ガンダム_(架空の兵器)

ページ名:ガンダム_(架空の兵器)

テンプレート:独自研究テンプレート:出典の明記ガンダム (GUNDAM) は、テレビアニメ『機動戦士ガンダム』、及びこれを基に制作された劇場用アニメ3部作に登場する架空の兵器。

地球連邦軍が「V作戦」に基づき開発した人型機動兵器「モビルスーツ (MS)」の1機。額のV字型ブレードアンテナや、人間の目を模した複眼式のセンサーカメラが特徴で、他のMSに比べ極端に擬人化された形状を持つ。通常「ガンダム」といえば、ホワイトベースに配備され一年戦争で活躍した白・赤・青のトリコロールの2号機(型式番号:RX-78-2)を指す。これらの特徴は一連のガンダムタイプの基本となった。

テンプレート:ネタバレ

目次

機体解説[]

テンプレート:機動兵器ジオン公国軍の主力MS「ザクII」の威力を目の当たりにした地球連邦軍が、これに対抗すべく発動した新兵器開発計画「V作戦」に基づき試作した白兵戦用MS。設計・開発はテム・レイ技術大尉主導の下、タキム社、サムソニシム社、スーズ社、他数社の企業チームによって行われた。パイロットの帰還率の向上と貴重な実戦データの回収のため、腹部に脱出用小型戦闘機コア・ファイターを内蔵するコアブロックシステムを採用している。また、(テレビアニメ版においては)後に開発されたGパーツとの換装により多彩な形での運用も可能である。

ガンダムには当時の最新技術が惜しみなく投入されている。特にMS用の小型ビーム兵器はガンダムにおいて初めて実用化された兵器であり、それまでは戦艦クラスのメガ粒子砲などに限られていた、ザクなどのMSを一撃で撃破しうる能力を本機に与える事となった。また、あらゆる局面で実戦に耐え得る完成度を実現するために、製造コストは度外視されており、生産過程で異様に高い水準でパーツの選別を行っている(基準に満たないものを流用して陸戦型ガンダム等の機体が少数量産された)。コアブロックシステムによる複雑な機体構造やその高機動・高出力・重装甲はとても量産可能な代物では無かったが、それゆえに総合性能は7年後のグリプス戦役時のMSにも比肩すると言われる[1]。その後、ガンダムから収集した実戦データを元にして、機体構造を簡略化した廉価版MSジムの量産が行なわれた。

RX-78機体群は、参考となるザクIIのデータ入手から最初の実機RX-78-1試作初号機の完成までに僅か半年しかかかっていない。これは、人間の不眠不休の労働ではなく、全自動のCAD=CAMシステムが設計製造をおこなったからである。ジオン軍は設計補助にしかコンピュータを使わず、可変生産システム「FMS」でMSの開発製造をしていた。これは、ただでさえ連邦に対して国力に劣るジオンが、兵器の生産速度でさらに後れを取る原因となった[2](現実のエンジニアリングにおいては、CAD/CAMは「全自動でなにかを設計製造してくれるもの」ではないし、FMS (en:Flexible manufacturing system) は多品種少量生産に適した生産のシステムで、CAD/CAMと対照されるものではない)。

一年戦争において圧倒的な戦果を挙げたRX-78-2 ガンダムは、後のMS開発にも多大な影響を与えた。戦局すら左右したその活躍は連邦軍内部に「ガンダム神話」を生み出す事となり[3]、この機体以後も「ガンダム」という名前を冠した、その時々の最先端技術を結集して建造されたシンボル的機体、いわゆるガンダムタイプMSが多数登場することとなる。

運動性[]

ザクを遙かに上回るジェネレータ・推進機出力に加え、連邦軍に亡命したミノフスキー博士により開発された「フィールドモーター駆動」の搭載により四肢の運動性が高められている。これらは対MS白兵戦やAMBACによる空間機動戦闘において優位性を発揮させるのは勿論のこと、地球の重力下でも、ジャンプ力と推進機との組み合わせによりドップガウなどの航空機相手の空中戦という離れ業を演じるのを可能にしている。また、地上での最高速度は130km/hとなっている。

しかし後には、ジオン側のMS/モビルアーマー (MA) の高能力化、さらにはパイロットの急速なニュータイプ能力の覚醒に対して、機体の機械的限界により反応動作が追いつかないという事態が生じた。そのため、連邦軍攻略後のソロモンにて、モスク・ハン博士の開発したマグネット・コーティング処置が施され、四肢の運動性が大きく改善された事で、その後もジオン軍の投入したニュータイプ専用MAオールレンジ攻撃を回避し、撃墜する活躍を見せている。

武装・特殊装備[]

基本兵装として、有効射程約20kmの携帯メガ粒子砲ビーム・ライフルを携行もしくは腰部後面にスリングし、近接斬撃兵装としてビーム・サーベルをランドセル両側に各1基ずつ装備する。また対空近接防御火器として60mmバルカン砲を左右のこめかみに1門ずつ内蔵。ガンキャノン、ガンタンクほどの重装甲を施さない代わりに、携帯式のシールドを装備。これらの構成は、ガンダムタイプのみならず後の多くのMSの基本となった。

開発期間をそれほど悠長に取れなかったガンダムの武装は、ビーム兵器を完成させられなかった場合を考え、他にも様々なものが用意されていた。

ガンダムシールド視察窓の付いた盾で、左手に保持して使用し(後年のプラモデルではラッチに取り付ける解釈もあり、また漫画『THE ORIGIN』の初期にはアニメとは異なり窓部分を手の側に向けて保持していた)、使わない場合は背部に装着する。堅牢さよりも衝撃の拡散と吸収を目的として設計され、超硬スチール合金を基部とした高密度のセラミック素材をアラミド繊維で挟む事で耐弾性を向上させ、表面には高分子素材による樹脂を充填し、最表層にはルナチタニウム合金系素材を用いた三重ハニカム構造になっている[4]Gファイターの登場後、これと合体してGアーマーやGブルになる時は右腕にもシールドを装備するため、必要に応じて2枚のシールドを重ねたり分離させたりできる機能が追加された。投擲武器として使用できたほど当時としては堅牢さを誇った[5]ジムのシールドとは同じもの[6]という説と、材質等細かい部分が異なるという説がある。一説には、裏面に予備のビームサーベル2本とビームライフル1丁を装着できたとされている。ガンプラのマスターグレードのガンダム Ver.ONE YEAR WAR 0079では、シールドの裏に、ビームサーベルに加えてビームライフルとハイパーバズーカを装着することが出来る(銃の方にそのための起倒式の突起がある。なおHGUC版ではこれらはオミットされている)。ガンダムハンマー / ハイパーハンマーフレイル型モーニングスター(棘付きの鉄球にチェーンをつけた質量兵器)。威力は高く、TV版5話では一撃でザクを撃破している(劇場版1作目では、命中と同時に棘が爆圧で飛び散ってザクをズタズタにするシーンの原画が描かれていたが、結局ハンマー登場シーンそのものがカットされた)。ハイパーハンマーはガンダムハンマーの棘を鋭くし、更にバーニアを付けたもので、威力が増している(碇状のグリップは廃されている)。TV版26話にてゴッグに対して使用され、初撃こそダウンさせたが二撃目は受け止められてしまい、さらに鎖を引きちぎられて効かなかった。それぞれ1回ずつしか登場しなかったが、宇宙空間においてはエネルギーの消耗が少ないわりに威力は大きく有効な兵器といえた。なお、ゲーム『SDガンダム スカッドハンマーズ』ではガンダムの武装がガンダムハンマーのみとなっている。ハイパーバズーカ肩掛け式の携帯対艦火器。弾速が遅く装弾数も5発のみであるが、威力は大きい。腰部背面のラッチにマウント可能。序盤ではビームライフルの代替として対MS戦闘にも多用された。口径は資料によって70センチ、380ミリ、280ミリ、270ミリ[7]、と記述がまちまちで、またカラーリングも劇中の話数やカットによってニュートラルグレー一色だったり明灰白色にダークグレーの帯が入ったツートンカラーだったりと一定していない。最後の出撃ではこれを両手にそれぞれ装備し、背中にシールドとビームライフルを固定して出撃する姿が描かれている。劇中ではジムがこのハイパーバズーカを装備しているカットもある。また、劇中地球連邦軍の生身の歩兵達が使用する等身大サイズの「バズーカ」はこのハイパーバズーカと同じ形をしている。ガンダムの母艦「ホワイトベース」にも乗組員の備品として多数積まれており、ア・バオア・クーの最終決戦等で使用された。スーパーナパームTV版2話「ガンダム破壊命令」にて使用された強力なナパーム弾。「広い範囲を焼き払う」[6]ための装備である[8]。劇中では、ザクIIに強襲を受けた後の回収しきれなかったMSの残骸を、機密保持のためこれを利用して焼却している。着火にはビームライフルを使用する。ビームジャベリンジャベリンとは投げ槍のことである。ビームサーベルの柄を延伸させ、先端にビームを集中させて三つ叉の槍状にしたもの。投擲武器としても使用された。最初はリミッターが効いていて使用できなかった。これも上記のガンダムハンマー/ハイパーハンマーと同じクローバーからの要求で設定された武器で、劇場版では登場しなかった。

