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鎧伝サムライトルーパー | |
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ジャンル | ヒーロー |
アニメ | |
監督 | 池田成、浜津守 |
アニメーション制作 | サンライズ |
製作 | 名古屋テレビ 東急エージェンシー サンライズ |
放送局 | 名古屋テレビ |
放送期間 | 1988年4月30日 - 1989年3月4日 |
話数 | 全39話 |
コピーライト表記 | ©1988 サンライズ |
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『鎧伝サムライトルーパー』[1](よろいでんサムライトルーパー)は、日本で放映されたテレビアニメ。
サンライズが製作し、1988年(昭和63年)4月30日から1989年(平成元年)3月4日まで名古屋テレビ・テレビ朝日系で毎週土曜日17:30 - 18:00に全39話が放送された。
遥かなる伝説の時代、この世に邪悪がはびこりし時、一人の武者が現れた。その武者、正しき心を力とし妖邪帝王・阿羅醐を討伐する。妖邪帝王の野望を打ち砕くも、残された鎧の怨念を浄化すること敵わず。その武者、正しき心『仁義礼智信忠孝悌忍』を鎧に刻み込み、九つの鎧へと分ける。
時は現代(1988年・放映当時)再び妖邪界が人間界を支配せんと目論む。大東京・新宿上空に妖邪帝王の城『阿羅醐城』が出現、その妖邪の力に現代科学・兵器は全て沈黙した。その時、その妖邪帝王・阿羅醐の野望を打ち砕かんとする5人の少年らが立ち上がった!
その名を『サムライトルーパー』という。
5人の少年たちが"鎧擬亜"(よろいギア)というプロテクターを装着して"妖邪"と戦う物語である。
企画当時は1986年から放送された『聖闘士星矢』が商業的な大成功を収めており、1980年代後半にはその影響下でいわゆる"装着もの""鎧もの"のテレビアニメ・OVAが幾つも企画されているが、その中でも代表的な作品の1つである。また、この時間帯のサンライズ制作アニメ番組では異色の、等身大ヒーローアニメである。サンライズの井上幸一は「(聖闘士星矢を)研究して舞台を日本に持ってくると…『サムライトルーパー』が出てきた」と述べているとおり[2]同社が得意とする「二番煎じ」の作品である。鎧擬亜を装着する際、背景に反物が乱れ飛び桜が舞い落ちるバンクシーンは、アニメアールの谷口守泰によるもので、当時の"装着もの"のブームを象徴するシーンである。また『南総里見八犬伝』からもモチーフを得ている。
関連商品のマーチャンダイジングの主対象を子供に置いている子供向けアニメとして見ればその本旨からは外れるものの、塩山紀生のデザインした男性美形キャラたちは当時の女性アニメファンから絶大な支持を集め、同様の盛り上がり方を見せた『聖闘士星矢』などと共に1991年頃までのいわゆる「美少年アニメブーム」の強力な牽引役を担う原動力となった。その様な事情もあり、シリーズ全体で見渡した場合にはマーチャンダイジングも最終的に女性アニメファンへの訴求を図るものが基本線となった。そして、この人気は番組終了後もなお続き、声を担当していた声優たちへの人気へと波及していく。これを受けて男性主演声優5人が「NG5」というユニットを組んで活動、キャラクター人気と相まって一大ブームとなり、サンライズにも当時『機動戦士ガンダム』以来という巨額の版権収入をもたらす事となる。NG5の人気はアニメ業界のみならず、多くの一般マスコミで取り上げるほどだった(詳しくはNG5の項を参照)。
しかし、キャラクターやNG5が高い人気を誇ったのとは裏腹に、シリーズ中盤の視聴率の低さやメインスポンサーであるタカラ(現・タカラトミー)が発売した玩具「超弾動」シリーズ[3]の売れ行きの不振は極めて深刻なままに終始した。後のブームの兆しが出てきた終盤こそ視聴率は若干持ち直し傾向となり、物語こそ大団円で修了しているものの、結局は打ち切り同然の形での終了となった。
