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ジオン公国の機動兵器(ジオンこうこくのきどうへいき)はアニメ『機動戦士ガンダム』および関連作品に登場する架空の兵器のうち「ジオン公国」とジオン公国残党軍「デラーズ・フリート」に所属するモビルスーツ (MS) 及びモビルアーマー (MA) などといった機動兵器について記述する。記述は五十音順。
テンプレート:ネタバレ
「アッガイ」を参照
「アッグシリーズ#アッグ」を参照
「アッグシリーズ#アッグガイ」を参照
「イフリート (ガンダムシリーズ)」を参照
「ペズン計画#ガッシャ」を参照
「ガルバルディ」を参照
「ペズン計画#ギガン」を参照
「ギャン」を参照
「グフ」を参照
テンプレート:機動兵器
漫画『機動戦士ガンダム MS IGLOO 603』の1エピソード「蝙蝠はソロモンにはばたく」に登場するMS。
地球連邦軍のMSジムとして誤認させる為だけに製造されたMSである。ミノフスキー粒子を散布した下での戦闘ではレーダーが使用出来ない為、有視界での戦闘が前提とされる事から、この偽装を用いて連邦軍艦船に接近、潜入、後方撹乱する事を主な目的としている。それに加え、偽装によって相手に近づいた上で友軍機と誤認させ、油断させた後に、攻撃・破壊する事も目的とされている。だが、これらを運用する部隊は、その特殊な活動の為すべての公式記録は削除されている。また、この機体のパイロットは、地球連邦軍から亡命した義勇兵によって構成されており、捨て駒的な扱いを受けている。
基となったのはザクIIなどの公国軍製の機体だが、改装によってその形状は原形を留めていない[1]。改装により軽量化されており、運動性は上がっているが、装甲が犠牲となった。このため耐弾性能は正規のMSに比べはるかに劣り、パイロットの生存確率を著しく低下させている。又、その形状から友軍からも攻撃される危険性も伴っている。その為、作中でもパイロットのエンマ・ライヒ(ライチェ)中尉は、この機体を「戦場の狂気そのもの」と呼んでいた[2]。運用上の理由から正式な型式番号を与えられておらず、その生産数も僅かである。
宇宙暦0079年12月上旬、ソロモン地区にてテストが行われた[3]。その擬態により数隻のコロンブス級補給艦やサラミス級巡洋艦を撃沈し、ジムとの誤認率が高い事を証明する。だが事情を知らない友軍のムサイから攻撃され、機体は大破。パイロットのライヒ中尉も戦死している。
またライヒ中尉は機体に蝙蝠をあしらったエンブレムを描いており、これが、題名「蝙蝠はソロモンにはばたく」の由来となっている。 このエンブレムは、連邦を裏切ってジオンに加担した自分たち義勇兵を、イソップ寓話の一つ『卑怯なコウモリ』に喩えた皮肉に由来している。
装備ゲム・カモフ、ゲファンゲナー・ゲムともに、弾薬補給等の都合から連邦製の武器をそのまま使うことはなく、120mmザクマシンガンやザクバズーカなどの外装をカモフラージュして使用している。また、135mm対艦ライフルやチェーンマインなどの対艦攻撃用の装備も数種類実装されていた。この他、シールドも大幅な変更が成されている。備考漫画『MS IGLOO 603』の出渕裕の解説によると、「蝙蝠はソロモンにはばたく」は映像作品『MS IGLOO』を全6話に絞り込む際に最後まで候補に残っていたエピソードだった。メインとなるゲストキャラクターが女性である唯一のエピソードだったため、映像化を望んでいた。なお、ガンダムシリーズで敵の目をごまかすというMSは『機動戦士Vガンダム』でゾロアットを鹵獲しカラーリングを従来の赤塗装から白に変更した「ホワイトアット」があり、こちらは敵を動揺させ撃墜されることなく活躍した。こちらもパイロットが女性である。元祖SDガンダムに登場するにせガンダムは、標的専用としてザクをガンダムに偽装したMSと言う設定が存在する他、ザクにもガンダムにもなれないキャラクターとして登場している。