新宮防空砲台跡

ページ名:新宮防空砲台跡

日新製鋼若葉クラブ(旧新宮防空機銃砲台)

若葉町にある日新製鋼の若葉クラブ

ここには太平洋戦争中の昭和17年に防空砲台が作られました。

砲台は海岸吉浦本町線道路を挟んで東西に構築され西側が現在の若葉クラブのある高台にありました。

西側には防空機銃が配備され昭和17年9月に『40mm単装機銃』が1基、昭和19年6月に『25mm連装機銃』が3基、さらに8月に『25mm単装機銃』6基が配備されました。

若葉クラブのある高台は標高35mと砲台としては良い場所ではありませんが、高台のすぐ下に呉海軍工廠火工部があったために作られたものと思われます。

晴海町団地(新宮防空砲台跡)

こちらは海岸吉浦本町線道路を挟んで東側にあります。

東側は太平洋戦争後期の昭和19年10月に、螺山砲台から移設した『四〇口径三式8cm高角砲』が4門と新しく追加された2門の合計6門が配備されました。

11月に応急砲台に指定され『15.5cm三連装砲』1門の配備が決まりますが、結局終戦まで配備されることは無く代わりに『噴進砲(ふんしんほう)』3門が配備されました。噴進砲とはロケットランチャーのことで陸上の防空砲台に配備されるのはめずらしいものです。

現在、砲台跡は晴海町団地になっており遺構は残っていません。

 

備考

・日新製鋼若葉クラブは民間企業所有であるため敷地内は無断立入禁止

・若葉クラブの敷地内に防空壕跡が残っているらしいが非公開のため詳細不明

・近くに海上保安大学校(旧呉海軍工廠火工部)ジャパンマリンユナイテッド呉事業所新宮工作部(旧第11海軍航空廠兵器部新宮工場)がある

住所

広島県呉市若葉町3-3

駐車場 なし(若葉クラブの駐車場は日新製鋼社員専用のため駐車不可)
トイレ なし
竣工 昭和17年
公開

日新製鋼若葉クラブ:非公開

晴海町団地:常時

登山難易度
サイト

分類 砲台跡
アクセス

・広島電鉄バス「若葉町」バス停から徒歩すぐ


GoogleMapで地図を開く

 

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