なお、本作からは、事実上の前企画『機甲戦記ドラグナー』まで制作に関わった創通エージェンシー(現・創通)に代わる共同制作社として東急エージェンシーが、同じく『戦闘メカ ザブングル』から『ドラグナー』まで関わったバンダイに代わるメインスポンサーとしてタカラが参加。本作で構築されたこの3社による体制は後番組の『獣神ライガー』を経て勇者シリーズ全8作へと繋がり、足掛け10年間にわたるものとなる。
テンプレート:ネタバレ
『真(まこと)を智(さと)り、人を信じ、礼を尽くして正義を行なう、これぞ仁(ひと)の途(みち)なり。』
元々、妖邪帝王阿羅醐が纏っていた「人間の怨念で作られた」鎧を封印と浄化の為に作られた物。烈火・金剛・光輪・天空・水滸・夢幻・漆黒・貴力・薬師という名前がつけられ、身に纏えば超絶的な力を得ることができる。それぞれ、仁・義・礼・智・信・忍・孝・忠・悌の心を持つものにしか纏えない。本当は十体作られるはずだったが、十体目の材料にあたる部分(阿羅醐の兜)が妖邪に持ち去られたため九体になり、十体目に宿るはずの「勇」の心は妖邪「剣舞卿」になってしまった。
九体の鎧擬亜の内、夢幻・漆黒・貴力・薬師は後に再び阿羅醐の手に渡り、阿羅醐の力で形状が変化したため禍々しい外見になっている。この四体が本来どのような形状だったかは、明らかになっていない。
鎧擬亜は通常、異空間に存在し、アンダーギア(防着)[4]を装備した上で「武装!○○!」のキーワードで出現する。纏っている間は体力の消耗が激しい。トルーパーたちがぎりぎりまで武装せずアンダーギアだけで戦っていたのは、体力を温存するためのようである。
物語はこの鎧をめぐっての戦いが主軸となり、サムライトルーパーの時代(1988年)では同世代の若者たちが資質の持ち主として現われる。
普段は手の平に収まる光の玉となり、それぞれが所持している。
尚、鎧擬亜の五勇士分は、後、『MESSAGE』にて変化を遂げ、更に戦国甲冑に近い形になった。アンダーギアも別デザインはされているが、設定のみで作中には登場していない。
鎧擬亜を纏う者たちと、それを奪い世を支配せんとする者達との一千年の子々孫々にわたる戦い。
それゆえに、登場人物たちは戦いの中で鎧擬亜を手にした者の子孫という事になり、殆どがその祖先に戦国武将が存在する。
また主人公五人の額に浮かぶ文字は、里見八犬伝がモチーフの一つとはいえ、儒教における主要な思想・五常とつながっている。
この五人は、普段は武器を背負っている。尚、四魔将と区別する時、全員の総称として『五勇士』と呼ばれる事がある。
真田遼(さなだ りょう/烈火のリョウ)声 - 草尾毅1973年8月15日生 O型 山梨県出身「仁」の鎧烈火を纏う戦士。のちに白き鎧輝煌帝(きこうてい)を纏うようになる。武田の名将・真田幸村の子孫。カメラマンの父と二人暮らし。放任主義の下、自由奔放に育つ。幼少期に白炎(びゃくえん)と出会い、自ずと戦いの宿命を知ることとなる。田舎育ちで人とあまり接することなく育ったためか、人付き合いが苦手。虚弱体質に見えるが、実際は息継ぎができないだけである。感情的な面があるものの、仲間意識は人一倍強い。趣味は山歩き、特技はサッカー、好きなものはモグラたたき。かき氷、氷の類は苦手。オシャレには無頓着だが、第二期EDや外伝ではタキシードを着こなしトレードマークの長髪の襟足がやや短くなっていた。武器は双刀『烈火剣』で、必殺技は剣の柄を尾部で接合し長刀と化して劫火の刃を放つ『双炎斬』(超弾動覚醒後は『超弾動双炎斬』)。後に輝煌帝の鎧を着用した際の使用に耐え切れずに烈火剣が折れてしまった為、剣舞卿から譲り受けた『剛烈剣』を用いるようになり、必殺技も『超弾動閃煌斬』へとパワーアップした。また折れた烈火剣も富士山の火口のマグマで修復し、烈火の鎧を着用時に引き続き使用している。