ゲファンゲナー・ゲム(鹵獲ジム)[]初出は『MS ERA 0001〜0080 ガンダム戦場写真集』。「ゲム」とはジオン公国軍に鹵獲されたジムの公国軍における呼称(ドイツ語読み)で、正式記録上では「ゲファンゲナー・ゲム」とされている[3]。鹵獲されたジムは性能調査の為に使用されるのはもちろんだが、一部の機体は戦闘に用いられた。『MS ERA』のゲムは、シールドに大きなジオン国籍マークを描いて敵味方識別としている。なお小火器以外の鹵獲機を自軍装備として戦場に投入する際には国籍マークを変えなければならないが、ゲム・カモフとセモベンテ隊は意図的に国籍マークを隠すか偽装している。
「ゲルググ」を参照
「ケンプファー」を参照
「ゴッグ」を参照
「ザクシリーズのバリエーション」を参照
アクト・ザク[]「ペズン計画#アクト・ザク」を参照
ザクI[]「ザクI」を参照
ザクII[]「ザクII」を参照
高機動型ザクII[]「高機動型ザクII」を参照
作業用ザクII[]「作業用ザクII」を参照
陸戦型ザクII[]「陸戦型ザクII」を参照
テンプレート:機動兵器
OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場する長距離支援用の超重MS。
ドムに採用された熱核ジェットエンジンを採用しており、台形状シルエットの鈍重な外見に似合わない高い機動性を誇る。なお、陸上での最高速度は220km/hである。この機体の最大の特徴とも言える主武装の680mmカノン砲は、劇中でトリントン基地司令部を一撃で破壊したように、絶大なる威力を誇る。このカノン砲を運用するため複座機となっており、前方に操縦士、後方に射撃手が搭乗する。また、カノン砲は背中に2つに折りたたまれており、砲撃時には組み上げて運用する。ただし、操縦系の切り替えにより1人での運用も可能である。
近距離戦に対しては肩部ミサイルランチャーとバルカン砲のみの武装であり、劇中の格闘戦では機体の質量をもって体当たりをするに留めるなど、近距離戦を苦手としている。設定上はビームサーベルも装備可能であるが[4]、劇中では装備していない。
本機は一年戦争末期に生まれた試作機で、生産数、実戦参加の有無、戦果なども不明な点が多い。公国軍残党のデラーズ・フリートは、終戦から3年後、この機体をトリントン基地への攻撃に投入している。
また試作モビルタンクヒルドルブは、重砲撃を主眼に置いた運用思想やモノアイ周囲のデザインに共通点が見られ、本機の開発系譜に関与していたことが伺える。
技術的考察本機は、ザクキャノン、ガンタンクなどの中長距離支援用MSの1つである。一般的にこれらのMSは鈍重なイメージがあるが、熱核ジェットエンジンにより高い機動性を確保している。ただし、ドムとは異なりジャンプなどは出来ず、平面的な移動に限られるといわれている。主兵装について、開発当時の一年戦争末期にはビーム兵器が実用化されており、実際に中長距離支援用MSであるゲルググ・キャノンには、ビームキャノンが搭載されている。しかし、ビーム兵器は地上では威力が減衰するため当時はあまり用いられなかった。また、地上では曲射弾道による長距離砲撃を行えることもあり、実体弾を用いるカノン砲が装備されたのである。ただしミノフスキー粒子下の戦闘である為、精密長距離砲撃を行うには観測部隊による誘導が欠かせない[5]。さらに680mmカノン砲はMSや戦車相手に有効な兵装ではなく、またそのプラットフォームをMSとする必要性が薄い事などから、この種のMSは以後はほとんど開発されていない。メルザ・ウン・カノーネ[]メルザ・ウン・カノーネは本編に先駆けてカトキハジメによりイラスト公開された、ザメルの準備稿バージョンを指す。このデザインからアニメーション用に線を減らして佐野浩敏によりクリーンアップされて完成したのが、ザメルの決定稿である。決定稿との差異は、