コアブロックシステム[]

詳細はコア・ファイターを参照

ガンダム、及びガンキャノンガンタンクコア・ブースターで共通して採用される脱出機能を持つコックピットシステム。

小型戦闘機コア・ファイターへの変形機構を持つ。主機の熱核ロケット / ジェットエンジンはコアブロック時には核融合炉としてMS用の補助エネルギー源に使用される。コア・ファイター時は正面中央に操縦桿があり、MS時はスロットルレバーとラダーペダルをMSの四肢制御に使用する。なおMS時には機首が倒立した状態で収まるため、コックピットは機首内で90度回転している。A/Bパーツ換装は通常は母艦内のハンガーにて行われるが、パーツの母艦からの射出やガンペリーからの投下による空中での換装も可能であり、劇中で空中換装訓練における所要時間は最短17秒であった事が示されている。

パイロットや制御コンピュータの生残性が大幅に向上し、またコア・ファイター自身の戦闘能力も高かった事、更にGアーマーシステムに発展するなど極めて応用性の高いシステムだが、構造の複雑化による機体の脆弱性や生産・整備コストの増大のため、量産機に採用されることはなかった。

コアブロックを採用した機体は当然共通規格で作られており、整備用の部品も共通している。一年戦争末期にジオンが行った統合整備計画による操縦系や部品の規格統一は、連邦ではMS生産の初期段階からコアブロックシステムを通して全面的に実現していたことになる。またシステムに対応していない機体でも同時期の連邦製ならば操縦系や部品の規格は同じであり、そのためカセット式コックピットブロック・システムを採用したジムも小改造によりコアブロックシステムに換装できるとの説がある。

大気圏突入機能[]

アニメ第5話「大気圏突入」では、大気圏に再突入したガンダムが、空力加熱に耐えられるように股間のポケットに収納された耐熱フィルムを展開して機体を覆い、無事に生還している。映画版ではよりリアリティのある耐熱フィールドに変更された。これは股間部から噴出するエアーを前方に構えたシールドに吹きつけ、その吹き返しでガンダム本体を覆うフィールドを形成し加熱を防ぐ方法であり、シールドの使用は後のバリュートやフライングアーマーの原型となった。

ガンダムの大気圏突入機能はコアブロックシステムを前提としたもので、本来は上記装備で大気圏突破後Aパーツ・Bパーツを捨ててコア・ファイターに変形し、スペースシャトルのように滑空することにより落下スピードを減殺して地上に帰還することを想定していた。このように分離した場合、ガンダムとして戦闘を継続することは不可能である。設定上ガンキャノンに大気圏突入装備が搭載されているのもガンダムと同じコアブロックシステム採用機であるがゆえである。

後年発売された書籍等の設定では、アムロが大気圏突入を成功させたのは奇跡以外の何ものでもなく、戦後同じシステムを搭載した機体での大気圏突入テストは全て失敗に終わったため、バリュートシステムの開発が行われたとされている。しかし上記のようにガンダムの大気圏突入機能はコア・ファイターのみので地上に帰還する緊急脱出機能であり、バリュートのように大気圏突入後も戦闘可能な状態を維持するための装備とは根本的に異なるものである。

オート・パイロット機能[]

この機能は、ガンダムに搭載された人工知能が敵MSをセンサーで察知した際、自動的に狙撃するシステムである。しかし、これはあくまで教育型コンピューターに記憶された情報で動いているので、初期状態では使えないとされている。この機能が使用されたのが確認出来るのは後述のラスト・シューティングだけである。

機動戦士ガンダム 第08MS小隊』の小説版(上巻)では、シローが陸戦型ガンダムを囮として使うため、オートパイロット機能で起立させている。OVA版においても、シローがコックピット内で睡眠を取っていても、自動的に基地まで徒歩で帰還している描写がある。

劇中での活躍[]

試作機にもかかわらず、いきなり実戦に投入され、3ヶ月余りの間に200機以上のMSと15隻以上の艦船、および5機以上のMAを撃破するといった戦果を挙げている。

機体のテストと最終調整のため搬入されたサイド7に於いて、ジオン公国軍のMS隊の強襲を受けた際に、偶然にも操縦マニュアルを拾い、成り行きで開いていたコクピットに乗り込んだ民間人の少年アムロ・レイの操縦によって、ザクIIと初のMS同士の戦闘を行った末、勝利した。その後はニュータイプに覚醒するアムロの力もあり、ジオン公国軍兵士から「連邦の白いヤツ」(バンダイのゲーム作品では「連邦の白い悪魔」、バンプレストのゲーム作品では「連邦の白き流星」)と呼ばれ恐れられるほどの戦果を挙げる。劇中でジオン側の人物が連邦の新型MSを「ガンダム」と呼んだのは、第6話でのシャア・アズナブルのモノローグ(「彼がガンダムと戦って死ぬもよし」)が最初であり、第7話でガルマ[9]、第11話でシャアが「ガンダム」という名に言及している。ジオンの一般兵が最初に「ガンダム」と呼んだのは、第17話でコズンがホワイトベースから通信して友軍に情報を送った際である。

一年戦争の最終決戦であるア・バオア・クーの戦いに於いては、固定武装のほか両手にハイパーバズーカ2挺、腰部にビームライフル、背部にシールドという空前の重装備で出撃。シャアの搭乗するジオングと交戦の結果相討ちになり、大破・放棄される。この際、左腕と頭部を失いながらも仁王立ちとなり、上方を飛ぶジオングの頭部をビームライフルで撃破したシーンは「ラスト・シューティング」と呼ばれ、ポスターなどに数多く描かれた。このあとジオングの放った最後の一発が右腕と右脚を破壊、行動不能になったが、コア・ファイターの分離システムは生きており、アムロがア・バオア・クーからの脱出に使用した。

備考[]

アーケードゲーム『機動戦士ガンダム スピリッツオブジオン』でのゲーム内設定では、ガンダムに搭載された超小型核融合炉は HighWellHeavyIndustry製 MNF3d、最大熱出力19万 - 32万KW、最大電気出力15万 - 25万KW としている。

型式番号の由来

この型式番号 (RX-78) の由来は、アニメの企画書においてガンダム(ガンキャノンガンタンクも含む可能性あり)の機体番号あるいは作戦番号を「VX-78」とする記述が存在したことと、第1話の台本でブライト・ノアが「ガンダーX78」と言っている事による。この台詞は実際には採用されず、TVシリーズ放映中に他のMSを含め型式番号が設定されることはなかったが、劇場版第一作の公開前に「RX-78」という型式番号が付けられた。これを提案したのは、当時ラポートのアニメ雑誌「アニメック」の編集長で、富野由悠季と懇意だった小牧雅伸。テレビ版に登場した兵器の型式番号の多くは彼が「アニメック」誌上でつけたものである。「RX」は当時大河原邦男の愛車であったマツダのスポーツカー「サバンナRX-7」から。

