道路は呉の水道を供給するうえで重要な役割を果たしており、歴史的な意義を持っています。
本庄水源地の水道管
本庄水源地堰堤にある水道管
建設された年代的に、鉄管道路にも同じものが埋設されていると思われます。
備考 |
・二河上井手跡から平原浄水場までほぼ直線で引かれている道路がそれ ・昔の道路なので道幅が小さく自動車同士の離合が困難なため、初見の人は鉄管道路バス停を目指して行った方が無難 ・鉄管道路バス停は辰川線のバスしか行かないので注意 ・実際に鉄管道路を通れば二河上井手跡から平原浄水場へ徒歩で行くことも可能 ・長ノ木町から上山田町の間の鉄管道路はとんでもない数の階段があるので行く人は階段を登る覚悟で行こう ・鉄管道路バス停の近くに辰川小学校跡(旧辰川国民学校)と辰川の地蔵堂があるのでついでに観光するといいかも |
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住所 |
広島県呉市東辰川町7-1 |
駐車場 | なし |
トイレ | なし |
竣工 | 大正時代(?) |
公開 |
常時 |
登山難易度 | - |
サイト |
- |
分類 | 軍用水道、インフラ |
アクセス |
・広島電鉄バス「鉄管道路」バス停から徒歩すぐ |
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