などがある。元々ザメルは、カトキが先にデザインしたゼク・ツヴァイをルーツとした巨大MSであり、歩行不可能な多重分割された脚部、推進補助用の巨大スカートなど、巨体ゆえに人型を外れたフォルムというコンセプトはゼク・ツヴァイのものであった。随所に既存MSのパーツを流用したのも、「一目で巨大物と解るようにするため」というデザイン上の意図があった。
なお、陸上用巨大MSであるザメルには、腰部正面が折り畳みハシゴとバケットのようになって、乗員を胴体から地上まで移送する昇降装置が装備されている。ギミックそのものは準備稿の段階で考案されていたが、本編には登場しなかった。
『モデルグラフィックス』誌Vol.74(1990年12月号)には、この準備稿とカトキ自身の手によるカラーイラストが掲載された。カラーイラストは、ビームサーベルを構えたガンダム試作1号機がメルザ・ウン・カノーネの懐に飛び込まんとする対決の情景を描いている。
「ジオング」を参照
「アッグシリーズ#ジュアッグ」を参照
「ズゴック」を参照
「センチュリオ」を参照
「アッグシリーズ#ゾゴック」を参照
「ゾック」を参照
「ヅダ」を参照
「ドム」を参照
リック・ドム[]「リック・ドム」を参照
テンプレート:機動兵器
OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場するジオン公国残党軍デラーズ・フリートの量産型MS。同組織が一年戦争後に独自開発した宇宙戦用MS。30機ほどが生産され、偵察や陽動作戦に使用された[6]。
深刻な物資不足に悩む公国残党軍の台所事情を反映したかのような機体で、破損したザクII F2型の上半身にガトル戦闘爆撃機のプロペラントタンク兼スラスターを足部分に組み合わせ製造された[6]。このため、地上での歩行機能は有していない。武装は右腕のマニピュレーターを排除し装備された40mmバルカン砲と、戦艦の装甲を流用した左腕部シールドに固定されたビームサーベルのみで、戦闘能力は低い。
プロペラントタンクはAMBAC作動肢としては殆ど機能せず、運動性は非常に低い。代替措置として両肩に球状のスラスターポッドを設置しているが、それでも通常のMSには遠く及ばなかった。ただし直線のみの加速性能は非常に高く、リック・ドムに匹敵すると言われている[7]。
劇中での活躍『0083』第5話冒頭、ガンダム試作2号機の回収任務にあたったムサイ級軽巡洋艦ペールギュントと僚艦から6機が発進し、3隻の連邦軍サラミス改級宇宙巡洋艦と交戦。サラミス改3隻の撃沈に貢献した。第8話では、ドラッツェ1機がガンダム試作1号機 "フルバーニアン"に白兵戦を仕掛けるも返り討ちにされた。『0083CDドラマ ルンガ沖砲撃戦』では、パプア級輸送船の放出した偽装コンテナの中から1機が出現、フルバーニアンに撃破された。劇場版『機動戦士ΖガンダムIII A New Translation -星の鼓動は愛-』では、アクシズ側にも配備されており、グレーに塗装された本機が哨戒飛行している。OVA『機動戦士ガンダムUC』では、紫に再塗装し、袖付きの装飾が施され、パラオの防衛戦力として稼動している。右手はガトリング・ガンに換装されている。「ドルメル」を参照
「ペズン計画#ペズン・ドワッジ」を参照
「アッザム」を参照
「アプサラス計画」を参照
「エルメス (ガンダムシリーズ)」を参照
テンプレート:機動兵器アニメ『機動戦士ガンダム』に登場するジオン公国軍の水中用MA。
MIP社により水陸両用MSと同時期に開発され、初めて実戦投入された水中用MAである。ジオン公国軍ではコストの問題から特定の運用に限定した複数のMA開発計画が同時に進行しており、その中で本機が最も早く完成する。開発は先行していた同じMIP社製のビグロをベースに行われ、開発着手から1ヶ月半という短期間で完成している[8]。