設定の変遷

総監督の富野由悠季は現実性を前面に出した白一色にする予定だったが、スポンサーからの要請で色を塗れと要求され最終的には赤・黄・青のトリコロールカラーになった(白一色のロボットは後の『重戦機エルガイム』で実現する)。放映当時はガンダムは映像に現れた1機しか存在しないという設定であったが(ただしアニメ第2話においてアムロがガンダムの未組み立て状態の部品を予備パーツとしてホワイトベースに搬入しており、持ち込むことが出来なかったガンダム数機分のパーツはスーパーナパームで焼き払ったという描写がある。そのパーツを組み上げれば複数のガンダムが存在していたことになる)、小説版『機動戦士ガンダム』(アニメ放送中の1979年11月30日に発刊)においてアムロが最初に搭乗したガンダムは2号機という設定が生まれ、みのり書房発行の雑誌「月刊OUT」増刊『宇宙駆ける戦士たち ガンダムセンチュリー』にてさらにその設定は発展した。そして『モビルスーツバリエーション (MSV)』の誕生によりアニメ準備稿からプロトタイプガンダム(1号機)が、小説版からG-3ガンダム(3号機:ただし小説ではジムをベースにガンダムの予備パーツでカスタマイズしたものとされている)が生まれ、さらに、プラモデル「1/144 RX-78-1 プロトタイプガンダム」の解説書で小田雅弘が語るところにより、全部で8機が製造されたという設定になった。

RX-78という型式番号の後の数字には機体の仕様(バージョン)の意味が持たされたが、後に機体の製造番号の意味に変更され、RX-78-2ならば、RX-78シリーズの2番目に製造された機体という意味となった。G-3ガンダム以降の機体は『MSV』ではプロトタイプガンダム初期試作型(一説にRX-78-2)の4 - 8号機という文字のみの設定であったが、バンダイ発行の雑誌「SDクラブ」連載のメカニックデザイン企画『M-MSV』(大河原邦男コレクション、モビルスーツコレクション)にて4 - 7号機が再設定され、独自の型式番号が与えられている。

近年テンプレート:要出典、設定は『MSV』のものに戻され、RX-78の後につく数字は仕様を表す事となった。すなわちRX-78-1であればRX-78の1番目の仕様、という風にである。この設定によりアニメで活躍したガンダムは、当初プロトタイプガンダムとして製造された機体の2号機を改造してRX-78-2仕様としたものであり、後にマグネット・コーティング等の処置を受けてRX-78-3仕様と同等にまで改修を受けている、という複雑な遍歴を持つ機体になった。

劇中で使われることなく没となった設定としてウイングがある。これは、スポンサーの要求により番組後半でガンダムに自力飛行能力を持たせるための装備であった。用意された設定画では3重の蛇腹板状になった折りたたみ式の構造で、背部ランドセルの両側面から生えるような形で装備される[2]

劇中での大きさ

ガンダム以外のMSや艦船にもいえる事だが、設定よりもかなり大きく作画される事がある。特に第14話「時間よ、止まれ」の回は顕著である。富野によると、これはアニメーター・背景作画などの問題との事(「映像の原則」より)。

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バリエーション[]

ファーストロット系統

セカンドロット系統

その他RX-78系統

FSWS計画系統

パーフェクトガンダム系統

  • PF-78-1 パーフェクトガンダム
  • PF-78-2 パーフェクトガンダムMk-II
  • PF-78-3 パーフェクトガンダムMk-III レッドウォーリア

RX-79系統

RX-80計画系統

RX-81計画系統

X-78[]

X-78(エックスななじゅうはち)は、『モビルスーツバリエーション(以下MSVと表記)』に記述がある、プロトタイプガンダムのテスト用に開発されたMS。

全長がガンダムの半分(9m程度)しかなく、AMBACや2足歩行などの機体のバランスの確認のために開発された。『MSV』において画稿は描かれていないが、講談社発行の雑誌「ガンダムマガジン」1号掲載の漫画『RX-78誕生秘話』に本機と思われる機体が登場している(テム・レイが「ひな形」とだけ呼び、外見はプロトタイプガンダムとは似ていない独特のものであった)。同漫画では、ジオンから鹵獲したザクの頭部をビームライフルで一撃の下に破壊するも、MSの操縦に慣れておらず特別な身体感覚を持たないオールドタイプの連邦軍パイロットには起立させるのが手一杯であった様子が描かれている。

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プロトタイプガンダム[]

ファーストロット系に属するガンダム型MSの1番目の仕様。特に1番目に製造された機体をそう呼ぶ。この機体はホビージャパン発行の雑誌「ホビージャパン」別冊『HOW TO BUILD GUNDAM』において、小田雅弘によって作られた設定(デザインはガンダムの初期設定画稿)が『MSV』に取り入れられたものである(型式番号:RX-78-1)。

1号機の機体色は黒、銀(あるいは白)、赤メイン。この配色はマジンガーZへのオマージュである。なお、後にアムロ・レイが乗る2号機は同仕様であったが、機体色は白、銀、赤メインであった。基本仕様は後のRX-78-2とほとんど変わらないが、外見においては、前腕部が専用のビームライフル基部を固定するために一部凹んでいる。また、足首カバーにスリットが3本入れられている。また、実験機である為か、コアブロックシステムは実用に至っていない模様。

この仕様の機体は2機(3機あるいは8機という説もある)生産され、サイド7搬入時に両機ともRX-78-2仕様に換装を受けたが、サイド7におけるジオン公国軍の襲撃で1番機が大破し(後に機密保持のため焼却処分)、2番機にアムロ・レイが乗ったとされているという説もある。

プロトタイプガンダムの分類法

バンダイプラモデル『MSV』シリーズ「1/144 プロトタイプガンダム」の解説書によると、初期のガンダムの仕様を「初期試作型」「中間武装型」「後期試作型」(3号機仕様)の3種類に分類する方法もある。これは、『MSV』のプロトタイプガンダムと『ガンダムセンチュリー』のガンダムプロトタイプとの仕様やデザインが大きく異なるものになってしまったため、つじつまを合わせるために設定された記述である。

この解説書では4号機から8号機はほぼ素体のままジムの原型となったと記述しており、『ガンダムセンチュリー』の記述に照らし合わせた場合、これらを「初期試作型」と解釈するのが一般的である。『ガンダムセンチュリー』によれば、初期に開発されたガンダムは、ビームライフルの消費電力が予定の3割ほど高かったことで、このままの仕様では稼動できないため、核反応炉の出力を上げて補助装置や冷却装置を取り付けることとなり、また平行してビームスプレーガンが開発されることとなった。この時点では「ガンダム」の名称は付けられていなかった。『ガンダムセンチュリー』には、V字アンテナの無い頭部とジムのようにフラットな腰部・膝部を持つ機体のイラスト(画:宮武一貴)が、RX-78プロトタイプとして掲載されている。また、メディアワークス発行の雑誌「電撃ホビーマガジン」の連載企画『ソロモンエクスプレス』でも『ガンダムセンチュリー』版を基にしたRX-78-1号機プロトタイプガンダムを登場させている。

「中間武装型」は、「初期試作型」に冷却装置を取り付けてビームライフルの稼動をできるようにした仕様であり、一般には『モビルスーツバリエーション』におけるプロトタイプガンダム(RX-78-1)仕様の別称と解釈されている。

「後期試作型」は、「中間武装型」の各所を整理し無駄を排した仕様である。最初に3号機(G-3ガンダム)がこの仕様で製造されたことから「3号機仕様」とも呼ばれる。3号機の製造後すぐに1号機及び2号機もこの仕様に改造されたという。一般にはアニメ本編にて活躍したガンダム(RX-78-2)仕様の別称と解釈されている。

なお、このプラモデル解説書の文面は日本語としておかしな部分があり、さらに各仕様に対して詳しい解説がないため、資料により異なる解釈が生み出される要因となっている。『機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』では、この分類はガンダムの4号機から8号機に対してのものであり、1号機から3号機は含まれていないという解釈の元に、4号機から8号機ら「初期試作型」がさらに「中間武装型」「後期試作型」の2つに分類される、としている。

備考

アーケードゲーム『スピリッツオブジオン』ではステージ1のボス敵として登場。ジオンのジャブロー降下作戦の折、基地内に侵入した敵機迎撃のためにファレル・イーハ中尉が独断で本機で出撃している。ただし同ゲームは本編の設定に縛られていない。

