陸奥記念館
山口県屋代島にあります。
太平洋戦争中期の昭和18年6月、目の前の柱島泊地に警泊していた戦艦陸奥が突然爆発を起こして沈没し乗組員1122名が犠牲になる事故がありました。
戦後、海底から引き揚げされた遺品等が展示されている戦艦陸奥の記念館です。実際に引き揚げられた軍需品・日用品・軍服から地元自治体に寄贈された品まで貴重な展示物が展示されています。
戦没艦船の引き上げは遺族の意向などもあって実際に引き上げされたケースは非常にめずらしく、ここにある展示品は本当に貴重なものと言えます。
戦艦陸奥の首錨
陸奥記念館の屋外展示
柱島泊地から引き上げた戦艦陸奥の錨の実物です。
この錨は艦首についている錨のうち1つで重さは約8.3トンあります。
戦艦陸奥の副砲・スクリュー・艦首
陸奥記念館の屋外展示
こちらも柱島泊地から引き上げた実物です。
副砲は50径14cm砲で両舷9門づつ合計18門装備されていました。射程は14800mで砲身の長さは7m、重さは18トンあります。
艦首は重さ16トンあり先端に菊の御紋がありました。スクリューは4基あったうちの1基で銅を主とした合金で造られていますが、重さは1基だけで11トンあります。
陸奥キャンプ場
陸奥記念館の近くにあります。
ガードレールに戦艦と錨のモチーフがあります。
備考 |
・目の前にあった記念館前バス停は廃止となったため伊保田港へフェリーで来るのが一番早いが便数が少ないため注意 ・となりに戦艦陸奥の名前がついたキャンプ場と海水浴場があるので興味があれば観光するといいかも ・すぐ近くの柱島泊地(戦艦陸奥終焉の地)に慰霊碑が建立されている ・呉市の大和ミュージアムに戦艦陸奥の主砲とスクリューが展示されている ・江田島の海上自衛隊第1術科学校に艦首部分の菊の御紋が展示されている ・山口県大津島の回天記念館に戦艦陸奥の第三砲塔の薬莢で作られた梵鐘がある ・呉市の海上保安大学校資料館に戦艦陸奥から回収した燃料が展示されている |
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住所 |
山口県大島郡周防大島町伊保田2211-3 |
駐車場 | あり |
トイレ | あり |
竣工 | 昭和47年 |
公開 | 常時(休館日あり) |
登山難易度 | - |
サイト | |
分類 | 艦艇終焉の地、観光地 |
アクセス |
・伊保田港から徒歩13分 ・防長バス「周防平野」バス停から徒歩2時間30分 |
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