推進には水陸両用MSと同様に熱核水流ジェットエンジンを用い、単独で地球一周するほどの航続距離を備えているとも言われている[8]。
武装は魚雷及び対空ミサイルを装備し、水中・水上の敵どちらにも攻撃可能である。この対空ミサイルはブーメラン状の整流板が設置されているため、ブーメランミサイルとも呼ばれる。また機体左右に装備されているクローアームは直接敵機や敵艦船の装甲を破壊でき、航行時には機体後方に折り畳むことにより抵抗を軽減する。量産機では機首にメガ粒子砲を搭載することが計画されていたが、量産化は実現せず計画のみにとどまっている[8]。
サンディエゴ基地の潜水艦ドックで計3機が建造され[8]、メキシコ湾を拠点とした大西洋上でテストが行われた。うち1機はマッドアングラー隊に支給され、ホワイトベース隊と交戦し撃破されている。残りは連邦軍の海上艦隊に対しての攻撃に使用され、マダガスカル沖で終戦を迎え、接収されている[8]。
劇中での活躍アニメ『機動戦士ガンダム』第28話では、連邦軍のヒマラヤ級空母を一撃で屠った。さらにベルファスト基地よりジャブローに向かい飛行中のホワイトベースに、ズゴック2機を牽引しつつ水中航行で追いつき、潜航したままブーメランミサイルの猛射で追い詰めるなど、MAの力を見せつける。水中に入ったガンダムとも戦って圧倒、クローアームで捕獲して片足をもぎ取るが、頭部にビームサーベルを突き立てられて撃破された。搭乗したフラナガン・ブーンがシャア・アズナブルに対し借用を懇願していたことから、元来シャアに与えられたMAと考えられる。劇場版『機動戦士ガンダムII 哀・戦士篇』では、ガンペリーに搭乗したミハル・ラトキエの放ったミサイルにより撃破された。漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、長い尾翼が付き、武装は7連装魚雷から対空ミサイルとなり、ミサイルランチャーの追加、搭乗パイロットもトクワンとなるなど設定が変更されている。また、ゾック、ズゴックを牽引できるだけでなく、水上をジャンプするという離れ業も披露した。漫画『新MS戦記 機動戦士ガンダム短編集』では、クローアームの形状がリファインされた本機が登場する。ゴッグ2機を、劇中のように鎖で牽引するのではなく、機体の下に抱え込むようにして運搬する。水中型ガンダム(ガンダイバー)と交戦し、生還した。一年戦争後にジオン公国軍残党による運用例が確認されており、漫画『機動戦士ガンダム戦記U.C.0081 -水天の涙-』での、「水天の涙作戦」に参加したベルファスト基地襲撃機や、漫画『機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのレポートより―』での、グリプス戦役時にティターンズ所属の空母を水陸両用MSとともに攻撃した機体がある。テンプレート:機動兵器
ゲーム『SDガンダム GGENERATION GATHER BEAT』に登場する、試作MA。
一年戦争末期、ジオン公国軍により正面決戦による対艦戦闘を目的に計画された決戦用重MAである。地上での運用をまったく考慮していない一本足のデザインが特徴である。
武装は有線ヘッドビーム、ヴァリアブル・メガ粒子砲、有線アンカーレッグ、対空メガ粒子砲を搭載し、戦艦を容易に撃沈しうる移動要塞ともいうべき絶大な火力を有した。また、アンカーレッグをたたむことにより巡航形態への変形を可能とし、計画時の想定では高機動MAに匹敵するほどの機動性、運動性を発揮する予定であった。
しかし、当時の技術水準では要求された性能を満たせず、悪化をたどる戦局の状況もあって設計は難航。その間に一年戦争は終結し、本機のデータおよび関連書類は機密保持のために破棄されている。
名称及び原案デザインは富野由悠季によるもので、『機動戦士ガンダム』制作時の構想メモ(いわゆる「富野メモ」)に描かれていた没メカを元にしている。
