魔装機神_THE_LORD_OF_ELEMENTALの登場兵器

ページ名:魔装機神_THE_LORD_OF_ELEMENTALの登場兵器

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTALの登場兵器では、『スーパーロボット大戦』シリーズに登場するバンプレストオリジナルの架空のロボットアニメ『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』(まそうきしん ザ・ロード・オブ・エレメンタル)の機動兵器・魔装機(まそうき)について述べる。

また、スーパーファミコン用ソフト『スーパーロボット大戦 外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』に登場する魔装機についてもここに含む。

目次

概要[]

本作に登場する機動兵器は基本的に魔装機と呼称される。

魔装機とは神聖ラングラン王国の王室アカデミーの予言にある「魔神の脅威」に対抗するため、神聖ラングラン王国で建造され、精霊と契約した機動兵器の総称。このうち魔装機計画で採用された16体の魔装機(魔装機神も含む)は、「正魔装機」もしくは「オリジナル魔装機」と呼ばれる。魔術・練金学の粋を集めており、魔装機のメイン動力はフルカネルリ式永久機関、装甲はオリハルコニウム(簡易な強化セラミックの機体も存在する)。操縦には魔力だけでなくプラーナを必要とし、基本的に操者の身体感覚と同期し、その意志に反応して動くようになっている[1]が手動での操縦法もあるようだ。なお、OVAなどアニメ版OGでのサイバスター、DS版LOEで表示されるCGでは、ザイン及びジャオームは球状のインターフェイスに手を置いて操縦しており、半球状のコクピット内は六角格子状のハニカム構造のモニターで囲まれている。また、機体毎に差はあるが、各部に生物で言うところのDNAに当たる情報子を持っており、有機ナノマシンを利用した自己修復能力を持つ。なお、有機ナノマシンは修理装置にも応用されているが、5分程度で自然分解される。後にラングラン以外の国でも似たような兵器が開発されるようになり、精霊と契約した兵器全般を指す名称となった。

神聖ラングラン王国では、魔装機をA - Dでランク分けしている。Aクラスは高位精霊と契約をかわした4機の正魔装機で「魔装機神」と呼称され、Bクラスは低位精霊と契約をかわした12機の正魔装機。Cクラスは正魔装機を元に建造された量産型魔装機で、正魔装機と区別するため「準魔装機」と呼称されている。Dクラスはラングラン全土に多数存在する作業用機械を改修した、正確には魔装機ではない機体。また、神聖ラングラン王国製以外の魔装機は、ラングラン側が性能によって各クラスに分類している。

本項の機体名の横のカッコ部分は『LOE』におけるゲーム中での表記である。ゲーム中では、機体をフル改造した場合に「水系低位・氷→水系高位・水」や「水系高位・水→水系聖位・刻」というように、守護精霊のランクが1つランクアップする。しかしこれは精霊自体が進化すると言う訳ではなく、ゲーム性を高める(精霊ランクの高い機体が低位の機体に攻撃する場合、ダメージが増加する)ためのものであり、設定上宿っている精霊は変化しない。また、敵ボスクラスの機体は高位精霊を宿していることが多いが、これも先のダメージ計算の関係で敵を強くするためであり、設定上で高位精霊を宿しているのは魔装機神4体だけである。

グランゾン、ヴァルシオーネ等のラ・ギアス製ではないロボットはアーマードモジュール#グランゾンヴァルシオン#ヴァルシオーネをそれぞれ参照のこと。

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神聖ラングラン王国製魔装機[]

神聖ラングラン王国で建造された魔装機。設計・開発は王室アカデミーの練金学士と、神聖ラングラン王国の設計局の協同で行われた。なお正魔装機16体の機体名は、契約した精霊の名前を参考にした呪術対策の守護名(偽名)であり、真の名(トゥルー・ネーム)は秘密とされている。

魔装機神[]

魔装機神(まそうきしん)とは、16体の正魔装機の中でも高位の精霊と契約し自意識を持つに至った4体の魔装機のことを指し、Aクラス魔装機に分類される。「正しい心」を持つと認めた者を自らの意思で操者に選び、基本的に自身が認めた操者以外の操縦を受け付けない(強制的に魔装機神を従わせる方法はある)。高位精霊とともに永久機関によって生み出すパワーは理論上無限大とされ、通常の魔装機と比べ物にならない能力を持ち、魔装機神一機だけで、一個連隊(2000名程度の混成部隊という前提)であれば殲滅が可能。理論上は戦局すら左右するとも言われている。また操者の使い魔を乗り移らせ操る遠隔攻撃兵器ハイファミリア(ファミリア)や、複数の敵にまとめてダメージを与えるMAP兵器といった、通常の魔装機には装備されていない武装を持つ。また4機とも全長が同じという特徴がある。高位精霊と契約しているのはこの4機のみであり、属性も初期状態で○系高位となっている。なお他の魔装機で属性が高位や聖位に至っている物は、全て魔装機に宿した上で改造強化を加えている。そのため高位精霊と同等の力を持っているだけであり、元々は低位の精霊であるため、自我は無い。