同じくアーケードゲーム『戦場の絆』にも2008年7月のアップデートから登場。「軽量化を施され、格闘戦に適した」タイプという設定になっており、メイン武装はガンダムハンマー(支給によりハイパーハンマー、ビームライフルやビームジャベリンも装備可能)である。

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G-3ガンダム[]

(ジースリーガンダム)

ファーストロット系3機目に製造されたガンダム。特にガンダム型MSの3番目の仕様に改修された状態を指す。マグネット・コーティング仕様とも。G-3の呼称は無線コードネームから(型式番号:RX-78-3)。

『MSV』での型式番号はRX-78-2であったが、SDガンダムの展開が始められた頃には現在のものに変更されている。機体色は灰色であったが、1995年にマスターグレードでの発売を期に灰色と薄紫に変更された。また、一部の資料にアムロ・レイが乗る2号機をG-3ガンダムとするものも存在する。小説版『機動戦士ガンダム』では、アムロは最初に乗った機体を撃破された後、G-3に乗り換えている。

ガンダム3号機は1号機と同様にサイド7におけるジオン公国軍の襲撃を受け小破。ホワイトベースに回収され、その後は予備機としてパーツ取りに使われていた。その後オデッサ作戦の時期(一説にルナツーへの接触時)に連邦軍側に引き渡され、ルナツーに移送。マグネット・コーティングのテスト用に用いられている。その後、アムロ・レイの搭乗していたガンダム2号機もマグネット・コーティングが施され、RX-78-3仕様に変更されている。

この機体は最初、ガンダム(プロトタイプガンダム後期試作型、RX-78-2)仕様(一説にプロトタイプガンダム RX-78-1仕様)として建造されたもので、その後マグネット・コーティングのテストを受ける際にRX-78-3仕様として改造を受けたとされる。また、同時に熱核反応炉のレーザー加速機などの一部パーツや教育型コンピュータを新しいものに換装されている(当初からこの仕様であったとする説もある)。その後、この機体がどうなったかは不明であったが、『GUNDAM THE RIDE』ではペガサス級強襲揚陸艦ブランリヴァルに搭載され、ア・バオア・クー戦において被弾したジムの着艦時の事故に巻き込まれて破損している。その後修理されたのか、『GUNDAM EVOLVE../11』では、戦争が終結して間もないア・バオア・クーに、Gファイターと合体しGアーマーとなって投入されている。

備考

本来G-3は小説版1巻で大破したガンダムの代わりにジムやガンダムの予備パーツなどを使用して改修したものが初出。

漫画『ガンダムジェネレーション』に掲載された『鋼鉄の処女』では、宇宙世紀0079年11月頃に南ドイツのバーデン・バーデン連邦軍基地への配備が確認されている。当機は頭部以外ジム・コマンドのパーツで構成されており、従来のG-3とは形状が異なっている。ただし、この作品自体は公式設定という訳ではない。

漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』では、一年戦争後、在ジオン共和国駐留連邦宇宙軍に所属。ペガサス級強襲揚陸艦ホワイトベースIIに搭載され、主にジオン残党狩り目的に運用されていた。ただし、この作品自体は公式設定という訳ではない。

漫画『Gの影忍』に登場する、主人公・リョウガの搭乗する「Gの影忍」と呼ばれるMSもG-3を改造した物であるとされている。ただし、この作品自体は公式設定という訳ではない。

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ガンダム4号機[]

テンプレート:機動兵器

セカンドロット系に属する4機目に製造されたガンダム。特にガンダム型MSの4番目の仕様に改修された状態を指す。コードネームはG-04。

『MSV』として設定のみが、『M-MSV』(大河原邦男コレクション)としてデザインと短編小説のみが存在していたが、ゲーム『機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに…』で第16独立戦隊旗艦サラブレッド(準ホワイトベース級)の搭載機として登場した。パイロットはルース・カッセル中尉。

元々4号機はプロトタイプガンダム初期試作型として開発されジムのテストベッドに使用された後、セカンドロットシリーズとして5号機と同一の仕様で改修された。さらにその後、対艦用で大出力のメガ・ビーム・ランチャーを装備するためにジェネレーターを換装し、現在知られる4号機仕様となっている。つまり開発順としては5号機仕様→4号機仕様であり、型式番号とは逆順となる。なお、4号機と5号機の改修は同じ開発チームによって行われ、主要部分はほぼ共通している。機体色は白と黒金色を基調とし、胸部フィンや手足の先などが青色に塗られている。

宇宙戦用に特化した機体で、コアブロックシステムと地上用装備を省いた代わりに機動性や稼働時間などが向上している。固定武装として背部バックパックにビームサーベル2本、両下腕部にビームガンを各1門、更に携行武器としてハイパー・ビームライフルと専用シールド(伸縮機能を持ち格闘武器としても使用可能)、そして前述のメガ・ビーム・ランチャーが用意されており、これらの装備から攻撃機とみなすことが出来る。ただしこのメガ・ビーム・ランチャーは、リミッターを解除すれば一射撃で艦隊をまとめて壊滅させるほどの威力を持つなどMS用の武装としては威力が高過ぎるきらいがあり、ガンダムには(少なくとも一年戦争の時代には)そぐわない兵器であるとの見方も存在する。

作中ではア・バオア・クーへの増援部隊を撃破するために、4号機専用試作兵器メガ・ビーム・ランチャーを発射した後にメガ・ビーム・ランチャーの補助ジェネレーターである外部パック・ジェネレーターが爆発して大破、旗艦に回収されたものの修理不能であったため終戦までコンペイトウに放置される。パイロットのルースも爆発に巻き込まれ、旗艦への回収後に死亡が確認されている。また、IFルートが存在し、このルートだとルースが生存し、ガンダム5号機とともにア・バオア・クーのNフィールドに投入され、無事帰還している(この際メガ・ビーム・ランチャーを使用しており、コンペイトウで改良が施された可能性がある)。原作小説『ア・バオア・クー攻防戦』ではジオン軍の試作型MA・ビグロ改との戦闘に勝利しており、無事帰還したと思われる描写がある。

なお、『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場するRX-78NT-1「アレックス」も、当初は「ガンダム4号機」で、元々2 - 3号機と大差ない姿であった機体をオーガスタ研究所で改修したとされていた(アレックスの各所に「4」のマーキングがあるのはこれが理由)。無論これは制作者がMSVの設定に気付かずにNT-1を生み出したからであるが、これでは4号機が複数存在することになってしまうため、アレックスが4号機という設定はガンダム4号機が有名になるに従って曖昧にされていった。また、ガンダム4号機は複数の部署で同時に開発され(連邦空軍開発のガンダムGT-FOURなど)、その1体がアレックスだという解釈(漫画『機動戦士ガンダム MSジェネレーション』での設定)や、ガンダム4号機、及び後述のガンダム5号機をニュータイプ用に改修したのがアレックスであるという解釈もある。

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ガンダム5号機[]

テンプレート:機動兵器

セカンドロット系に属する5機目に製造されたガンダム。特にガンダム型MSの5番目の仕様に改修された状態を指す。コードネームはG-05。

4号機同様、『MSV』として設定のみが、『M-MSV』(大河原邦男コレクション)としてデザインと短編小説のみが存在していたが、ゲーム『機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに…』で第16独立戦隊旗艦サラブレッド(準ホワイトベース級)の搭載機として登場した。パイロットはフォルド・ロムフェロー中尉。

元々5号機はプロトタイプガンダム初期試作型として開発されジムのテストベッドに使用された後、セカンドロットシリーズの現在知られる5号機仕様として改修された。4号機と5号機の改修は同じ開発チームによって行われ、主要部分はほぼ共通している。機体色は白と黒金色を基調としているのは4号機と同じだが、胸部フィンや手足の先などが5号機は赤色となっている。

4号機と同じく宇宙戦用に特化した機体で、固定装備や基本武装も4号機に準ずる。5号機の専用武器として実体弾式のジャイアント・ガトリングガンがあり、4号機の護衛機的な役割を担う空間制圧用の戦闘機とみなすことが出来る。