劇中での活躍『SDガンダム GGENERATION GATHER BEAT』では最終ボスとして登場。ナノマシンやDG細胞の機能を取り入れた最強のMAとしてフロスト兄弟の野望を達成するために投入された。また『GGENERATION ADVANCE』では、当機はグロムリン・フォズィルのプロトタイプとして設定されている。漫画『機動戦士ガンダム カタナ』では、宇宙世紀0084年に元フラナガン機関研究員・アンリ機が登場。シャア・アズナブルの月への帰還情報を契機にグラナダにおいてジオン軍残党の糾合を企てるが、反地球連邦組織「シン・フェデラル」所属のフルアーマー・アレックスによって撃墜された。グロムリンII[]ゲーム『GGENERATION GATHER BEAT2』に登場する超大型MA。(型式番号:MAN-05-2)
アクシズに逃れたギレン・ザビによって開発され、月光蝶システムによる自己修復機能などを装備していた。戦闘は主に機体側面に装備されたグロムリンサイズのビットで行い、格闘用に超大型ビームサーベルも装備している。MAというより巨大戦艦といってもよい。
グロムリン・フォズィル[]ゲーム『GGENERATION ADVANCE』に登場するMA。(型式番号:MAN-05B)
完成したグロムリンをコアユニットに追加ユニットを装備した形態。DG細胞によって自己修復機能を持っている。ゲーム中、ギニアス・サハリンが完成させ、ソーラ・レイに匹敵する破壊力を発揮し、ア・バオア・クー要塞までも一撃のもとに粉砕した。
「ザクレロ」を参照
「ノイエ・ジール」を参照
「ビグ・ザム」を参照
「ビグロ」を参照
「ブラウ・ブロ」を参照
テンプレート:機動兵器
OVA『機動戦士ガンダム MS IGLOO -黙示録0079-』第2話・3話に登場するモビルポッド。
一年戦争末期、ジオン公国軍の戦局悪化に伴って技術本部が「決戦兵器」と称して緊急開発した駆逐モビルポッドである。異なる企業のプロジェクトを統合しつつ従来の生産ラインを活用する事が求められ[9]、基幹ユニットにはザク向けに開発されたパーツを使用する設計となり、正規の手続きを踏まぬまま、なし崩し的に制式化され量産に入った。
このような経緯から開発の主導権は技術本部が握ることとなり、ザクマシンガンなどの既成の兵器や戦線の後退により不要となった地上用のザクII(J型)のジェネレーターを流用して緊急開発し、宇宙世紀0079年11月にプロトタイプを完成させた[9]。連邦兵士はそのフォルムに接して「ジオンのゴミ箱」や「ドラム缶の化け物」とコメントしている。
本機は、国力の疲弊した国家特有の廉価兵器である。連邦軍がMSの代用品として使用してきたボールを彷彿とさせるコンセプトの機体であることから、一部の兵士からは「先祖帰り」などと揶揄された[10]。実際、オッゴの開発背景にはボールの活躍に触発されたジオン公国軍の後押しがあった[9]。
宇宙戦用に設計されたが、冷却システムを持たない地上用のジェネレーターを流用したため、静止モードでもロケットエンジンをアイドリングさせ、冷却システムと作業用アームを稼動させるという発想で全体が設計された。メインカメラはモノアイ式だがザクなどのようなモノアイレールやシールドが無く、旋回式の頭部に直接装架されている。胴体左右のシリンダー内部には、大推力用の重推進剤と巡航用兼アイドリング用の水素という2種類の推進剤タンクで占められている。胴体のほとんどがプロペラントであることから、ある程度の稼動時間を持つ[9]。作業用アームは機体下部前側に折畳まれて収納されており、展開して武装を掴んだり、格闘戦を行ったり、物資運搬等が可能となっている。
武装は固定式に改造したザクマシンガン、ザクバズーカなどを機体上部右側のアタッチメントに装備する。機体各部のアタッチメントやハードポイントにはロケット弾やシュツルム・ファウストなどMSの携行武器を装備することも出来るが、ビーム兵器は装備不可能。また、アタッチメント及びハードポイントは回転させることが可能で、本体の姿勢や運動を変更することなく装備した兵器を真後ろに指向して背後の敵に攻撃を加える事も可能である。このような装備運用の柔軟性と良好な運動性能により、総合的な戦闘能力は、計算上ボールを凌ぐとされた。