魔装機神の操者になるには適性試験に合格した後、魔装機神自身にその資質を認められることで初めて操縦席に座ることができる。ただし、適性試験は儀礼的なもので、マサキやミオのように適正試験を受けずとも魔装機神に認められれば、操者になることができる。操者に選ばれると基本的には神聖ラングラン王国の治安局所属となるが、ラングランからは半ば独立状態にあり、魔装機神操者への明確な指揮権を有する者は存在しない。魔装機神操者が保護した人物はラングランに引き渡す必要がないなど、実質個々の権限が国家と同レベルである。それ故、ラングランからも存在を危惧されてしまったことがある。また、「あらゆる権力に従わなくていい」という権利を持つが、同時に「世界存続の危機に際しては、すべてを捨てて立ち向かう」という義務が発生する。世界存続の危機をもたらす存在と判断されれば、いかに親しい存在であろうとも打ち倒さなければならない。なお、魔装機神操者が守護する対象は、ラ・ギアスだけでなく、地上世界を含めた全ての世界である。また、魔装機神操者の境地は、シュウの言によれば「大儀にとらわれず感情の赴くままに行動し、それでいて過たないこと」とされる。

魔装機神と操者の関係は操者が死亡した時点で解消され、魔装機神は改めて新たな操者を選ぶ事となる。

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サイバスター[]

