己斐調整場送水ポンプ室
昭和7年竣工の水道施設
広島市水道開通当初、太田川から取水した水道水は牛田水源地で処理をされ送水されていました。
しかし、ここ西広島まで水道が伸びてくると水圧が足らなくなり、また己斐・古田・草津・三篠など高台の住宅等にも配水する必要がでたため再度水圧をかけ直す『調整場』を建設する必要がありました。
このポンプ室は調整場の一部で対となる調整池と共に茶臼山の麓に建設されました。
昭和20年8月の原爆投下では爆心地から2.3kmの距離で被爆しました。
原爆投下の際の記録は残っておりませんが、昭和24年に修復されたとありますので現在の状態から見るに損害はあまり無かったものと思われます。
己斐調整場調整池
こちらはポンプ室から2年遅れて昭和9年竣工です。
ポンプ室と対となる施設ですがポンプ室からさらに登った丘陵にあるため麓から見ることはできません。
備考 |
・ポンプ室は道路から見える ・ノートルダム清心学園入口の向かいにあるのでノートルダム清心学園の看板を探すとすぐ見つかる ・調整池は公開されていないので見ることはできない ・同じ広島市の水道遺構として牛田浄水場(旧牛田水源地)がある 1項目の写真4枚目と2項目の写真はarch-hiroshimaよりクリエイティブ・コモンズ・ライセンスに基づいて引用 |
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住所 |
広島県広島市西区己斐東1丁目7-7 |
駐車場 | なし |
トイレ | なし |
竣工 | 昭和7年/昭和9年 |
公開 | 非公開 |
登山難易度 | - |
サイト |
- |
分類 | 軍用水道、被爆遺構 |
アクセス |
・JR西広島駅から徒歩10分 ・広島電鉄路面電車「広電西広島」電停から徒歩10分 |
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