作中では一年戦争末期における月面都市グラナダ近郊の戦闘を最後に生還している。これは8号機までの設定がなされた際に作られた「設計・製造された8機のうち、稼働状態のまま一年戦争終結を迎えることをできたのは1機のみであった」とする解説に起因すると考えられている。原作小説『ア・バオア・クー攻防戦』ではジオン軍の試作型MA・ビグロ改との戦闘で大破しており、帰還したかどうかは不明である。また、同小説を基にした前述のゲームのIFルートでもア・バオア・クーNフィールドへ投入されたとしている。

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ガンダム6号機(マドロック)[]

テンプレート:機動兵器

セカンドロット系に属する6機目に製造されたガンダム。特にガンダム型MSの6番目の仕様に改修された状態を指す。開発時期によって「未完成型」と「完成型」に分けられる。

『MSV』として設定のみが存在していたが、『M-MSV』(大河原邦男コレクション)において、大河原邦男デザインという触れ込みで上記の仕様に改修された機体が発表された。その後リデザインされ、ゲーム『ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079』に登場、「マドロック」という名もこの際に設定された。開発責任者及びパイロットはエイガー少尉。同ゲームはジオン側を主人公としたゲームであり、本機はボスクラスの敵として登場する。

未完成型

元々6号機はプロトタイプガンダム初期試作型として開発されジムのテストベッドに使用された後、セカンドロットシリーズの現在知られる6号機仕様として改修された。ビームライフルのチャージ中に武装が弱体化するのを避けるため、両肩に大口径キャノン砲を装備し、有効性を検証するのが本機の開発目的とされている。

この砲については300mm実体弾砲説とビームキャノン説があり、小説版『ジオニックフロント』では後者の説を採用した上でビームキャノンの冷却システムに問題があり、十分な性能を発揮できなかったとしている。また、両腕に4連装グレネードランチャーを装備、ホバリングによる高速移動も可能である。ビームサーベルは2門あるキャノン砲横にそれぞれ配置されている。

作中ではジオンのジャブロー侵攻の際に、エイガー少尉の独断で初めて実戦投入された。しかし冷却システムの調整が不完全であった為、ジオン軍の特殊部隊「闇夜のフェンリル隊」の攻撃で破壊されるが後に修理される。小説版ではエイガー少尉が敵に囲まれる事を避ける為に、炎上中の艦船を背にして戦うという愚を犯したため、パワーユニットがオーバーヒートを起こし、大破させられた。

完成型

修理の際に肩部のアーマーと脚部ホバーユニットが追加され、完成型となる。さらに小説版ではビームキャノンの出力を70%(それでもジオン軍のどんなMSであっても一撃で破壊出来る威力とされる)に押さえ、パワーユニットへの負荷を抑えている。しかし、完成型も再度闇夜のフェンリル隊と交戦し撃破される。小説版では、ゲラート・シュマイザーが搭乗する実体弾キャノンや煙幕弾の搭載など改造されたザクIによって撃破された。

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ガンダム7号機[]

テンプレート:機動兵器

セカンドロット系に属する7機目に製造されたガンダム。特にガンダム型MS7番目の仕様に改修された状態を指す。セカンドロットシリーズとしては最後に開発された機体である。

元々7号機はプロトタイプガンダム初期試作型として開発されジムのテストベッドに使用された後、セカンドロットシリーズの現在知られる7号機仕様として改修された。最初からFSWS計画の増加ウェポンシステムが盛り込まれた機体であり、フルアーマーガンダム7号機(フルアーマーガンダム3号機)及びHFA-78-3 (FHA-78-3) 重装フルアーマーガンダムに仕様を変換することができる。

だがそもそも重装フルアーマーガンダムはペーパープランに過ぎないといわれており、また本機はフレームまで開発された状態で終戦を迎えたため、開発は中止された。しかし、そのデザインはガンダムMk-IIに繋がり、系譜上は影響を残している。

本機体は『MSV』として設定のみが、『M-MSV』(大河原邦男コレクション)としてデザインのみが存在していたが、PS3用ゲーム『機動戦士ガンダム戦記』にて、カトキハジメによるリファインデザインが行われている。

作中では月のマスドライバー基地に向かったジオン軍残党を追撃するため、ファントムスイープ隊にペガサス級サラブレッドと共に新たに配備され、重装フルアーマー状態で同基地に向かっていたムサイを撃破の後、基地での最終決戦に挑むことになる。なお、漫画『機動戦士ガンダム戦記U.C.0081 -水天の涙-』では、ジオン軍残党シェリー・アリスン中尉の本機の開発への関与が発覚し、機動補正プログラムの使用が禁止されたことから扱い難い機体となっていた。そのため、機動性の問題を克服する目的でフルアーマーや重装フルアーマーを使用する理由となっていた。

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ガンダム8号機[]

『MSV』として設定のみが存在する。

プロトタイプガンダム初期試作型として開発されジムのテストベッドに使用されたが、その後の行方は不明である。セカンドロットシリーズとして改修されたという記述は存在しない。

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ガンナーガンダム[]

テンプレート:機動兵器ガンナーガンダム (GUNNER GUNDAM) は、メカニックデザイン企画『MSV-R』にて設定されたガンダムタイプの1機。RX-78 ガンダムの中距離支援タイプとして計画されたMSである。

一年戦争終結後、MS登場に伴う次世代の戦闘形態の把握と既存MSの性能向上により開発された機種の一つで、RX-78をベースに中距離射撃能力に特化したMSとして計画された。実物大モックアップ製作がなされたが、コンセプト的にRX-78-6 ガンダム6号機と重複するなどの理由により開発中止となった。そのため実機は製作されていない。基本的な外見はRX-78を踏襲しているが、ツインカメラにバイザー型の遮断シールドを装備した頭部や、碗部と脚部に増設された装甲の形状などにFA-78-2 ヘビーガンダムとの共通点が多く見られ、開発期間の短さもあり、ヘビーガンダムがベースのではないかと言う説がある。また、製作されたモックアップはオリジナルのRX-78ではなくRGM-79 ジムがベースで、開発中止から程なく資料が公開されるなど不審な点もあり、一部では連邦軍に抵抗するジオン残党勢力に対する牽制だったのではないかという説も根強い。

計画では胸部や頭部にセンサーを増設し、それに対応したメインアームとして、ジオン軍のビームライフルの解析データが一部転用された専用のロングレンジビームライフルを装備、大型化したランドセルの上部に索敵・ジャミング用のポッド等の電子戦装備を装備(それによりビームサーベルは脚部側面に収納)することで策敵、射撃能力を従来機より大幅に向上し、さらに背部ランドセルに搭載されている4基の大型スラスター(小型プロペラントタンクが内蔵)と脚部に増設されたバーニアによって得られる高い機動性により、中距離支援のみならず近接戦闘にも対応可能な汎用MSとして開発される予定であった。

この設定は『ガンダムエース』誌上で公募され、第2回コンテストのグランプリ作品である「ガンダムスナイパータイプ」を大河原邦男がクリンアップしたものが基になっている。

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その他のガンダム[]

パーフェクトガンダム[]

漫画『プラモ狂四郎』の劇中で制作されたガンプラが初出。そのため宇宙世紀の世界では、「公式な発表では一年戦争時のものとされているが、実際はCGによるフェイクではないかと疑われている」という設定になっている。フルアーマーガンダムについても参照。

ガンダムのトリコロールを基調とした増加装甲を胸部・肩部・腰部・下脚部に装着し、右腕部に直付け式の2連装ビームガン、背部には大型のパックパックとそれに直結した肩部大型キャノン、左腕部に装着されたシールドにはビームサーベルを3本と機雷投下ユニット、脚部増加装甲にはスラスターを追加するなど、さまざまな武装を施している。ただし、重装備なだけに、推力は強化してあるものの意外に鈍重な機体でもあった。

元々はテレビシリーズに原画マンとして参加していた板野一郎が仕事の合間に描いた落書きで、パーフェクトジオングとの近接戦が描かれていたがこの時点で両者ともデザインはほぼ完成していた。これがどの様な経緯を経て『プラモ狂四郎』の原作チーム・クラフト団やブレーンだった小田雅弘の目に触れ、作品に登場する事になったのかは不明。

