大和神社(奈良県)
大和神社(おおやまとじんじゃ)は奈良県天理市にある神社
日本最古の神社として日本大国魂大神(やまとおおくにたまのおおかみ)が祀られています。
呉市から遠く離れた奈良県の田舎にありますが、呉海軍工廠で建造された戦艦大和は奈良県の旧国名である『大和国』が起源で、大和神社は戦艦大和の守護神とされており艦内神社に御分霊が祀られていました。
艦内神社とは艦艇の中にある小規模な神社で、戦艦大和の艦内にも艦内神社が設けられ艦長以下乗組員たちが参拝しました。
また、戦艦大和が就役した昭和16年には、海軍より「大和神社の日本画を描いてほしい」と奈良県に制作依頼があり、完成した日本画は戦艦大和の艦長室に飾られていました。
なお、呉市の歴史の見える丘にある噫戦艦大和塔は、この大和神社から昭和44年に御分霊されたものです。
本殿
大和神社には本殿が3つあります。
中央が日本大国魂大神(やまとおおくにたまのおおかみ)、右が八千戈大神(やちほこのおおかみ)、左が御年大神(みとしのおおかみ)がそれぞれ祀られています。
戦艦大和ゆかりの神社碑
昭和20年4月の坊之岬沖海戦で沈没した戦艦大和の乗組員2736名の慰霊碑です。
恒久平和を祈るため、また大和神社が戦艦大和の艦内神社であったことを風化させないため平成24年に建立されました。
慰霊碑の裏には戦艦大和最後の指揮官である伊藤整一海軍大将の手植えの父子桜もあります。
祖霊社
坊之岬沖海戦で戦死した伊藤整一海軍大将以下3728名の将兵を合祀した社
元々は地元の朝和地区の氏子の祖霊を奉斎するために創建された社です。
太平洋戦争終戦後の昭和28年に、戦艦大和の乗組員2736名が合祀され、昭和47に巡洋艦矢矧と駆逐艦8隻の乗組員985名も合祀されました。
戦艦大和展示室
戦艦大和と大和神社に関する展示物を見ることができる展示室です。
参道
大和神社の参道
戦艦大和の長さとほぼ同じ270mあることで知られています。
備考 |
・田舎なので公共交通機関は少ない ・長柄駅から行く場合は踏切の先の道路を南へ行くと参道をショートカットできる ・戦艦大和が戦没した毎年4月7日に第二艦隊戦没者慰霊祭が行われる ・近くに山辺の道と古墳があるので興味があれば観光してもいいかも ・江田島の海上自衛隊第1術科学校に戦艦大和の艦長室に飾られていた大和神社の日本画が展示されている ・呉市の歴史の見える丘に大和神社の御分霊である噫戦艦大和塔がある ・呉市の長迫公園(旧海軍墓地)と山口県の江泊山にも戦艦大和の慰霊碑がある |
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住所 |
奈良県天理市新泉町306 |
駐車場 | 大和神社にあり、近くの長柄新池公園にあり |
トイレ | 大和神社にあり、長柄駅にあり、近くの長柄新池公園にあり |
竣工 | 崇神天皇6年 |
公開 | 常時 |
登山難易度 | - |
サイト | |
分類 | 記念碑、観光地、指定文化財 |
アクセス |
・長柄駅から徒歩7分 ・奈良交通バス「大和神社前」バス停から徒歩5分 |
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