(風系高位・「風」 / 風系聖位・「空」)テンプレート:機動兵器

機体概要風の精霊サイフィスと契約した風の魔装機神。魔装機神の中では最後に完成し、また最後に起動した機体である。最もバランスに優れた機体で、比類無き潜在能力を持つと言われており、唯一ポゼッションを発動させている。風の精霊の力により機動性は凄まじく、神鳥ディシュナス(龍と隼を掛け合わせた姿をしている)を模した巡航形態「サイバード」に変形できる。西洋甲冑も模した外見に、背部に3対・6枚の主翼をもち、基部に備えたエーテルスラスターにより、エーテルを魔術的媒体に用い推力に利用している。また、全魔装機の中で、唯一単独でラ・ギアスと地上世界のゲートを作り出すことのできる機体である。なぜそのような機能がサイバスターのみに搭載されているのかは不明。サフィーネによる強奪事件の際にマサキ・アンドーが操者に選ばれ、ラ・ギアスや地上世界の危機を救うため活躍するが、地上世界に出た際には操者のマサキの極度の方向音痴により、地球を数周 - 数十周することもしばしば。このような長時間行動が可能な理由としては、機体そのものの連続稼働時間が優れているうえ、内部に自己循環システムを持ち、操者の生理機能が保たれているためである。脚部クローには質量減衰システムが内蔵されており、地形を選ばず着地が可能。またクローそれぞれが独立して稼働し武器になるが、実際のゲームで使用されたことはない。テールヘッドは通常姿勢制御に使用され、サイバード形態時は機首となる。ゲームによって異なる場合があるが基本カラーは、銀色もしくは青みがかった白色である。武装カロリックミサイル熱素(カロリック)を利用したミサイル。胸部から発射され、サイバード形態でも使用可能。登場する作品によって、実体弾と光弾の2パターンがある。光弾でもジャマー装置の影響は受ける。『LOE』では使用不可能。ディスカッター / バニティリッパー主に風の精霊と契約を交わしたラングラン製魔装機に装備されているオリハルコニウム製の両刃の実剣で鍔や柄に緑色の宝玉で飾り付けがされている。金属粒子レベルのサイズで刀身に呪符文様が描かれており、魔術的存在に対しては絶大な効果がある。また、『α』以降(正確には『CB』のCGムービーが初出)はアカシックバスターの発動にも使用される。サイバスターの物には鞘がデザインされており、『α外伝』では鞘に収められた状態で呼び出し使用する。刀身部分はスーパーファミコン版の『第3次』から『EX』までのパッケージでは片刃、それ以後の作品では両刃で描かれているが、『第2次G』で一度片刃に戻っている。ファミコン版『第2次』ではシナリオ進行によって、『LOE』ではディスカッターをフル改造することで、さらに強力な「バニティリッパー」にランクアップする。なお、バニティリッパー自体は、虚の空間によって物質を切断する武器とのこと。『LOE』のDS版リメイクにあたり、阪田雅彦監修の下で長短二刀一対の片刃の剣として新規にデザインされた[2]。攻撃時には二刀で斬りつけた後、峰同士で刀身を合体させて大上段の構えから振り下ろす。ファミリア / ハイファミリア魔装機神共通の武装。サイバスターの搭載数は2基。鳥のような形状の物で標的の近くまで飛んで行き、不規則に動きつつ光弾を発射する。主翼はカッターになっており、また光弾発射の際に開くようになっている。行動範囲が広いため偵察任務にも用いられる。ゲームシステム上、切り払いで破壊されることもあるが、ファミリアは精神的存在に近いため命に別状はない。搭載部位が不明だったか、DS版では両腕を前に突き出して召還しているシーンが追加された。基本的に「ハイファミリア」として登場するが、『LOE』では「ファミリア」をフル改造することで「ハイファミリア」にランクアップする。他の魔装機神はファミリアとハイファミリアではデザインが同じだが、サイバスターのものは若干デザインに差異がある。サイフラッシュ結界内にカロリック(熱素)を臨界点までため込み、サイバスターを中心に光を放射し、最大半径数十キロにおよぶ射程内の複数の標敵にダメージを与えるMAP兵器。他のMAP兵器と違い、操者の意識により攻撃対象を選択し、敵味方の識別をすることが可能で、ウェンディはこの識別機能の完成にかなり難航した。ファミコン版『第2次』では通常のMAP兵器のほかに遠距離からの攻撃を受けた際の反撃にも使用され、戦闘アニメは3発の火の玉が飛んでいくものになっている。『ヒーロー戦記』では雷のような閃光を発射している。また、『LOE』ではフル改造することで強化バージョンとなる。『F』では、故障中で使用できず、『完結編』でリューネから修理用の部品を分けて貰うことで使用できるようになった。アカシックバスターディスカッターで魔方陣を描き火の鳥を召喚し、敵に突撃させる。操者のプラーナの状態によって様々な攻撃方法のバリエーションが発生し、火の鳥をそのまま標的にぶつけるパターンと、サイバードに変形し魔方陣を潜り炎を纏って体当たりするパターン、魔方陣から火の鳥を召喚した状態からサイバードに変形、融合し標的に突撃を仕掛けるパターンなど、大別して3つパターンがある。『OGクロニクル』では火の鳥を召喚する際に「コール・フェニックス」とマサキが叫んでいる。魔方陣は『OGS』以降は足元、それ以前は眼前に出現する。『LOE』ではフル改造することで、1つ目のパターンから3つ目のパターンにランクアップする。体当たりを仕掛けるパターンは『LOE』で初登場した後、『α』以降の作品ではこのパターンのみが使われている。体当たりを仕掛ける時の火の鳥の色は基本的には青色だが、『α』・『OG1』でのみ赤色となっている。なお、体当たりを仕掛けるパターンを含めて、長らく射撃武器扱いだったが、『OG1』以降は格闘武器扱いになった。コスモノヴァ両腕を交差させ4つの光球を作り出し、標的にぶつけ内部から爆発させるサイバスターの最強武装。操者のプラーナを爆発的に消費する(が、ゲーム中はプラーナの消費は存在しない)が、そのあまりに巨大なエネルギーは次元を歪ませあらゆるものを粉砕する。『OGDW』や『OGS』では光球を打ち出したのち無数の流星が標的に襲いかかる(『OGS』ではさらに次元の歪みに敵を閉じ込め、無数の惑星を叩き込む。DS版では4つの魔法陣を交差させた腕の前に展開して4つの光を放つ攻撃で、内部から爆発させるエフェクトは存在しない)。ラングラン王都壊滅後に、マサキと共に地上世界に上がった後(時系列的に最速なのはPS版『第2次』)に使用可能となる。また「第2章」や『α』など故障することも多い。ほとんどのゲームでは弾数制の武器で1発しか撃てないが、初出の『ヒーロー戦記』ではTP(テクニカルポイント)を、スーパーファミコン版『第3次』ではENを消費することで連発が可能。また『α』ではルートと熟練度次第で残弾2に強化される。必殺技ディスカッター乱舞の太刀(- らんぶのたち)サイバスターの機動性を活かし、ディスカッターで標的を乱れ斬る必殺技。マサキがイブン大神官の協力を受け、精霊界もしくは試練の神殿で修行することで習得する。『αシリーズ』ではオーラバトラー(『聖戦士ダンバイン』)の技である「オーラ斬り」を参考に考案され、プラーナらしきものを纏ったディスカッターで攻撃する。また、「オーラ斬り」を参考にしたので「プラーナ斬り」という安直な名前をマサキに付けられそうになった。元々はディスカッターの台詞バリエーションの一つだったが、『LOE』で正式な必殺技として使用可能となった。他のバリエーションとしては嘘技の「魔法剣エーテルちゃぶ台返し」(『太陽戦隊サンバルカン』のサンバルカンロボの必殺技「太陽剣オーロラプラズマ返し」のパロディ)がある。『LOE』でディスカッターをバニティリッパーにランクアップさせたあとも、この武装に変化は無い。『LOE』ではサイバスターの最強武器でMG(LOEにおけるEN)・プラーナ共に消耗の激しい技だったが、『α』では取得条件こそ厳しいものの、ENを無消費で使用出来、『α外伝』でも低燃費となっているが、どちらの作品でもコスモノヴァに威力が劣っている。ディスカッター霞斬り(- かすみぎり)ディスカッターで敵を斬り付ける攻撃で、斬った軌跡が青白い霞のようになっている。元々は『ヒーロー戦記』におけるサイバスターの必殺技で、長らくスパロボ本編では取り上げられることが無かったが、『OG2』にてディスカッターで連続攻撃を行う時の攻撃として採用され、『OGS』でも「ディスカッター」を使用する際の攻撃はこれになっている。バニティリッパー虚空斬波(- こくうざんぱ)ファミコン版『第2次』における「バニティリッパー」の戦闘台詞。「虚空斬波」と銘打たれているが、これは「バニティリッパー」の直訳。アカシックブレイカー「超機大戦SRX」の主人公機であるR-1との合体技。アカシックバスターの火の鳥の状態でR-1を乗せて標的に突撃し、R-1が「T-LINKナックル」を繰り出した状態で体当たりを仕掛ける。R-1と競演する『αシリーズ』のうち、合体攻撃が可能となったドリームキャスト版『α』で登場したが、同じくR-1と競演する『OGシリーズ』では現在のところ採用されていない。劇中の活躍旧シリーズ「第2次」以降全作品に登場。ヒーロー戦記モビルスーツゲシュペンストと同様に、パーソナル転送装置で呼び出される人間サイズのパワードスーツのような位置付けで登場する。『第2次』に登場した「ディスカッター」・「バニティリッパー」・「サイフラッシュ」を除く武装が初登場。「アストラル斬り」・「サイブラスター」・「オメガブラスター」など、この作品でしか見られない武装も多数あるほか、サイバスター用の防具として「ハイブリッドシールド」が登場した。また「ディスカッター霞斬り」も長らくこの作品のみの武装だったが、『OG2』で「ディスカッター」での連続攻撃時の台詞として登場した。αシリーズ『α』・『α外伝』に登場。特殊能力に「精霊憑依」が追加されたが、地上世界が舞台ということで、効果は簡易的なものに止まっている。マサキがサイバスターの操者になった直後に地上世界に出た際に、地球連邦軍機と接触。エアロゲイター(異星人)の機体として誤認され、5番目に確認された機体を表わすAGX-05として登録される。ラングラン王都壊滅後に再び地上世界に上がってくるが、プラーナコンバーターが損傷し、当初はサイフラッシュやコスモノヴァが使用不可能となるが、前記の精霊憑依の習得イベント以後使用可能となる。バルマー戦役後(『α外伝』)はラングランでオーバーホールを行っており、完了後は地上世界に先行したマサキに贈り届けるために、他の仲間が地上世界に運んでくる。敵に襲われた際にセニアが乗り込むが戦闘は不可能。また、地上では本来の性能がフルに引き出せないらしく、「ディスカッター乱舞の太刀」は、その後のウェンディとセニアによるプラーナコンバーターの改修で本来の性能に近いレベルにまで出力アップがなされて以降装備される。OGシリーズ全作品に登場。『αシリーズ』同様にマサキがサイバスターのテストで地上に上がった際、連邦軍極東支部所属の機体と接触(SRXチームのリュウセイ・ダテはこの際にサイバスターを目撃していることがCDドラマの台詞からわかる)、AGX-05として登録される。ラングランの王都崩壊後、シュウを追って南極事件前に南極近海で発見され、その後DC戦争中にハガネに合流し、アイドネウス島の決戦まで参加。またL5戦役・インスペクター戦などにも参加し、高い機動性から偵察や囮・切り込み役といった役目をヴァルシオーネなどと共に担った。この機体に地上で初めて接触した人間は『αシリーズ』同様イルムである。なお、単独で出撃することは滅多に許可されないが、これはパイロットのマサキが方向音痴で母艦に戻って来られない可能性があるためである。リュウセイ編ではエアロゲイターによって複製されたサイバスターが登場。しかしコスモノヴァは搭載されていない(『OGS』では搭載された)。LOE第1章途中からマサキの登場機体となる。フル改造ボーナスにおける移動力の増加量が3と他の機体に比べて多い。Another Century's Episode:R「スパロボOG」と「クロスボーン・ガンダム」ルートの第2章途中から登場。ラ・ギアスへのゲートを作り出す際、彼は謎の黒い球体を吸い込んで、異世界「惑星エリア」に転移する。その後、同事件に巻き込まれリュウセイ、キョウスケ、クロスボーン・バンガードに合流し、「惑星エリア」の住人であるオータム・フォーと接触。このゲームのシステム上、パイロット・機体共に強化すれば、最終的にはコスモノヴァを含む全ての攻撃を数秒毎に弾数無制限で放てるようになる。真・魔装機神ア・ゼルスの魔装機は、異世界から落ちて来た神の腕とよばれるオーパーツの技術を解析して作られている。その神の腕はサイバスターの腕に酷似しており、ウェンディの物と思われる名前が刻まれている。