秀麗黄(しゅう れいふぁん/金剛のシュウ)声 - 西村智博1973年9月1日生 O型 神奈川県出身 「義」の鎧金剛を纏う戦士。初期の公式設定では清の時代に大陸から渡ってきた華僑の名家の子孫であったが、隋の時代に日本に来た武術家の子孫、大陸へ渡ってジンギスカンになった源義経の子孫と設定が変遷している。横浜在住、華僑の家系で長男で4人の弟妹がいる。義の心に目覚めたシュウが自宅の蔵で鎧珠を見つける。子供の世話が好きで山野純のお兄ちゃん的存在。お調子者で大食漢、思うままに感情をみせるが、明るく素直である。敵の言葉に惑わされ武装できなくなることもあったほど純真な一面もある。趣味は食べること、ファミコン。特技は柔道、功夫。苦手な食べ物はコンニャクとツバメの巣。外伝では、リョウとケンカした腹いせにハンバーガーを食べまくり、同じ大食漢であるトウマを呆れさせた。漫画を掲載していたコミックボンボンにおいては読者人気が高いキャラクターだった。[5]武器は鎖を収納可能な三節棍『金剛杖』、必殺技は『岩鉄砕』(超弾動覚醒後は『超弾動岩鉄砕』)。尚、杖の尾部にはモーニングスターの如く棘の生えた小鉄球が同じく鎖で収納接合されており、これを鎖を繰り出して分銅として使用も可能となっている。伊達征士(だて せいじ/光輪のセイジ)声 - 中村大樹1973年6月9日生 B型 宮城県出身 「礼」の鎧光輪を纏う戦士。仙台の名将・伊達政宗直系の子孫。仙台の剣道道場の長男で姉妹がいる。先祖代々伝わる鎧が実は光輪の鎧だった。セイジが礼の心に目覚めたときに本来の鎧の姿が浮かび上がったらしい。父が婿養子で肩身狭く女が強い典型的な女系家族で育ったためか、神経質で潔癖症。悪や非道は決して許さない。女子供にも容赦ない。妖気を発する光輪の鎧を躊躇うことなく自ら一刀両断するほどである。この若さにして趣味は前衛盆栽、尺八という奇天烈な面も。かぼちゃ好き[6](鎧の色はカボチャ色、髪の色はカボチャの花の色)で、瞳の色はラベンダー色、金髪が生まれつきなのかどうかは定かではない。武器は太刀『光輪剣』で、必殺技は『雷光斬』(超弾動覚醒後は『超弾動雷光斬』)。光輪剣は刀身・鍔・柄の3つに分解でき、刀身を剣として使用する傍らで鍔を手裏剣、柄を苦無としても使用できるが劇中で使用されることは無かった。羽柴当麻(はしば とうま/天空のトウマ)声 - 竹村拓1973年10月10日生 AB型 大阪府出身 「智」の鎧天空を纏う戦士。太閤関白家、つまり断絶された筈の豊臣秀吉の正式な血筋の子孫である。生存説のある豊臣秀頼・豊臣鶴松のうち、兄の鶴松の出というのが有力である。IQ250の天才児。天才ゆえ常に、周囲からは特別扱い、同級生からは異端児扱いされ孤独な少年期を過ごしてきた模様。トルーパーの中でも仲間としてなかなか馴染めずにいた。家族との会話も先進的な情報交換ばかりで、子供離れした環境で育ったのも知能が高い理由の一つ。父はマッドな科学者、母は国際ジャーナリストだが、両親は12歳の時に離婚。以後、父方に引き取られたものの、実質的には一人暮らし同然で育つ。自分の家系の謎を調べていく内に鎧にたどり着いたという智将ならではの鎧との出会い。母親曰く「じじくさい」。趣味は囲碁・将棋・パズル。特技はアーチェリーと弓道。苦手なものは巨人ファン。一番頭が良くて低血圧で早食いで甘党で諦めが悪い。第一部で天空帰還の際、寝たまま(無意識か?)必殺技を開眼、発動させ、しかも遼に助けられたことすら気付かず、「大ボケ」の称号も。武器は非常時には弓身に弾動力を込めて抜き身の刀身としても使用可能な[7]弓『翔破弓』、必殺技は『真空波』(超弾動覚醒後は『超弾動真空波』)。毛利伸(もうり しん/水滸のシン)声 - 佐々木望1973年3月14日生 A型 山口県出身 「信」の鎧水滸を纏う戦士。毛利水軍で有名な毛利元就の末裔。萩で病弱な母と婚約中の姉と暮らす。実家は萩焼の窯元であるが、それは表向きの姿。実際は萩の海を守る使命を代々受け継いできた一族。毛利家に伝わる古文書を読んだシンは鎧の存在を知り自ら萩の海に潜り、水滸の鎧を見つけ出す。