仏様の防空壕
正福寺の医王殿の裏にあります。
防空壕としてはめずらしくレンガ造りの防空壕です。通常、防空壕は少しでも強度を上げるためにレンガよりコンクリートで作られますが実はこの防空壕は人間用ではなく仏像用です。
通称「仏様の防空壕」と呼ばれたこの防空壕は、空襲が激化してきた太平洋戦争末期の昭和20年5月に正福寺の門徒によって作られました。
戦争の物質不足でコンクリートが手に入らない中、木造のお宮よりは少しでも頑丈なレンガの防空壕に入れたいという思いから作られたものと思われます。
結局、この防空壕は使われることはありませんでしたが、物がない時代であったにも関わらず代々受け継いできた仏様を何とか守りたいという門徒の信仰心が伺えます。
備考 |
・本殿ではなく少し登った医王殿にあるので注意 ・場所的に斜め下からからしか見ることができない ・安芸津駅から近いが多少登り坂がある ・正福寺自体に駐車場はないので自動車等で訪れる場合は正福寺山公園の駐車場に止めること ・近くに前田丑松記念館と安芸乃島関之碑があるので興味があれば観光するといいかも |
---|---|
住所 |
広島県東広島市安芸津町三津4009 |
駐車場 | 近くの正福寺山公園にあり |
トイレ | 近くの正福寺山公園にあり、近くの安芸津駅にあり |
竣工 | 不明 |
公開 | 常時 |
登山難易度 | - |
サイト |
- |
分類 | 遺構 |
アクセス | ・安芸津駅から徒歩15分 |
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