カラーリングは明るいカーキ。各機の胴体左のシリンダー前部に描かれている3桁の数字は、前2桁は所属小隊番号、最後の1桁が小隊内での機体番号となる。例として「021」ならば、第2小隊1番機を表す。
なお大戦末期に少数投入された本機であるが、実際の生産数は不明である。他にザク・マリンタイプの試験時に随伴するほぼ同型の水中用モビルポッド(カラーリングはイエロー)が確認されている[11]。
ドイツ軍が第二次世界大戦終盤に投入した軽駆逐戦車「ヘッツァー」がモデルである[12]。
劇中の活躍一年戦争最末期のア・バオア・クー攻防戦直前にカスペン戦闘大隊の指揮下に組み込まれた第603技術試験隊ヨーツンヘイムに35機前後が配備され、試験と称する前線配備がなされている。ただし、実戦経験者は大隊長であるヘルベルト・フォン・カスペン大佐のみであり、配属されたパイロットは急遽召集された16〜18歳の学徒兵でしかなかった。志願兵であり士気は高いものの、操縦方法が単純なモビルポッドを前提として訓練時間は150時間という促成兵であった[10]。宇宙世紀0079年12月30日と31日に2度の実戦投入が行われた。30日にはモニク・キャディラック特務大尉の弟エルヴィン・キャディラック曹長が戦死。翌日にはア・バオア・クー攻防戦に参加した。既にこの時点で公国軍には劣勢を覆せる力は無く、ヨーツンヘイムに帰還出来たのは僅か9機ほどの状態で敗戦を迎えている。一年戦争以後も投入されている。漫画『機動戦士ガンダム カタナ』では、宇宙世紀0084年に反地球連邦組織「シン・フェデラル」に数機配備された。漫画『機動戦士ガンダムΖΖ外伝 ジオンの幻陽』では、第一次ネオ・ジオン抗争時にネオ・ジオンに数機配備され、大型兵器「ラーフ・システム」の構築のため、機材運搬に用いられた。テンプレート:機動兵器
ゲーム『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…』に登場する試作大型機動兵器。拠点防衛用に開発された機体で、性能や開発経緯等については不明な点が多い。
実質的にはホバー走行の移動砲台であるが、砲塔部分にザクIIのボディを流用し、機関銃内蔵のアームを設置しているのが特徴である。機体後部には機関砲砲塔2機を装備する。開発経緯はザクタンクと同じだが、大口径キャノンとミサイルポッド、マシンガンで武装しており、非常に強大な火力を持ち、装甲もある程度厚いが、冷却システムに問題があり長時間の運用ができない。拠点強襲用MAであるが現地調達の廃品から再生されたため、MAにしては攻撃力こそ高いが装甲は比較的脆いという欠点を持つ。
主砲である大口径キャノンを地球連邦軍から奪取した対艦用大型ビーム砲「バストライナー」に換装したタイプも存在し、大口径キャノンを装備したタイプをA型、バストライナーを装備したタイプをB型と呼ぶ。
劇中の活躍ヒューエンデン基地の護衛として、ヴィッシュ・ドナヒュー中尉の操縦するゲルググG型と共に登場する。連邦軍ホワイト・ディンゴ隊のジム・スナイパーII、3機と交戦して撃破されている。ゲームではそれ以前のステージでジオン軍への軍事物資(その中にバストライナーも含まれている)輸送を阻止したかどうかでA型とB型のどちらが出てくるかが決まる。なおゲルググより先にライノサラスを倒すと、ヴィッシュの通信メッセージが流れる。小説版『コロニーの落ちた地で』では、バストライナーを装備したB型が登場。3人が乗り込んで操縦する。テンプレート:脚注ヘルプ
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