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グランヴェール[]

(炎系高位・「炎」 / 炎系聖位・「光」)テンプレート:機動兵器

機体概要炎の精霊グランバと契約した炎の魔装機神。炎の精霊の力により、高威力の武装が多数搭載されており、攻撃面に特化した機体となっている。ただし、その反面装甲が薄く防御力が脆弱という弱点がある。グランバの影響で機体内のカロリックが過度に活性化しており、これを制御するため特別に設計された熱素循環機関「カロリック・リサイクラー」を搭載している。また余剰エネルギーを機体駆動に転用することも可能。両腕や胴、両肩の砲など、機体各部に龍をあしらったようなレリーフが設われている。ガッデスとは対照的に直線を主体としたデザインで、鋭角的な印象を受ける機体。炎系の機体だけあり、色は全体的に赤系統の色で纏められている。マサキが召喚された時点では操者は決まっていなかったが、後にホワン・ヤンロンが操者に選ばれる。武装パルスレーザー両肩の砲門から発射されるレーザー兵器。『LOE』・『α外伝』では使用不可能。プラズマソード / フレイムカッター刀身を炎で形成する接近戦用武器。『CB』でのみ細身の中国風の剣のような形状をしている。基本的にフレイムカッターとして登場するが、『LOE』では「プラズマソード」をフル改造することで「フレイムカッター」にランクアップする。ファミリア / ハイファミリア魔装機神共通の武装。グランヴェールの搭載数は1基で全魔装機神中最少。滑空する反りのあるカッターのような形状をしており、標的を複数回切り裂く。基本的に「ハイファミリア」として登場するが、『LOE』では「ファミリア」をフル改造することで「ハイファミリア」にランクアップする。『α外伝』では、黒豹のような形にして駆けていき、続いて前述の火をまとったカッターのような形状に変化して攻撃する。メギドフレイム特定の標的に向けて波状に火柱を発生させ、射線上にいる相手にもダメージを与えるMAP兵器。系統としてはサイフラッシュに近い武器で熱素(カロリック)を使用した武器と思われる。コース設定が可能で、これにより味方を避けて発射することが可能。名称は『旧約聖書』に登場する都市ソドムとゴモラを焼いた炎から。『LOE』ではフル改造することで、敵味方の識別が可能となる。中性子ビーム / 中性子レーザー中性子を利用した射撃武器。『EX』ではビーム兵器、『第4次/S』では非ビーム兵器として登場する。『LOE』・『α外伝』では使用不可能。カロリックスマッシュ / 電光影裏(でんこうえいり)両肩の龍のような形状の砲門の口を開き、そこからカロリック粒子を発射するグランヴェールの最強武装。スーパーファミコン版『EX』では、渦巻く光球を標的に打ち出すもので弾数2の武器だった。DS版では放たれたカロリック粒子が龍のような姿で相手にぶつかっていく。『LOE』ではフル改造することで、さらに強力な「電光影裏」にランクアップする。こちらの名称は、ヤンロンの故郷中国の僧・無学祖元の唱えた経文から。DS版では青くなったカロリックスマッシュが途中で一つに合わさって相手を攻撃する。必殺技火風青雲剣(かふうせいうんけん)『LOE』では「フレイムカッター」で、『α外伝』では専用の実剣で黒い竜巻で相手の動きを止めた後に、標的を乱れ斬りにして焼き尽くす必殺技。DS版では、九字護身法の呪文を唱えた後、パワーを高めたフレイムカッターで横薙ぎに敵を切り裂き、最後に頭上から渾身の一撃を叩き込むモーションとなった。ちなみに、プラズマカッターをランクアップしてなくても使用可能。ヤンロンが第4次大戦後に修行を行い習得する。時系列的に未修得の『EX』・『第4次/S』・『F完結編』・『CB』では使用不可能。ちなみにα外伝では、攻撃シーン中に中国の神ナタが使用する風火輪に乗っている。なお、名称の由来は中国の古典『封神演義』に登場する武器から。劇中の活躍旧シリーズ『EX』・『第4次/S』・『LOE』・『F完結編』・『CB』に登場。『EX』ではマサキ達と合流しない場合、リューネの章における唯一の魔装機神となる。αシリーズ『α外伝』に登場。カロリックスマッシュ以外の全武装が移動後に使用可能であり、切り込み隊長としての活躍が可能。機動性も魔装機神中では高めに設定されているが、他の作品と異なり飛行不可能。サイバスターの「乱舞の太刀」同様、火風青雲剣はウェンディとセニアが改修を行ってから使用可能になる。LOEザムジードとともに最初に使えるようになる魔装機神。マサキとの絡みもあり、序盤での出番は多い。中盤の出番は少ない反面、魔装機神で唯一ルートに関係なく必殺技を習得できる。

