市街地の被爆遺構

ページ名:市街地の被爆遺構

旧広島県庁舎跡

旧広島県庁舎は元々広島城内にありましたが、第五師団が設置される関係で明治11年に水主町(現在の加古町)に移転してきました。

敷地面積約70000坪に及ぶルネサンス様式の木造2階建ての庁舎が作られ、明治43年には同じような西洋風の県議会議事堂も南に建てられました。

昭和20年8月の原爆投下では爆心地から900mの近距離にあり、木造という脆さも相まって全壊し瓦礫の山と化しました。

現在は被爆にも耐えた表門の門柱のみ遺構として残っていますが、かつてのルネサンス様式の瀟洒な県庁は写真の中でしか見ることができません。

余談ですが、明治28年の日清戦争の折に最初はこの旧広島県庁で講和条約が結ばれる予定でしたが清側の書類不備によって流れてしまい下関条約に至ったという逸話があります。

広島市役所旧庁舎資料展示室

広島市役所の前庭にある小さな展示室です。

原爆で焼けた広島市役所旧庁舎の敷石やコンクリートなどを展示してます。

戦前のコンクリートは小石が混ざっているものが多いのですが、ここに展示されている旧庁舎のコンクリートには貝殻まで混じっているのでデルタ地帯だった頃の広島市の砂を使って作られたのかもしれません。

 

備考


  • 広島市役所入口に旧広島県庁舎の模型が展示されている
  • 広島市役所旧庁舎資料展示室は前庭の池の地下に入口がある

駐車場:(不明)

トイレ:

アクセス:

・旧広島県庁舎跡=広島電鉄路面電車「舟入町」電停より徒歩8分

・広島市役所旧庁舎資料展示室=広島電鉄路面電車「市役所前」電停から徒歩すぐ

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