戦闘体重

ページ名:戦闘体重

 

〇〇へ

 

久しぶりの連絡になるが、元気でやっているなら何よりだ。

先日ウチの所長から『プレゼント』を送られた(『贈られた』ではないことに注意)と思うが気に入ったか?

 

前置きはこれくらいにして、単刀直入に結論から言おう。

俺なりに調査した結果、ニケの体重を割り出す方法を見つけた(ただし任務時の戦闘用ボディの場合だ)。

お前には何かと世話になっているからな、特別に教えてやろう。

とにかく、まずは下の添付資料を見ろ。

お前の予想を裏切る内容かもしれんがこれが現実だ、世の中には知らない方が幸せになれるといういい事例だな。

言い忘れていたが、ニケ(日常生活時の非戦闘用ボディ)& 人間および動物に関する体重は、後日とある有名人から報告書が上がってくるはずだから楽しみに待つといい。

 

※アップロード可能なファイル容量が限界に達したため、別ボディ or スペック違いのニケのみアイコンを表示しています。

※上記のとおり、ニケ & 機械生命体のみまとめています(人間 & 動物は除外)。

※エイブはオールドテイルズ部隊のメンテが仕事のため、軽量の日常用ボディで生活しているものとして除外します。

※CHAPTER & イベントなどに登場する人物は、内容が判明次第データを追加 & 修正します。

 

<発見までの経緯>

半年ほど前から、所長は俺以外の情報部員数名に、ニケの体重を割り出す手段を模索するよう通達していたそうだ。

で、前部長が早期退職することになり、1週間ほど前に副部長だった俺が仕事を引き継いだわけさ。

よく話を聞いてみれば、部下達は皆、CHAPTER.11『誰が先か』をベースに手がかりを探していたらしい。

だがこれには利用する以前の大問題を抱えていてな、要するに最初に用意するべき数多の各種情報(橋の劣化具合や最大耐荷、資材を含めた様々なデータ)が一切不明、つまり設計図などが全く見つかってないんだ。

たまに意味不明な行動で周囲を困惑させるようなお前でも、これを例に挙げたところで無意味なことは理解出来たな?

つまり、最低限考察すべき条件(橋の大きさや設定荷重など)はある程度目星を付けられるものの、それ以外の数値は彼らが各々の感覚で自由に変更 or 設定し放題となっている。

こんな無法状態ではいつまで経っても体重はおろか、最初の手がかりすら見つけられないと即座に判断した俺は、絶対的な基準として別の『何か』を見つけることにした。

もう察しがついただろう、身長データ算出に倣い、2Bのデータを少しばかり拝借してニケに応用するんだ。

 

<測定方法 その1

①2Bの体重は148.8kgとすでに判明しているため、お前は彼女の身長から割り出した体重比(身長 × 0.93)を用い、約120名ほどいるニケを片っ端から計算していけばいい。

あまりに簡単すぎて拍子抜けしたかもしれんが、ここに至るまでの苦労 & お前が間違いなく激怒するであろう様々な秘密を含めた話を全て省略している(語り出したら日が暮れる)からな、そう見えてしまうのも無理はないだろう。

一見難解に思える課題も、蓋を開けてみれば意外と簡単だった(案ずるより産むが易し)という最たる例だな。

 

<測定方法 その2

②以下に関しては、特殊な例として取り上げるので注意してくれ。

●D.E.E.P.:人間だった場合、最重要施設 & 機密を徹底管理するにはあまりにも非効率(寿命による業務引き継ぎなど)なため、下記のエニックとよく似た存在と仮定した。

●エニック & インク:エニック自らインクとは姉妹だと公言しているが、アークの最高意思決定A.I.をどう扱うか考えた末、ニケと同じ素材で作られていると仮定した(とりあえず人間でないのは確定)。

●近接戦闘型ニケ(薔花 & 黒紅蓮含む):イベント『New year New SworD』で、「通常の量産型よりも軽量化されたボディ」と明言されているため、とりあえず20%軽いと仮定した。

●ナル:見た目と大きさに反して超高性能なライのユニットだが、こいつも同上だ(26.4 × 0.93 ≒ 24.6kg)。

●メカシフティー:エイプリルフール限定 & ボディ素材などは一切不明なため、その日にちなんで401.0kgとした。

●ブレッディ:以下の理由により、170.4 × 0.93 × 30 ÷ 23 ≒ 206.7kg → 23はむちむち体型のBMI(詳細はこちら)。

※彼女だけは上記の方法で計算すると明らかに矛盾したデータが出てしまうため、勝手ながら『唯一の例外』と認定 → 一見痩せ型にも見えるクロウ(実際は一般体型)と同じ身長にもかかわらず、ボテ腹 & 全身がむっちり肉々しい彼女の体重もクロウと同じになるのはおかしい(WHOはBMIが30以上で『肥満』と定義しており、彼女もこの数値を用いて計算した)。

●ボルト & ボルトジュニア:こいつらもタロス同様に計算してくれ(50.0 × 0.93 = 46.5kg)。

 

<測定方法 その3>

③タロスの場合

ホットラインでシュエンに連絡したところ『はぁ? ミシリスでも上位の機密を教えろですって? 寝言は寝てから言いなさいよ!(ブチン)』という対応をされた(相変わらずの性格で、ある意味安心したがな)。

いいことを思いついたので再度電話 →「〇〇(お前)への報告書作成に必要だからヒントだけ教えてくれ」と言った途端態度が急変した(何かに怯えているような感じだったが)。

その結果、『ニケとほぼ同じ性質を持つ素材をちょっといじって超硬度+αな機能を追加している』と即答されたので上記の式をそのまま使えばいいことはわかったが、それにしてもお前、一体シュエンのどんな弱みを握っているんだ?