仲間の中では唯一の高校生(当時)でもあった。メンバーの中でもお兄さん的な存在。常に一歩下がっての仲間への心遣いがある。多少やんちゃな面もあり、秀とは大の仲良し。平和を愛し自然を愛する優しい性格の反面、戦うことを嫌い、輝煌帝伝説では戦うこと、鎧の存在そのものを否定した。趣味は料理。苦手な食べ物は、お頭付きの魚。特技は茶道、槍・棒術、バスケット、水泳。鳴門海峡でシャチと競争して勝った経験がある。普段は優しいシンもシュウの前では本音(毒)を吐く。武器は三又状の槍『二条槍』で、必殺技は『超流破』(超弾動覚醒後は『超弾動超流破』)。二条槍以外に水滸の鎧には背中に小刀、右手に手甲爪が装備されているが劇中で使用されることはなかった。サムライトルーパーの関係者[]ナスティ柳生(ナスティやぎゅう)声 - 日下部かおり1970年5月28日生 AB型 神奈川県小田原市出身フランス帰りのお嬢様でトルーパー達のお姉さん的存在。祖父が千石大学の教授で伝奇学の権威。その研究で妖邪の存在を知ることとなった。必然的に戦いに巻き込まれたヒロイン。フランス人とのハーフで、父方に柳生十兵衛の流れを持つ。赤のパジェロに乗っている。人質になる確率が作品の中では著しく高い人物。山野純(やまの じゅん)声 - 渡辺久美子1979年6月30日生 O型 東京都町田市出身ナスティ柳生と共に戦いに巻き込まれた小学生。純粋な心を持つ、次代の鎧戦士でコミック版では烈火の鎧を纏い最終決戦に参戦する。5人のトルーパー達を「お兄ちゃん」と呼び、慕っている。白炎(びゃくえん)人間の友達のいなかったリョウの友達である、何百年も生きてきた白い虎。第2部で剣舞卿のペットである黒炎王との剛烈剣の争奪戦の際に命を落とすが、黒炎王の魂が白炎に宿り、武装能力を身に着けて甦った。鎧を持つ者達と一千年前より戦い続ける謎の集団。現代(1988年)では九つ(厳密には十)ある鎧のうち、半分を手に入れ、残りを奪うべくサムライトルーパーと戦う。阿羅醐の兵にとって「卑怯は褒め言葉」である。
阿羅醐[]妖邪帝王・阿羅醐(あらご)声 - 笹岡繁蔵、ゲーム『サンライズ英雄譚R』では銀河万丈妖邪界に君臨する妖邪の帝王。本来は名も知らぬ地方豪族。愛や仁を知らず、妖邪と化し、その頂点に君臨した。九つの鎧は約一千年もの昔、迦雄須が人間界を支配せんとする阿羅醐を征伐した際、人間の怨念で作られた鎧を浄化しきれぬため、九つに分け善の心で封じたことから、この物語は始まる。鎧として作られる筈だった十体目の材料にあたる部分の奪還に成功したことで、当初は首だけの姿で登場する。四大魔将[]阿羅醐によって取り戻された夢幻・漆黒・貴力・薬師の鎧に認められた若者達。ただしそれは肉体の事であり、正体は阿羅醐により取り込まれた戦国時代の武将達。
番組初期に発表された魔将の鎧の設定では、名前に古代エジプトの死神をつけたり、「東南アジアの蛇神の意志が乗り移った」としたり、など、およそ最終的なサムライトルーパーの設定とはかけ離れすぎた設定などが混在し、放映前から初期設定がかなり混乱していた。これが後に、河原よしえによって現在のスタイルに統一したという裏話がある。その河原によるノベライズ『鎧正伝サムライトルーパー』では、テレビではラスト近くで描かれている、朱天以外の三魔将の鎧戦士への覚醒が、第1部にあたる部分から丁寧に描かれている。劇中では、四魔将の鎧の内、最強の力を持つのは鬼魔将(=貴力)の鎧である、とされていた。