漫画で初登場した当初は、全身にわたって改造を施されたフルスクラッチとも呼べる機体で、増加装甲は機体と一体化しており脱着不能であったが、MSVとしてプラモデル化される際に小田雅弘によりデザインが見直され、装甲が脱着可能となった。マスターグレードでプラモデル化されたのはこちらのデザインである。さらに後にカトキハジメによって再度リファインされたものが、現在GUNDAM FIX FIGURATIONやSDガンダム BB戦士シリーズで商品化されている。

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キャスバル専用ガンダム[]

ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』に登場。シャア・アズナブルことキャスバル・レム・ダイクンの乗機として製作されたガンダム。(型式番号:RX-78/C.A)

「ニュータイプの理想を実現するべく、キャスバル・レム・ダイクンがネオ・ジオンを率いて決起したら」というifの歴史に基づいた設定のMS。キャスバルはニュータイプの象徴としてガンダムを用いている。ガンダムの設計図を基にキャスバルに合わせて独自の調整がされており、他のシャア専用機同様、赤を基調としたカラーリングになっている。

性能面では攻撃力などは普通のガンダムより若干上程度だが、運動性と限界が倍近く高く、耐久は若干下と、シャアらしい機体になっている。パイロットが赤い彗星だけに、コア・ファイターまで赤系統のカラーリングとなっている。

なお、ガンダムシリーズを代表するMSとキャラクターの組み合わせということもあり、他の「ガンダム」を題材にしたゲームやプラモデル・フィギュア等で登場することも多い。

  • PSP用ゲーム『ガンダムバトルロワイヤル』では、通常のガンダムに比べて格闘重視のセッティングがなされていて、アクションにおいてはビームサーベルによる斬りではなくキック連発という動作になっている。また、『SDガンダム GGENERATION』シリーズにおいても、武装の中にキックが存在する。
  • プラモデルマスターグレード「RX-78-2 ガンダム Ver.1.5」の成形色替えで発売。一部パーツは成形色の都合でガンダムとパーツ分割を分ける必要があるため、専用パーツが新たに製作されている。また、玩具「ハイコンプリートモデルプログレッシブ」では、地球連邦軍のマークをモチーフとしているガンダムの盾の十字星と腰のVマークを別のマークにした新規造形となっている。

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ガンダム(ティターンズ仕様)[]

ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』に登場。

「宇宙世紀の史実よりも早くティターンズが成立していたら」というifの歴史に基づいた設定のMS。ティターンズカラーである濃紺に塗装されているのが特徴。

同ゲームで登場するキャスバル専用ガンダムに比べ立体化される機会は少なく、わずかに玩具「MIA」の「ガンダム(セカンドバージョン)」、プラモデル「BB戦士」の「ゼータガンダムMSコレクション」、香港バンダイ限定商品「可動戦士ガンダム」の「ティターンズカラーバージョン」程度である。また、『SDガンダム GGENERATION ギャザービート』にも同じカラーリングのガンダムが登場するが、この作品ではティターンズが登場しないストーリーのため「ガンダム・ムラサメ研究所仕様」の名称になっている。

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ハーフガンダム[]

漫画『機動戦士ゼータガンダム1/2』に登場。

ティターンズがRX-178 ガンダムMk-IIを開発した際に、RX-78-2 ガンダムを徹底的に解析するために、連邦軍基地に残されたRX-78系のパーツをかき集めて製造した機体。オリジナルのパーツの含有率は52%で、残りは当時の現役機のパーツで補填されており、名称の由来となっている。ただし、この52%の数値には外部装甲も含まれるため、実際にどれくらいオリジナルに近かったかは不明となっている(作中では、ジムIIより弱いとされている)。

各スペックはRX-78-2にマグネットコーティングがされたときのデータを元にして意図的にオリジナルと同等に設定され、装備は頭部バルカン、ビームサーベル、Mk-IIと同型のビームライフルである。シ-ルド、コア・ファイター機構はオミットされ、カメラの色が緑色・左胸部にセンサー増設等が外見上の違いである。Mk-IIの完成後は、Mk-IIの優秀性を実証するための模擬戦闘を行った。

宇宙世紀0138年に童話作家シシリア・マディンの遺品より発見された「エドガー・エドモント・スミスの日記」に登場する機体であり、当時の宇宙世紀世界でも実在するかは議論が分かれているとの設定がなされている。

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ガンダム(オリジン版)[]

漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、一年戦争開戦以前に既にRX-77 ガンキャノン初期型がアナハイム・エレクトロニクス社により開発・生産されて連邦軍にて運用されている設定だが、対MS戦闘を考慮していない設計のためにジオン(ジオニック社)のMS-04・05との初の実戦で完敗を喫し、その教訓から同社のMS開発部長テム・レイの指揮の下、新たに対MS戦に特化したRX-78が開発されることとなった。

劇中では、サイド7に2機のガンダムが搬入された。RX-78-01号機は全身黄色系で格子状のラインとマーカーが入った衝突実験用のダミーを思わせる塗装となっており、頭部カメラアイがガンキャノンに近い形状になっている。ヴェルツ大尉が搭乗し、サイド7の軍事区画に潜入したザク小隊との戦闘となるが、密着状態でザクの融合炉をビームライフルで破壊したためその爆発に巻き込まれ焼失する。RX-78-02号機はアニメ版同様のトリコロールとツインアイである。ウィリー・ケンプ中尉が搭乗予定であったが、02号機に向かう途中でザクの攻撃に巻き込まれ死亡、ホワイトベースへの搬送不可となったところへ偶然居合わせたアムロ・レイが搭乗した。

アニメ版ガンダムとの外見上の大きな違いは、固定武装が多い事である。頭部バルカン砲の他、左肩にショルダーマグナムを2基、右肩にガトリング砲を1基搭載し、また左肩背部にショルダーキャノンを追加装備する事も出来る(バックパックごと交換し、バーニアも強化している。ショルダーキャノン付バックパックはビームサーベルが1本)。ビームライフルのデザインもアニメ版と異なる形状であったが、ベルファスト出港後からはアニメ版と同じ形状に変更されている。

大気圏突入のための特殊装備は備えておらず、大気圏突入の際はシールドで摩擦熱を防御しながらホワイトベースへ移動後カタパルトデッキ上部に張り付いて、艦の陰に入ることで直接の摩擦熱を避けぬいた。

コクピットにはコアブロックシステムを採用していなかったが、のちにジャブローで改修を受けた際に組み込まれた(それ以前に脱出シートのシステムも設定されていたが、劇中では使用されていない)。アニメ版のようにガンダム、ガンキャノン、ガンタンクが共通のコアブロックを使い、コア・ファイターとして戦闘も行なうという設定ではなく、ガンダム専用の小型のコアブロック(劇中ではコアパーツと呼ばれる)を内蔵し緊急時に脱出するのが目的であり、通常のコア・ファイターとは異なるコアポッドとして設定されている。なお劇中ではコアファイターという名の戦闘機が別にある。

「ジャブロー編」以降も改修され、左肩のショルダーマグナムがガトリング砲に代わり、シールドを背中にマウントできるようになった。さらに「ララァ編」以降はバックパックに小型のスタビライザーが装備されている。「ソロモン編」にて、機体の反応速度がアムロの能力についていけなくなったこと、およびテキサスコロニーでシャアのゲルググによってガンダムが大破させられたことを踏まえて、マグネット・コーティング処理および機体各所にスラスターを増設されるなど機動性を高める改造が施された。

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ガンダム (Ver.ka)[]