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ガッデス[]

(水系高位・「水」 / 水系聖位・「刻」)テンプレート:機動兵器

機体概要水の精霊ガッドと契約した水の魔装機神。水の精霊の加護によりあらゆる地形や環境に適応することが可能。ただし、機動性や攻撃力はほかの魔装機神に劣るため、長距離射程武器や修理装置を活かした、中距離射撃と後方支援に長けている。魔装機設計の中心的人物であるジーン・ラアス・ラッカーは名の知られた芸術家でもあり、特にこのガッデスに情熱を傾けた。複合曲線を多用した曲線的な装甲デザインもジーン自らが手がけたもの。セニア曰く「魔装機神にふさわしい姿」。機体カラーは水系のためか青。マサキが召喚された時点では操者は決まっていなかったが、後にテュッティ・ノールバックが選ばれる。魔装機神の中では、唯一近接兵器を常に携行している姿である。魔装機神の中では魔術的な要素が強いのか、グリモルド山の地下神殿でヴォルクルスの分身と戦った後、機体の「封印モード3」を起動させ、再びヴォルクルスを封印している。また、その際に分身が復活しない様後始末としてナパームを使いヴォルクルスの残骸を焼き払っているが、実際のゲーム内で武器として使用された事はない。武装トライデント / グングニール接近戦用の三つ又の槍。特殊なオリハルコニウム合金処理が施され、これを媒体とする魔術攻撃に関しては優れた威力を誇る。名称は、北欧神話に登場する神・オーディンが持つグングニル (Gungnir) から。基本的に「グングニール」として登場するが、『LOE』では「トライデント」をフル改造することで、「グングニール」にランクアップする。こちらの名称は、ギリシア神話に登場する海神ポセイドンが使用するトライデント(Trident)から。DS版のグングニールは、普段持っている三つ又の槍が絡まり合って1つの刃に変形して、敵を切り裂く。ファミリア / ハイファミリア魔装機神共通の武装。ガッデスの搭載数は2基。形状は球形だが[3]、多くのゲームで水晶玉のような質感の完全な球体であるのに対し、DS版の『LOE』では表面にモールドが施されている。標的の近くまで飛んで行き、振動波を発生させダメージを与える。『α外伝』のみ振動波を発生させる前に複数回体当たりを行う。ラングラン王都を襲撃してきたナグツァート戦では、エクトプラズムコーティングを施され唯一ダメージを与えられる武装として活躍する。基本的にハイファミリアとして登場するが、『LOE』では「ファミリア」をフル改造することで、「ハイファミリア」にランクアップする。なお、前述のナグツァート戦の時点でランクアップさせていると、ダメージを与えられなくなりゲーム進行不可能となってしまう。この問題は、DS版では解消されている。ケルヴィンブリザードガッデスを中心に4K°の液体ヘリウムの超運動によりブリザードを発生させ、周囲の気温を絶対零度(0ケルビン)まで下げ、冷気で複数の標敵にダメージを与えるMAP兵器。効果範囲がやや変則的で、自らの周囲には効果がおよばないドーナツ状のものとなっている。『LOE』ではフル改造することで、敵味方の識別が可能となる。ハイドロプレッシャー / ヨツンヘイムグングニールの先端から標的に向け高圧力の圧縮流水を発射する、ガッデスの最強武装。『LOE』ではフル改造することで、さらに強力な「ヨツンヘイム」にランクアップする。DS版では、ハイドロプレッシャーに加えて槍を投げつけ、さらに敵を凍り漬けにする。こちらの名称は、北欧神話(テュッティの故郷は北欧のフィンランド)で巨人族が住む極寒の国ヨトゥンヘイム(Jotunheim)から。ハイドロプレッシャーに比べ、ヨツンヘイムは移動後に使用可能だがMGの消耗も激しくなる。必殺技フェンリルクラッシュ『LOE』では、ハイファミリアを標的に直接ぶつけて、内部から破壊する必殺技。『α外伝』では演出が大きく変化し、巨大な水の狼で敵に攻撃するものとなっている。DS版『LOE』では2頭の水の狼が攻撃し、最後に巨大な狼が敵をかみ砕く攻撃になった。この狼はフレキ・ゲリと同じような外見をしている。テュッティがイブン大神官の協力を受け、精霊界もしくは試練の神殿で修行することで習得する。名称のフェンリルは、北欧神話に登場する狼の姿をした巨大な怪物で、テュッティのファミリアが狼をモチーフにしたものであることから。時系列的に未修得の『EX』・『第4次/S』・『F完結編』・『CB』では使用不可能。劇中の活躍旧シリーズ『EX』・『第4次/S』・『LOE』・『F完結編』・『CB』に登場。『LOE』のみ修理装置を搭載。αシリーズ『α外伝』に登場。他の作品と異なり飛行不可能。フェンリルクラッシュは他の機体同様、ウェンディとセニアが改修を行い、本来の性能に近い性能が発揮できるようになってから使用可能になる。LOEザムジード、グランヴェールに続き、三番目に起動した魔装機神。第1章では離脱が多いものの、第2章ではほとんどのマップに出撃可能。