鬼魔将・朱天童子(おにましょう・しゅてんどうじ)声 - 梁田清之天文20年(1551年)5月5日生 A型 山城の国(現在の京都府)出身本名は狛俊忠(こまのとしただ)「忠」の戦士。真の鎧の名は貴力。真の力持ちとは、人を助ける力を持つ人を指す。元は戦国期の地方領主。力なき我が身を憂い戦乱を平定する強い力を欲し、妖邪帝王阿羅醐配下の鬼魔将としてトルーパーたち(特にリョウとトウマ)を苦しめる。しかし度重なる作戦の失敗で地霊衆により洗脳されるが、迦雄須の手助けにより「忠」の戦士として覚醒。のちにその迦雄須の遺志を受け継ぎ、阿羅醐に反旗を翻す。最期は同じく洗脳された迦遊羅の呪縛を解き放ち、自身の鎧である「貴力」の鎧を託した。武器は鎖鎌『邪鬼鎌(じゃきがま)』で、必殺技は『紅雷閃(こうらいせん)』毒魔将・那唖挫(どくましょう・なあざ)声 - 二又一成天文19年(1550年)10月8日生 AB型 薩摩の国(現在の鹿児島県)出身本名は山之内直時(やまのうちなおとき)「悌」の戦士。真の鎧の名は薬師。薬も毒も表裏一体。人を癒す力を持つ。水滸のシンと因縁があり、第2部ではニセの水滸を使ってシンや魚達を苦しめた。武器は6本の剣『蛇牙剣(じゃがけん)』、必殺技は『蛇牙剣・六節大蛇(~ろくせつおろち)』闇魔将・悪奴弥守(やみましょう・あぬびす)声 - 松本保典天文19年(1550年) O型 陸奥の国(現在の青森県)出身本名は佐々木九十郎(ささきくじゅうろう)「孝」の戦士。真の鎧の名は漆黒。真の闇とは恐ろしき物を包み隠し、闇夜は安眠を誘う。光輪のセイジの因縁の好敵手。武器は太刀『黒狼剣(こくろうけん)』と左手の手甲爪、必殺技は『暗黒跳飛斬り(あんこくちょうひぎり)』幻魔将・螺呪羅(げんましょう・らじゅら)声 - 小杉十郎太天文18年(1549年)9月19日生 B型 武蔵の国(現在の東京都)出身本名は黒田次郎五郎(くろだじろごろう)「忍」の戦士。真の鎧の名は夢幻。襲い掛かる恐怖や痛みを夢幻の中で取り除く。幸せな夢を与える。過去の戦いで左眼を失い眼帯をしている。金剛のシュウと因縁があり、第1部では「鎧は破壊の為に生み出されたもの」とシュウに告げて、シュウの心を惑わせた。武器は柄の根元で六本を籠手状の持ち手に継ぎ合わせた変形長刀『六足長刀(むそくなぎなた)』、必殺技は『投蜘網(とうちもう)』『六刀責め』軍関係者[]芭陀悶(ばだもん)声 - 根本嘉也平安貴族のような幽霊の姿を持つ妖邪地霊衆の頭領で大師様の尊称をつけて呼ばれる。阿羅醐の忠実な僕。妖邪を取り纏める任務にあたる。黒陽炎(こくようえん)阿蘇山で気を失っていた妖邪の忍者。堕羅(だら)大きな体躯をした妖邪兵軍団の総大将。烈火と天空以外の鎧のパワーを吸収していたが、結局リョウたちに倒される。餓執羅(がしゅら)砂竜人(さりゅうと)妖邪兵鎧を着た一般的な兵士。中身は空洞。凍龍鬼(とうりゅうき)声 - 速水奨: [ドラマCD 水滸伝]信州諏訪湖を生まれ故郷とする妖邪。その力は妖邪のものだが、心まで妖邪に侵されてはいない、稀有な妖邪。氷の鎧を身に纏い、あらゆる攻撃を反射してしまう。そしてその力は、あらゆる生物を氷の世界へと誘う。必殺技は『こおれいは』。人間界を護る役目を担る一族。不定期な周期で一族の中から力を持つ者が生まれ、三種の神器を守っていた。戦国時代、阿羅醐によって後継者である迦遊羅を除き滅ぼされる。
迦雄須(かおす)声 - 若本規夫鎧擬亜を作り出した張本人。一千年前に阿羅醐を封じており、肉体は消滅していたが錫杖の力で実体のように見せ、今世まで鎧と、その心を説いてきた。迦遊羅(かゆら)声 - 勝生真沙子永禄2年(1559)12月12日生 A型 迦雄須一族の末裔。8歳の時に妖邪界に拉致されて記憶を封じられ、洗脳されて12歳になるまで阿羅醐の元で女妖邪として育つ。武装解除シーンが艶やか。阿羅醐城内では十二単を纏っていた。朱天童子の戦死後、「忠」の鎧を受け継いだ。武器は剣『星麗剣(せいれいけん)』:必殺技は『嵐星斬(らんせいざん)』「星屑よ、鳴け。星麗剣、吠えろ。我が必殺の嵐星斬!」元は煩悩京と呼ばれる魂を浄化する世界だったが、阿羅醐が現れて以降は妖邪界と変貌した。人間界とは時間の流れが違うため、1年を妖邪界で過ごすと人間界では144年の時が流れる。すなわち人間界の1年が妖邪界では約2日と半日程度(365.2425÷144≒2.536)、人間界の1日が妖邪界では10分、という計算になる。迦遊羅は誘拐された時点で八歳と数ヶ月と数日だった為、生年月日は公式表記されているが、西暦何年に誘拐されたかは正確には計算出来ない。