本来は各種武装+キロが追加しまくった装置などの重量も含めないといけないが、あまりに情報不足で計算不能なため、上述したラプチリオンの少なくとも3倍はあると仮定(832.5 × 3 = 2497.5kg)。

 

 

<測定方法 その4

④ユニキメラの場合

ミシリス内部でも各種データは超極秘扱いとされているが、我が情報部が少し本気を出せば丸裸にする自体は問題ない。

だが、至る所で様々な厄介ごとばかりを起こすニケだらけの企業の秘密など、暴くだけ時間 & 労力の無駄だ(ろくでもない内容ばかりが手に入るのは明白だからな、興味すら湧かん)。

本来であればボディに組み込んだラプチャーの素材を調べる必要があるものの、そういうわけでまたアニスの身長から簡単に割り出してさっさと話を終えるとしよう。

彼女(すでにそう呼べるかすら怪しいが)の身長は189.6cmだ(詳細はこちら)。

よって、189.6 ÷ 164.0 ≒ アニスの約1.2倍 → 152.5 × 1.2 ≒ 183.0kgとなる。

 

<測定方法 その5

⑤ラプチリオンの場合

姿形が似たラプチャーを探そうと思ったのも束の間、調べたところで対象の大きさが不明 → 無意味だと気付く。

そこで、明確な比較対象と映っているような情報を探すよう部下に命じたところ、すぐ連絡があった(詳細はこちら)。

この隠し撮りされた動画を基に、脚や上部のガラクタ類を除外した大きさを測定すると、アニスの身長(164.0cm → 実測値2.0cm)から割り出した大きさは、高さ1.5cm & 幅3.0cm → 面倒なので単純に比率計算した場合、1.5 × 3.0 ÷ 2.0 = 2.25 ≒ 胴体内部の部品全部込みで2.5名分相当と推測できる。

ということで、最初に除外した脚 × 4、車のマフラーみたいなもの(背中の手前側)× 1、ドラム缶に刺さったほうき(背中の奥側)× 1が含まれてないので、これらをまとめてアニス2.5名分(脚4つで2 & その他合計で0.5)としておく。

あと、ラプチリオンは『力尽きたラプチャーの残骸を修理して自分が入れるスペースも作った』と判断してよいため、彼の体重分を考慮すればおおよその重量が計算できるというわけだ。

つまり総重量 = アニス5名分+ラプチリオンの体重(成人男性の平均体重を70.0kgと仮定)→ 152.5 × 5+70.0 = 832.5kg

 

<個人的考察>

もう一度念を押しておくが、この数値は戦闘用ボディのみと仮定した場合の目安に過ぎない。

戦闘知識皆無な素人目線で悪いが、重火器の平均重量は少なくとも50kg程度なければまともな戦闘すらできないと考えている俺の見立ては間違っているだろうか?

大量のラプチャーを倒すには、人間では到底扱えない専用の頑丈 & 重い銃器に加え、大量の特製弾薬が必要な点を考慮しなければいけないと思ったからだ(さらにそれらを担ぎ、俊敏な動作で戦場を駆け回れるだけのパワーを秘め、射撃時の反動に問題なく耐え得るボディでなければ論外)。

となると、当然骨格の強度 & 素材の話まで突き詰めねばならず、そうなればさらに重量が増えても全く不思議ではない。

花も恥じらう妙齢(?)の彼女達にその件を尋ねるのは酷というもの、アークの超技術が全て解決したと思っておけ。

 

<当然の反応>

俺のデータを見た部下達から指摘された内容は、主に以下の2点だ。

 ♀「でも、例のCHAPTERでシフティーが橋について  ”ニケ9機が同時に渡るとちょっと危ない"  とか  ”20年前に造られた橋で貨物車の主な移動路"  とか言ってますよ?」

 ♂「それに、もしニケが部長の考察する内容で戦闘用ボディ & 完全武装した場合、1名あたり約200kg × 9+指揮官 = 約2tにしかなりませんし、この程度の重量で橋が崩壊するのであれば、貨物車の通行など到底不可能な話だと思います」

確かに彼らの言うとおりだが、少し当時の任務を思い出してほしい。

俺はその状況を直接見ていないので推測するが、おそらくどの部隊も任務に最適な超重量の特殊武装だったのではないか?

この件に関してはお前の記憶に頼らざるを得ないため、俺の考えが正しいかどうか、これを書いている時点では不明だ。

俺も意見を述べた以上、彼らに正確な説明をして理解を得なければならない。

もし何か間違っていることがあったら、機密に触れない程度の内容を教えてもらえれば助かる。

 

<またな>

話が長くなってすまないな、そろそろ筆をおくとしよう。

ここからは俺の独り言だが、某天才ハッカーEエニックを問答無用で服従させる脅迫ツールを開発可能な廃ゲーマー娘)が「最近一緒に遊んでくれなくて寂しい」とボヤいていた(のは秘密だから)な。

あと、度重なる任務で重傷を負ったという話も(彼女から)よく聞くが、命だけは粗末にするんじゃないぞ?

そう言えば「心配で全然ゲームに集中できない」と落ち込んでいた(のは内緒だ)が、少しは元気になったのだろうか。

ということで、これを読み終えたらすぐ彼女のメンタルケアに行ってこい、わかったな(でないと縁を切るぞ)?

また何か困ったことがあったら、いつでも『例の方法』で連絡してこい。

 

NSPRI 情報部長 ロッシュ・ヴィーデン

 

©Proxima Beta Pte. Limited ©SHIFT UP CORP.

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