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ザムジード[]

(大地系高位・「大地」 / 大地系聖位・「闇」)テンプレート:機動兵器

機体概要大地の精霊ザムージュと契約した大地の魔装機神。大地の精霊の力により、魔装機神の中で最も高い防御力、自己再生能力を持つ。そのため非常に打たれ強いが、機動性は他の魔装機神に劣る。近距離戦・遠距離戦の両方に対応できる武装を持つが、全体的に攻撃力は低めになっている。また地中に潜ることが可能である。左腕のシールド状部位に振動発生装置を内蔵しており、直撃させることで敵機を一時的にロック状態にしたり、地面に撃ち込むことでレゾナンスクエイクを発生させることが可能。ウェポンベイの容量も多く、唯一3機のファミリアを搭載している。マサキが召喚された時点では操者はリカルド・シルベイラだったが、彼の死亡後その場に放置されたためシュテドニアス軍に捕獲されてしまう。地上人召喚事件では、精霊を支配する強制魔法「ゲアス」で操られロドニー・ジェスハが搭乗しマサキ達と戦うことになるが、その戦いでマサキ達によって奪還され、ミオ・サスガが操者となる。色はイラスト事に異なるが、オレンジもしくはカーキ色になっている。武装プラズマソード / ハイパープラズマソード刀身をプラズマで形成する、一般的な魔装機の接近戦用武器。『LOE』では、「プラズマソード」をフル改造することで、「ハイパープラズマソード」となる。『EX』・『第4次/S』・『F完結編』では使用不可能。『α外伝』では、登場当初から「ハイパープラズマソード」となっており、右腕からせり出す実剣にプラズマをまとわせ標的を突くものになっている。ファミリア / ハイファミリア魔装機神共通の武装。ザムジードの搭載数は3基で全魔装機神最多。鳥のような形状をしており、3基が1回ずつカッター状の羽根で標的を切り裂く。『α外伝』でのみ光球として射出し、2機の体当たり後に1機がハリセンでツッコミを入れる演出になっている。基本的にハイファミリアとして登場するが、『LOE』では「ファミリア」をフル改造することで「ハイファミリア」にランクアップする。なお、地上人召喚事件(『EX』)ではミオにファミリアがいないため使用不可能。なお、ファミリアはベースがカモノハシであるが、DS版LOEでは西遊記の孫悟空・猪八戒・沙悟浄、それ以外ではレツゴー三匹を模している。レゾナンスクエイク左腕の振動発生機で発生させた衝撃波を大地に打ち込み、その衝撃で複数の標敵にダメージを与えるMAP兵器。地震と共鳴現象を利用した攻撃のため、地上だけで無く空中の標的にもダメージを与えることが可能。スーパーファミコン版『EX』では、複数の光球を大地に打ち出すものだった。『LOE』では、フル改造することで敵味方の識別が可能となる。また、稀にミオがこの武器を使用して、自爆したように見せかけるドッキリを仕掛けることがある。リニアレールガン弾丸を電磁場で加速させて打ち出す長距離射撃武器で、ザムジードには小型の物が両肩に収納されている。『EX』では、使用不可のハイファミリアに代わって主力武器として活躍するが、その後の作品では威力や弾数などが弱体化する。『LOE』では他の魔装機とは異なり、フル改造しても「ハイパーレールガン」にランクアップしない。対空ミサイル空中の標的に向けて発射するミサイルで、頭部の左右に装備されている。『第4次/S』ではザムジードの最強武装として登場する。『LOE』・『α外伝』では使用不可能。ブーストナックル / 超振動拳標的に接近し、左腕の振動発生機で、相手を振動させて右手の拳(ブーストナックル)で連打する打撃技。マンガ『北斗の拳』の主人公ケンシロウを髣髴とさせる台詞回しで敵にパンチの連打を浴びせる(『α外伝』ではさらに打撃のあとに「お前はもう死んでいる」というケンシロウの決め台詞を言っている)。基本的に「超振動拳」として登場するが、『LOE』では振動を発生させないバージョンである「ブーストナックル」をフル改造することで「超振動拳」にランクアップする。グルンガストにも同名の武装があるが、あちらはザムジードとは異なるロケットパンチ系統の武装。必殺技カッシーニの間隙リングを発射し、標的を締め付ける必殺技。ミオがイブン大神官の協力を受け、試練の神殿で修行することで習得する。名称は土星に存在する2つの環の隙間カッシーニの間隙から。時系列的に未修得の『EX』・『第4次/S』・『F完結編』・『CB』では使用不可能。また「五郎入道正宗」と異なり『α外伝』でも使用不可能。五郎入道正宗『LOE』では専用の小太刀を逆手持ちにして標的を複数回斬り、『α外伝』、DS版『LOE』では専用の日本刀で相手を一刀両断する必殺技。ミオがイブン大神官の協力を受け、精霊界で修行することで習得する。名称はミオの故郷である日本の刀工・正宗から。「抜けば玉散る氷の刃」(『南総里見八犬伝』)や「諸羽流青眼崩し」(『旗本退屈男』)など、使用時の台詞はミオの趣味が大いに反映された物となっている。時系列的に未修得の『EX』・『第4次/S』・『F完結編』・『CB』では使用不可能。劇中の活躍旧シリーズ『EX』・『第4次/S』・『LOE』・『F完結編』・『CB』に登場。αシリーズ『α外伝』に登場。ミオの性格を反映させ、コミカルな演出が入るようになった。他の作品と異なり飛行不可能。ウェンディとセニアの改修イベントを経て、五郎入道正宗が使用可能になる。本来の性能に近い性能が発揮できるはずだが、カッシーニの間隙は装備されない。LOEグランヴェールと共に最初に使用可能になる魔装機神であり、最も早く起動した魔装機神でもある。第1章ではリカルドが操者だが、第1章終盤に死亡するため、第2章からは新たにミオが操者となる。