鎧の力5つを1つにしたとき虚空より現れる鎧擬亜。トルーパーの鎧擬亜と異なり、阿羅醐の鎧から作られたのではなく、もともとは迦雄須一族に伝わる伝説の鎧。テレビアニメ版においては烈火のリョウのみが装着する。
通常は仁・義・礼・智・信の5つを用いるが、正確には組み合わせは何でも良く、芭陀悶が輝煌帝を封じ込めるために強制的に出現させたときには仁・智・孝・悌・忍の5つを使用した。
武器は双刀『剛烈剣』(初期は『烈火剣』で代用)、必殺技は『烈火拳』『超弾動双炎斬』『超弾動閃煌斬』。なお、迦雄須一族に伝わる『輝煌帝』『剛烈剣』『命の勾玉』の三神具が揃った時、大いなる力が得られるという設定だったが、TV版ではリョウがラストで自分を犠牲にして阿羅醐を倒した行為を行った為、彼らの心に共鳴して勾玉が発動した[8]。
なお、後にOVA「輝煌帝伝説」にて輝煌帝は白と黒の一対の物だった事が明かされ、黒い輝煌帝はタンザニアの部族の戦士ムカラが生身で装着した。アンダーギアは鎧と一体化しており、たった一人で召喚できる点が異なるものの、威力はトルーパーの白い輝煌帝と同等だった。
鎧伝サムライトルーパー:全39話 1988年4月30日 - 1989年3月4日
放送日 | 話数 | サブタイトル | 脚本 | ストーリーボード | 演出 | 作画監督 |
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1988/4/30 | 1 | ねらわれた大東京 | 鳥海尽三 大西由起 | 池田成 | 関田修 | 塩山紀生 |
1988/5/7 | 2 | 鬼魔将!朱天の猛攻 | 鳥海尽三 岡雅徳 | 浜津守 | 山田きさらか | |
1988/5/14 | 3 | 鎧擬亜、烈火の秘密 | 海老沼三郎 | 米谷良知 | 金山明博 | |
1988/5/21 | 4 | 毒魔将 那唖挫の罠 | 渡邊由自 | 杉島邦久 | 森山ゆうじ | |
1988/5/28 | 5 | 復活!光の戦士 | 園田英樹 | 川瀬敏文 | 逢坂浩司 | |
1988/6/11 | 6 | 反撃、怒りの超流破 | 海老沼三郎 | 米谷良知 | 石崎すすむ | 笠原彰 |
1988/6/18 | 7 | 開眼!必殺の雷光斬 | 鳥海尽三 | 関田修 | 黄瀬和哉 | |
1988/6/25 | 8 | 幻魔将、螺呪羅の策略 | 大西由起 | 浜津守 | 塩山紀生 | |
1988/7/2 | 9 | 烈火、天空をすくえ | 岡雅徳 | 川瀬敏文 | 石崎すすむ | 進藤満尾 |
1988/7/9 | 10 | 集結!5人の戦士 | 海老沼三郎 | 杉島邦久 | 山田きさらか | |
1988/7/16 | 11 | 妖邪門を打ち破れ | 園田英樹 | 高松信司 | 森山ゆうじ | |
1988/7/23 | 12 | セイジ!暗闇の死闘 | 渡邊由自 | 米谷良知 | 仙波隆網 | 三浦弘二 |
1988/7/30 | 13 | ヨロイギアの正体 | 海老沼三郎 | 川瀬敏文 | 黄瀬和哉 | |
1988/8/6 | 14 | シュテン、心なき戦い | 鳥海尽三 | 仙波隆網 | 石崎すすむ | 進藤満尾 |
1988/8/13 | 15 | カオス、宿命の対決 | 大西由起 | 関田修 | 山田きさらか | |
1988/8/20 | 16 | 突入、アラゴ城 | 岡雅徳 | 米谷良知 | 箕ノ口克己 | 塩山紀生 |
1988/8/27 | 17 | 明かされた鎧伝説 | 鳥海尽三 | 浜津守 | 逢坂浩司 | |
1988/9/10 | 18 | 恐怖の妖邪帝王 | 海老沼三郎 | 杉島邦久 | 黄瀬和哉 | |
1988/9/17 | 19 | 決戦!烈火対アラゴ | 谷田部勝義 | 石崎すすむ | 進藤満尾 | |
1988/9/24 | 20 | 新たなる戦い | 鳥海尽三 | 関田修 | 山田きさらか | |