雑誌企画『ガンダム・センチネル0079』に登場。

いわゆるアニメ版のガンダムの解像度をあげたもの。本来はカトキハジメとあさのまさひこのお遊びで生まれたもので、1989年、当時最新のガンダムであったガンダムNT-1アレックスのデザインを見て、あさのの「ガンダムとアレックスは実際は同じ機体なのでは?」という提案から、カトキが「アレックスのデザインから逆算したRX-78 ガンダム」としてデザインしたものである。そのため頬当てや鎖骨部のダクト、腰のアーマーの形状やヘリウムコアの形状などアレックスのデザインとの共通点が見られる。さらに、対ジオング戦での、ラストシューティングを肩ブロックを回転しないで可能にするために、肩装甲が展開して腕が真上にあげられるデザインが考案された。そしてモデルグラフィックス誌の『センチネル0079後編』での1カットの為に模型作例が製作され、カトキのデザイン画と共に公開されファンの注目を集める事となり、「HG 1/144 RX-78 ガンダム」の組み立て説明書イラストやLDパッケージなどで、胸部ディテールなどが一部変更されて掲載されたことで、さらに注目されることとなる。また『ガンダム・センチネル0079』に登場したGM後期生産型はガンダムのデザインが完成した後に逆算的にデザインされた。その後Ver.ka(バージョンケーエー)と称されるようになったのは、Bクラブがガレージキットとして発売する際、当時バンダイとモデルグラフィックスがセンチネルの版権問題で揉めており、「ガンダム・センチネル」の名称を使用できなかったため、苦肉の策として、センチネル連載当時にカトキが読者投稿コーナーなどでの自身のコメントであると示す為に使用されていた「ka」という表記を使用した事が発祥である。

その後数多くのガレージキットメーカー、及び個人ディーラーなどの手によって幾度と無く立体化されるのみならず、バンダイのプラモデル マスターグレードと完成品TOY GUNDAM FIX FIGURATIONでも立体化されている。

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社会におけるガンダムの認識[]

兵器としてのガンダム

ガンダムは「近未来の人型兵器」としての認知が高い為、技術指標として度々引き合いに出される。

  • 三菱重工が、機動戦士ガンダムを作ったら……就職イベント「MHI Jobcon 2005」を開催
「イベントの目玉となる「機動戦士ガンダム開発ストーリー」は、ガンダムを作るという想定で、当社の業務フローをシミュレートする。その時、当社の研究・開発、設計担当は、また製造、品質管理、さらに営業、財務、資材など担当は、それぞれどのような役割を担うのか。迫力のある映像と音響を楽しみながら、多くの社員がアイデアを出し合い、検証し協力し合いながら初めて大きなプロジェクトを完成させていく醍醐味を一人ひとりに知ってもらうイベントとなる。」―{{{2}}}
  • 平成19年度研究発表会(公開)〜防衛技術シンポジウム2007〜
    • 防衛省が開発する「ガンダム」の正体とは:ニュース - CNET Japan
「防衛省技術研究本部は11月7日、平成19年度研究発表会、防衛技術シンポジウムを開催した。会場では、ネット上のコミュニティーなどでも話題になった「ガンダムの実現に向けて(先進個人装備システム)」をはじめとした研究開発成果が展示された。「ガンダムの実現に向けて」というタイトルで展示を行った理由については「扶桑社が発行する防衛省の公式雑誌『MAMOR』で技術研究本部を特集した際、ガンダムを引き合いに出したことから(開発担当者が)今回の発表でもそのまま使ったのだと思う」(防衛庁広報官)という。ガンダムというロボットのイメージとは異なるものの、先端のIT技術を駆使したこの装備。写真で詳細を紹介したい。」―{{{2}}}
  • からくり人形とロボット第10回「巨大ロボット、もし作るとしたら…」
「もしもガンダムを作るとしたらいくらくらいかかるか、まじめに計算したことがあります。そうすると、材料費だけで800億円弱かかることがわかりました。これは、つくるための人件費、インフラのお金は含めません。材料費と加工費だけです。」―{{{2}}}
  • 2011年4月15日金曜日21時 朝日放送 Oh!どや顔サミット ロボット工学博士の古田貴之を紹介。彼が800億あればガンダムをすぐに作れると見積もりを披露。
    • Techinsight » 【エンタがビタミン♪】リアル「ガンダム」は製作可能。しかし操縦者は“即死”。
偶像としてのガンダム

商業施設(テーマパークなど)に作られたガンダムモデル以外にも、近年は宣伝・事業の域を超えてガンダム像が作られる事がある。代表例としては東京・上井草駅前に立つガンダムの銅像“大地から”など。

  • ガンダムモニュメント、上井草駅に立つ! - ファミ通.com

実物大ガンダム[]

お台場公開時代[] ファイル:Odaiba Gundam 20090731.jpg

RX-78-2 ガンダム Ver.G30th

2009年、ガンダム放送30周年記念とGREEN TOKYO ガンダムプロジェクトの一環として、東京お台場・潮風公園に立像としては世界初となるガンダム1/1(実物大)モデル(正式名称 RX-78-2 ガンダム Ver.G30th)が“建立”され、同年7月11日から8月31日の52日間に一般公開された。

モデルは鉄骨フレームにFRP製の外装を被せた物で、スケール相応のディティール造形やマーキング、首の可動やミスト放出等のギミック、各部の電飾など非常に凝った造りになっており、現実世界にガンダムが出現するというコンセプトに相応しい物であった。ただし、あくまで平和とエコロジーの象徴という今回の企画から、手持ち武器は装備していない。

期間中の来場者数は延べ415万人に達し、世間の耳目を集めた。一般来場者は地上からの鑑賞および撮影と足部への接触のみが可能だったが、ガンダム像の肩部にクレーンで昇り、通常では不可能なポイントでの記念撮影ができる権利がYahoo!オークションにおいて売り出され、放送作家の美濃部達宏が260万1000円で落札。また、ガンダムファンである一般の男女カップルが会場にて“ガンダム前婚”を行うなど、多くの話題を提供した。

お台場での公開終了後、ガンダム像はひとまず解体され、後述する静岡で再び大地に立つ日まで保管[10]された。なお、実物大ガンダムはガンプラの技術を応用する事で分解・再組み立てが容易な様に設計されているため、分解状態では大型コンテナ25個分に収まり、保管や輸送もし易い[11]。ただし、頭部のみは9月24日から27日まで、幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2009のバンダイナムコブースにおいて展示された[12]


  • GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト 〜「ガンダム緑の大地に立つ」〜
※現在は公開終了。右記リンク先で当時のイベントレポートが掲載中。2009 イベントレポート|RG 1/1 GUNDAM PROJECT
  • ガンダム、招致に立つ左肩に「東京五輪」ロゴ
静岡公開時代[] ファイル:Scenery-around-HigashiShizuoka-Station-20100807.jpg

静岡ホビーフェア会場遠景

ファイル:2010.07.23 .jpg

RG1/1GUNDAM 前夜祭公開時

ファイル:RG GUNDAM 2010.1220-3S.jpg

RG1/1GUNDAM クリスマスVer



テンプレート:現在進行様々な話題と経済効果を産んだ実物大ガンダムは、当初その去就は全くの未定とされていたが、2010年初春、日本最大のプラモデル生産地であり、バンダイホビーセンターを擁する静岡市が誘致に成功したと報道。同年3月、“ガンプラ誕生30周年記念イベント”の一環として7月24日より静岡市葵区(JR東静岡駅北側 東静岡広場)で開催される「模型の世界首都 静岡ホビーフェア」会場に実物大ガンダムを設置する計画が発表された。このイベントにおける実物大ガンダムは抜刀状態のビームサーベルを片手に持ち、随所をリファインしたニューバージョン(正式名称 REAL GRADE 1/1 RX-78-2 ガンダム)となった。

2010年7月24日から9月30日、12月1日から2011年1月10日の間はギミック等の演出がされる展示や様々な付随イベント、お台場でも好評だった「タッチ&ウォーク」に、グッズ・飲食物ショップも開催。前述の期間以外も、ホビーフェアが終わる2011年3月27日までは展示され観覧は可能であった。またホビーフェアの閉幕後も4月1日までは解体されなかったため、遠巻きながら見学することは出来たが4/2に解体が開始され、4月8日までに展示ステージ以外の部品の解体と搬出が完了。(展示ステージの解体も4月11日から開始され4月20日に完了した。)なお今後は他県での展示を行った後、最終的にはバンダイホビーセンター敷地内に移設される予定である。

  • 静岡ホビーフェア
  • RG 1/1 GUNDAM PROJECT
  • 機動戦士ガンダム:“実物大”立像415万人動員、目標の2.5倍 今後の行方は?
  • 実物大ガンダム 静岡で再び大地に立つ
中国の偽ガンダム[]