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魔装機神以外の正魔装機[]

16体の正魔装機の中で低位の精霊と契約した12体の魔装機。操者に選ばれると魔装機神操者ほどではないが、自分が不当と判断した任務には従わなくてもいいという権利を有する。

ジャオーム[]

(風系低位・「陽炎」 / 風系高位・「風」)テンプレート:機動兵器

機体概要陽炎の精霊ジャノクと契約した魔装機。ノルスに次いで製作された魔装機で、精霊との契約に成功し正魔装機の第1号機となった機体。初期に開発された機体であるため、オリハルコニウムの加工がうまくいかず、装甲の一部に強化セラミックが使用されており、正魔装機の中では強度が低く重量が重い機体となっている。しかし、運動制御システムが優れており、後に開発された魔装機の基礎となった。また、武装も基本的なものだけが搭載されており、他の魔装機のような独自の武装は搭載されていない。火力不足を補う為に魔装機としては珍しい手持ち式のリニアレールガンを携行している。反面、出力の高いプラーナコンバーターが搭載されているため、操者のプラーナ次第では魔装機神並の性能を発揮することが可能となっている。背中のX字状のウイングが特徴。初代操者はマサキ・アンドー。マサキがサイバスターの操者に選ばれてからは、ゲンナジー・I・コズイレフが操者を務めることになる。またセニア・グラニア・ビルセイアが臨時的に操縦したこともある。武装ディスカッターサイバスターと同様の実剣。『α外伝』では竜巻の中から取り出して使用する。長らく片刃の直刀だったが、DS版LOEでは日本刀の様に反りのある片刃の長剣としてリデザインされた。ビームキャノンジャオームの射撃武器の1つ。『α外伝』では砲門からではなく両手を構えて発射する武装になっており、ジャオームの最強武装として登場する。DS版では胸部の球体状のパーツから発射される。リニアレールガン / ハイパーレールガンジャオームの射撃武器の1つ。『α外伝』、DS版『LOE』では携帯型の武装として登場する。『LOE』ではフル改造することで、さらに強力な「ハイパーレールガン」にランクアップする。カロリックミサイル、対空レーザーどちらも『EX』でのみ使用可能な射撃武装。必殺技罪と罰 / カニエーツ「ディスカッター」で標的を上空から斬り下ろし、さらに横に斬り払う2段攻撃の必殺技。習得方法はゲンナジーがプレシアの特訓に付き合った際に遭遇したデモンゴーレムを複数撃破することで習得するパターンと、剣聖シュメルの芸術に感銘を受け不易久遠流の奥義を教わるパターンの2つがある。名称は、ゲンナジーのオリジナルのもので故郷ロシアの長編小説『罪と罰』から。『LOE』ではフル改造することで、さらに強力な「カニエーツ」にランクアップする。DS版ではとどめに掌からビームを放つ。こちらの名称は、ロシア語で「終わり」を意味する言葉から。劇中の活躍旧シリーズ『EX』・『LOE』に登場。αシリーズ『α外伝』に登場。マサキがオーバーホール中のサイバスターの代わりに、ゲンナジーから借りて搭乗する。LOE第1章では主に序盤のマサキの搭乗機として登場、マサキがサイバスターに乗り換えた後はゲンナジーの搭乗機となる。

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ソルガディ[]