1988/10/1 | 21 | 輝け白き鎧! | 園田英樹 | 箕ノ口克己 | 上村栄司 | |
1988/10/15 | 22 | 剣舞卿の挑戦 | 岡雅徳 | 浜津守 | 浜津守 赤根和樹 | 塩山紀生 |
1988/10/22 | 23 | 白炎死をかけた戦い | 大西由起 | 杉島邦久 | 逢坂浩司 | |
1988/11/5 | 24 | 妖邪帝王の使者 | 鳥海尽三 岡雅徳 | 川瀬敏文 | 石崎すすむ | 進藤満尾 |
1988/11/12 | 25 | 対決!二人の水滸 | 海老沼三郎 | 関田修 | 黄瀬和哉 | |
1988/11/19 | 26 | 光輪よ、光をとりもどせ | 渡辺由自 | 箕ノ口克己 | 川瀬敏文 | 関本哲子 |
1988/11/26 | 27 | 怒れ金剛、砂妖邪をくだけ | 園田英樹 | 浜津守 | 谷田部勝義 | 山田きさらか |
1988/12/3 | 28 | 謎の女妖邪カユラ出現 | 岡雅徳 | 杉島邦久 | 村瀬修功 | |
1988/12/10 | 29 | 行け!二人の戦士達よ… | 鳥海尽三 | 川瀬敏文 | 石崎すすむ | 進藤満尾 |
1988/12/17 | 30 | ここは妖邪界か? | 大西由起 | 赤根和樹 | 逢坂浩司 | |
1988/12/24 | 31 | 伝説の鎧、輝煌帝 | 海老沼三郎 | 飛島京作 | 川瀬敏文 | 関本哲子 藤田正幸 |
1989/1/14 | 32 | 地霊衆、恐怖の作戦 | 岡雅徳 | 関田修 | 黄瀬和哉 | |
1989/1/21 | 33 | 謎の秘宝を求めて | 鳥海尽三 岡雅徳 | 谷田部勝義 | 杉島邦久 | 山田きさらか |
1989/1/28 | 34 | 天空、傷だらけの戦い | 大西由起 岡雅徳 | 飛鳥京作 | 石崎すすむ | 進藤満尾 |
1989/2/4 | 35 | よみがえれ、鎧戦士達よ… | 海老沼三郎 | 赤根和樹 | 塩山紀生 | |
1989/2/11 | 36 | 決戦!カユラ対輝煌帝 | 飛鳥京作 | 川瀬敏文 | 藤田正幸 | |
1989/2/18 | 37 | 復活の紅雷閃 | 岡雅徳 中矢智子 | 杉島邦久 | 逢坂浩司 | |
1989/2/25 | 38 | カユラ!聖なる目覚め | 大西由起 | 飛鳥京作 | 石崎すすむ | 進藤満尾 |
1989/3/4 | 39 | 輝け!五人の戦士達 | 鳥海尽三 岩崎訓 | 浜津守 | 関田修 | 塩山紀生 |
行方不明になったセイジを捜す為にアメリカに渡った、トルーパー達の活躍を描く。
黒い輝煌帝を装備する(操られる)アフリカの戦士・ムカラとの闘いをメインとして、彼らの部族に伝わる輝煌帝伝説とリョウたちのそれとの謎に深く関わっていく話。
迦雄須一族の血を引くという女・すずなぎの劇中劇によって翻弄されていくトルーパー達と、その真意を読み取るまでを描く。正伝サムライトルーパー完結篇。鎧擬亜のデザインが一新された。
サンライズが制作したアニメのクロスオーバー作品。サンライズ英雄譚シリーズでは声付きで、他にはブレイブサーガに登場している。
テンプレート:脚注ヘルプ
テンプレート:前後番組
en:Ronin Warriorses:Yoroiden Samurai Troopersfr:Les Samouraïs de l'éternelit:I cinque samuraipt:Samurai Warriors (anime)th:ซามูไรทรูปเปอร์tl:Yoroiden Samurai Trooperszh:魔神坛斗士
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魔装機神サイバスタージャンルロボットアニメアニメ原作松伝馬監督うえだひでひとシリーズ構成酒井あきよしキャラクターデザイン伊藤岳史メカニックデザイン伊藤浩二、森木靖泰音楽信田かずお、須藤賢一アニメーショ...
