軍艦榛名出雲戦没者留魂碑
小用港で大破し終戦を迎えた戦艦榛名と練習艦出雲の慰霊碑です。
江田島の艦艇慰霊碑はおおむね終焉の地のそばにありますが、戦艦榛名と練習艦出雲は小用港を見下ろせる丘の上の公園に建立されています。元々ここは海軍秋月火薬庫の敷地であったのが理由の一つかと思われます。
また、他の慰霊碑は『慰霊碑』『記念碑』『戦没之碑』等の名前が一般的ですが、戦艦榛名と練習艦出雲の碑は『留魂(りゅうこん)碑』というめずらしい名称が使われています。
留魂とは「死んだ後にも魂魄を留め、天皇陛下や国を守りたい」という意味が込められています。碑文の「民族の興隆は栄えある歴史の伝統により推進せられる その歴史は殉国の人々の尊き生命の集積がその根幹になっていることを忘れてはならない」にもその想いが紡がれています。
小用港沖で空襲を受ける戦艦榛名
昭和20年7月28日に小用港沖で空襲を受ける戦艦榛名と大破着底した戦艦榛名の写真
慰霊碑に展示されています。
砲弾(?)
慰霊碑を囲む砲弾のモニュメント
戦艦榛名・練習艦出雲のものなのかは不明です。
呉海軍工廠火工部第二装填工場小用作業場火薬事故殉職者慰霊碑
太平洋戦争中の昭和18年8月5日に、海軍工廠小用作業所で起きた火薬事故の殉職者を祀る慰霊碑です。
備考 |
終焉の地については小用港(戦艦榛名終焉の地)のページで紹介 ・小用港から県道298号線を15分程歩く必要あり、少し上り坂がある ・小用港から行く場合は術科学校方面ではなく秋月方面へ行くこと ・園内は雑草が多いのでなるべく夏季以外に行くのがおすすめ ・同じ留魂碑という名称の碑として山口県防府市の特攻艦隊留魂碑がある ・近くに海軍秋月火薬廠の壁跡とシビレ峠がある |
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住所 |
広島県江田島市江田島町小用12 |
駐車場 | あり(数台のみ) |
トイレ | あり |
竣工 | 昭和42年 |
公開 | 常時 |
登山難易度 | - |
サイト | |
分類 | 慰霊碑 |
アクセス |
・小用港から徒歩15分 |
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