テンプレート:現在進行2010年12月、中国四川省成都市温江区にある中国国家4A級旅游景区の遊園地国色天郷楽園にてガンダムにそっくりな金色のロボット(高さ15メートル)が登場した。著作権侵害の疑いがあるために、ガンダムの版権を管理する創通は調査を始めてはいるが、遊園地側は「ガンダムのまねではなく、自分たちでデザインを考えた」などと強弁していると言われる。しかし、遊園地のホームページでは、中国語でガンダムを指す「高達」と明示して紹介されている[13][14][15]。その後、日本側の反応を受けてか、さまざまな外装パーツを追加してガンダムとは似ても似つかぬ姿へと変貌している[16]

  • 国色天乡乐园(中国語)

脚注[]

  1. ゲルググジム・コマンド等、カタログスペック上でガンダムを上回るMSは一年戦争中にも多数存在する
  2. 2.02.1 講談社ポケット百科シリーズ『MSV3連邦軍編』(1984年)より。
  3. これは続編制作後の後付け設定である。劇中ウッディ大尉は「ガンダム1機の働きでマチルダが助けられたり、戦争に勝てるなどというほど甘いものではないのだぞ」と語り、数多くある戦術兵器の1つという域を出ないものと認識している。
  4. 小説『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』のページ下部脚注より。
  5. TVシリーズではガウのメガ粒子砲を易々と防ぐ描写もあったが、これについては後にムック『ロマンアルバム・エクストラ42 機動戦士ガンダム 劇場版』の記事において、脚本・設定担当だった松崎健一が考証ミスであると断言している。
  6. 6.06.1 講談社ポケット百科シリーズ『ロボット大全集[1]機動戦士ガンダム』(1981年)より。
  7. エンターテイメントバイブル『MS大図鑑[一年戦争編]』。
  8. 『1/100MG RX-78-2 ガンダムver.2.0』付属解説書にも「広域を焼却するためのものと考えられる」という記述がある。
  9. 『ギレンの野望 ジオン独立戦争記』では、ガルマが「V作戦」のファイルを読んでいる映像がある。
  10. 『とくダネ!』2009年12月17日放送の1コーナーで語られた実物大ガンダム解体後の現状をサンライズに電話取材した際のコメントによると、「複数のブロックに分解して、国内数カ所の某所に保管されており、マニアに場所を突き止められない様に定期的に保管場所を移動している」との事。
  11. 日本経済新聞2010年5月11日「すごい現場〜事例に学ぶ ガンダム30歳 長寿プラモの研究(上)」
  12. 感動のご対面! 実物大ガンダムがTGSに再臨! 【TGS 2009】
  13. 中国で模倣ガンダム? - MSN産経ニュース
  14. 偽ガンダム中国に立つ!! なぜか色は百式の金色:社会:スポーツ報知
  15. 中国にニセ実物大ガンダム立つ? 独特なオレンジ色も造形はそっくり。(Narinari.com) - エキサイトニュース
  16. http://getnews.jp/archives/96078

関連項目[]

  • 1 E1 m :長さ(高さ)の比較。ガンダム RX-78-2 (架空の二足歩行ロボット)の全長(18.0m)。

外部リンク[]

  • アニメックの頃…(アニメック編集長の小牧によるRX-78命名の経緯)
・話・編・歴
宇宙世紀
 
作品
U.C.0079
- 0083
アニメ
漫画
小説
ゲーム
機動戦士ガンダム(PS) - 機動戦士ガンダム(SS) - MOBILITY FLEET0079 - ガンダム外伝(THE BLUE DESTINY - コロニーの落ちた地で… - 宇宙、閃光の果てに…) - CROSS DIMENSION 0079 - Lost War Chronicles - MS戦線0079 - ジオニックフロント - スピリッツオブジオン - バトルタクティクス - 戦場の絆 - 戦士達の軌跡 - 一年戦争 - カードビルダー - オペレーショントロイ - 機動戦士ガンダム(PS2) - THE WAR FOR EARTH - Target in Sight - ガンダム戦記(PS3) - ネットワークオペレーション - ネットワークオペレーション2 - ネットワークオペレーション3 - バトルオンライン - 不思議のダンジョン - UniversalCentury.net - めぐりあい宇宙 - 連邦vs.ジオン - タクティクスオンライン
その他
ガンダムセンチュリー - MS ERA - 公式百科事典 - 戦略戦術大図鑑 - MSV - THE RIDE - クライシス - ハーモニー
楽曲
U.C.0084
- 0105
U.C.0120
- 0153
U.C.0203
- 0224
総括
アニメ
ゲーム
クライマックスU.C. - ギレンの野望(ジオン独立戦争記 - アクシズの脅威) - バトルロワイヤル - バトルクロニクル - バトルユニバース
楽曲
 
登場人物
地球連邦軍
アムロ - カイ - カツ - スレッガー - セイラ - テム - ハヤト - ブライト - フラウ - マチルダ - ミライ - リュウ - レビル
ジオン公国
あ行-さ行 - た行-わ行 - シャア - ララァ - ランバ・ラル - マ・クベ - ハモン - シャリア - クスコ・アル - ザビ家 - 黒い三連星 - マッドアングラー隊
一年戦争
民間人 - 0080 - 第08MS小隊 - MS IGLOO - MS IGLOO 2 - MSV - 戦略戦術大図鑑
0083
コウ - ニナ - ガトー - シナプス - ケリィ - シーマ - デラーズ - 不死身の第四小隊
Z
カミーユ - エマ - ファ - ヘンケン - レコア - アストナージ - ベルトーチカ - サラ - ジェリド - シロッコ - ヤザン - フォウ - ライラ - ロザミア - ジャミトフ - バスク - ウォン - ハサウェイ - ハマーン
ZZ
ジュドー - グレミー - マシュマー - ガンダム・チーム - プルシリーズ
F91
シーブック - セシリー - ザビーネ
V
ウッソ - シャクティ - カテジナ - クロノクル
その他
逆襲のシャア - ガイア・ギア
 
機動兵器
ガンダム
FSWS計画 - 陸戦型 - Mk-II - Mk-III - Mk-IV - Mk-V - NT-1 - GT-FOUR - ピクシー - ゼファー - GPシリーズ - TR-6 - サイコ - Ζ計画 - 百式 - Z - Ζプラス - S - ZZ - D - リ・ガズィ - ν - ユニコーン - オデュッセウス - Ξ - F90 - F91 - シルエット - ネオ - クロスボーン - ヴィクトリー - V2 - セイバーシリーズ
ジム
ザク
地球連邦軍
ジオン公国
ティターンズ
エゥーゴ
ネオ・ジオン
α・アジール - ガザC - カプール - キュベレイ - ギラ・ドーガ - クィン・マンサ - サザビー - シナンジュ - ズサ - ドーベン・ウルフ - ハンマ・ハンマ - ヤクト・ドーガ
ザンスカール帝国
コンティオ - シャッコー - ゾロ - ゾロアット
所属別
クロスボーン・バンガード - 木星帝国 - メタトロン - マハ - 議会軍
その他
キャトル - ゲゼ - ガンイージ - Ζ-MSV - M-MSV - MSV-R
 
用語
戦役
ラプラス事件 - 一年戦争 - グリプス戦役 - 第一次ネオ・ジオン抗争 - 第二次ネオ・ジオン抗争 - ザンスカール戦争
軍事勢力
地球連邦軍 - ジオン公国 - ジオン共和国 - デラーズ・フリート - ティターンズ - エゥーゴ - カラバ - ニューディサイズ - ネオ・ジオン - ロンド・ベル - マフティー - 木星帝国 - ザンスカール帝国 - リガ・ミリティア - メタトロン - マハ
作戦・計画
施設と地名
アクシズ - ア・バオア・クー - サイド - ジャブロー - ソロモン - フォン・ブラウン市 - ニュータイプ研究所
企業
サナリィ - アナハイム・エレクトロニクス社 - ブッホ・コンツェルン - ビスト財団
兵器技術
その他
スペースノイドとアースノイド - ジオニズム

en:Gundam (mobile suit)id:RX-78-2 Gundamit:RX-78 Gundamko:건담 (모빌슈트)th:กันดั้ม (โมบิลสูท)zh:RX-78系列机动战士



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