『魔装機神サイバスター』(まそうきしんさいばすたー)は、バンプレストオリジナルのスーパーロボット作品である。『第2次スーパーロボット大戦』に登場して以来、数多くの作品に登場している。作品一覧[]魔装機...
魔装機神 THE LORD OF ELEMENTALの登場兵器では、『スーパーロボット大戦』シリーズに登場するバンプレストオリジナルの架空のロボットアニメ『魔装機神 THE LORD OF ELEME...
魔装機神 THE LORD OF ELEMENTALの登場人物では、『スーパーロボット大戦』シリーズに登場するバンプレストオリジナルの架空のロボットアニメ『魔装機神 THE LORD OF ELEME...
『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』(まそうきしん ザ・ロード・オブ・エレメンタル)とは、ゲームソフト『スーパーロボット大戦シリーズ』に登場するバンプレストオリジナルの架空のロボッ...
テンプレート:コンピュータゲーム『魔神英雄伝ワタル外伝』(ましんえいゆうでんワタルがいでん)は、1990年3月23日にハドソンより発売されたファミリーコンピュータ用ゲームソフト。TVアニメ『魔神英雄伝...
テンプレート:漫画『魔法の少尉ブラスターマリ』(まほうのしょういブラスターマリ)は池田恵の漫画作品。サイバーコミックスにて8号から17号にかけて連載。9・13号は休載で全8話。コミックスは1990年に...
銀魂 > 銀魂の登場人物一覧 > 鬼兵隊鬼兵隊(きへいたい)は、空知英秋作の少年漫画『銀魂』に登場する架空の武装集団。目次1 概要2 隊士2.1 高杉晋助2.1.1 金魂2.1.2 3年Z組銀八先生2...
高機動型ザクII(こうきどうがたザクツー、High Mobility Type ZAKU II あるいは High Maneuver Model ZAKU II)は、アニメ作品のガンダムシリーズのうち...
高松 信司(たかまつ しんじ、1961年12月3日 - )は、日本の男性アニメーション演出家、アニメーション監督。目次1 概要・人物2 経歴3 作品4 脚注5 参考資料6 関連項目概要・人物[]演出家...
テンプレート:Infobox Single風船ガム (ふうせんガム)は、キャプテンストライダムの6thシングル。2006年6月7日発売。解説[]メジャー5th、通算6枚目のシングル。2度目のアニメタイ...
テンプレート:Infobox Single「風のごとく」(かぜ-)は、2010年8月4日に発売された井上ジョーの5枚目のシングル。解説[]前作『GO★』から1年1ヶ月ぶりのリリースとなる。初回仕様限定...
テンプレート:Infobox Single「雪のツバサ」(ゆきのツバサ)は、音楽バンドredballoonのデビューシングル。目次1 解説2 収録曲3 収録アルバム4 関連項目解説[]初回仕様には、『...
陽電子リフレクター(ようでんしリフレクター、Positron Deflector)は、アニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する架空の防御兵器。本項目ではビームシールドの概要も記述す...
機動戦士ガンダム 第08MS小隊 > 陸戦型ジム陸戦型ジム(りくせんがたジム)は、OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』、『機動戦士ガンダム MS IGLOO 2 重力戦線』に登場する架空の兵器。...
陸戦型ザクII(りくせんがたザクツー)は、ガンダムシリーズのうち、宇宙世紀を舞台とするアニメなどに登場する架空の兵器。ジオン公国軍の陸戦用量産型モビルスーツ (MS)。地上用とも呼ばれるほか、型式番号...
陸戦型ガンダム(りくせんがたガンダム)は、OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場する架空の兵器。地球連邦軍の人型機動兵器「モビルスーツ (MS)」の機種の1つ。本項目では、セガサターン用ゲー...
テンプレート:Infobox Single「阿修羅姫」(あしゅらひめ)は、ALI PROJECTの14作目のシングル。2005年6月8日にMellowHeadから発売された。概要[]表題曲「阿修羅姫」...