(風系低位・「砂嵐」 / 風系高位・「風」)テンプレート:機動兵器

機体概要砂嵐の精霊ソレイドと契約した魔装機。ヒット・アンド・アウェイを得意としている機体で、高い機動力の代わりに装甲が犠牲になっている。『LOE』では接近用の武器も多い。猛禽類を思わせる機体デザインと、後頭部から伸びたテール状のパーツが特徴。後にこの機体をベースに量産型魔装機のガディフォールが開発された。操者はアハマド・ハムディが一貫して務めている。武装ディスカッターサイバスターと同様の実剣。メガビームキャノン / ツインキャノンソルガディの射撃武器の1つでビームの色は黄色。『LOE』ではフル改造することで、さらに強力な「ツインキャノン」にランクアップする。発射口は両肩に二門。ギガソートカノンソルガディの射撃武器の1つでビームの色は青色。テール部の先に砲門がある。砂嵐結界を展開し標的に向け竜巻を発生させる近距離戦用の武器。ビームキャノン、ハイパーレールガンどちらも『EX』でのみ使用可能な射撃武装。『EX』では「ハイパーレールガン」は他の魔装機に装備されていないため、ソルガディ専用の武装として登場する。必殺技ジャハンナム / アズライールソルガディの弱点である装甲の薄さをカバーするため、標的の目の前に瞬間移動して、ディスカッターで一刀両断にする必殺技(DS版では急上昇し、スピンしつつ剣を突き出しながら相手に突撃する)。名称はアラビア語で地獄を意味するジャハンナム(jahannam)から。特に習得イベントは発生しないが、『LOE』の「第1章」のシナリオ「ウェンディの秘密」を通らないと、後に仲間になった際に使用不可能となる。また、フル改造することで、さらに強力な「アズライール」にランクアップする。こちらの名称は、イスラム教の死を司る天使・アズラーイールから。劇中の活躍旧シリーズ『EX』・『LOE』に登場。『EX』では主に敵側で登場するが、シュウの章でアハマドを説得した場合のみ使用できる。『LOE』でも出番は少なく、特に第2章では特定のルートでそれまでにかかった合計ターン数が一定以下でないと参入しない。

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ギオラスト[]

(風系低位・「竜巻」 / 風系高位・「風」)テンプレート:機動兵器

機体概要竜巻の精霊ギオリックと契約した魔装機。情報収集に長けた機体で、魔装機としてはややパワー不足だが、近距離戦・遠距離戦の両方に対応できる武装を持つ。ゼオルート・ザン・ゼノサキスが試験的に操者を務めていたが、グランゾンとの戦いで撃破され、その際ゼオルートも戦死したため、以後ラングラン王都に修復・保管される。展開によっては、後にマサキ達の仲間となったロドニー・ジェスハが操者となる。元々養父のゼオルートの機体とあって、乗機を選びにラングランに戻ったロドニーがこの機体に乗って援軍として現れたことに、マサキはかなり複雑そうであった。武装ギガソートカノンギオラストの射撃武器。胸部から発射する。砲門は1門。スプラッシュフォール / バーニングダイブ上空から標的に衝撃波のつぶてを浴びせる近距離戦用の武器。『LOE』ではフル改造することで、さらに強力な「バーニングダイブ」にランクアップする。DS版では魔方陣を展開後両肩から上空にビーム(?)を発射。空中で散弾し地上の敵に降り注ぐ。必殺技だるま落とし / だるまさんが転んだだるま落としの要領で、標的を三等分にして中心部分を叩き落とす必殺技。ロドニーの必殺技であるため、彼が操者になって以降使用可能となる。『LOE』ではフル改造することで、さらに強力な「だるまさんが転んだ」にランクアップするが、戦闘アニメに変化は無い。DS版では切り裂く回数が9回に増えるが、中心部を叩き落す動作がなくなる。劇中の活躍旧シリーズ『LOE』に登場。第1章ではスポット参戦止まりだが、第2章ではルート分岐によりロドニーの乗機となる。

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ディンフォース[]

(炎系低位・電光 / 炎系高位・炎)テンプレート:機動兵器

機体概要電光の精霊ディンハイムと契約した魔装機。格闘戦を重視した設計となっており、人間以上の動きを可能にするため全身に通常の倍近い制御デバイスが組み込まれている。反面、内蔵武装は少なめに抑えられ、単純な火器制御システムで制御可能な物のみを搭載している。設計者が格闘技経験者の搭乗を推奨していることから、操者は機体の性質に見合った人物が選ばれ、初代操者は中国拳法使いのホワン・ヤンロン。ヤンロンがグランヴェールの操者となってからは、元ムエタイチャンプのサナン・ティアンプラサートが操者を務める。なおティアンの呼びかけで出現する場面があるが、そのような機能があるかは不明。しかし、『OGクロニクル』ではマサキもサイバスターを呼び出す場面があるため、魔装機共通の機能である可能性も考えられる[4]。武装メガビームキャノン / ツインキャノンディンフォースの射撃武器。腰部の球形パーツから発射する。『LOE』ではフル改造すると、さらに強力な「ツインキャノン」にランクアップし、両肩部から発射される。グランドナパーム標的に炎を発射する火炎放射器。DS版では同じく腰部から発射しているように見える。必殺技ティー・カウ・コーン / ファイ・ワイクル標的に連打を浴びせ、最後に飛び膝蹴り(ティー・カウ・コーン)を放つ、元ムエタイチャンプであるティアンの特徴を活かした必殺技。特に取得イベントは発生せず、「第2章」でティアンを仲間にすると習得している。『LOE』ではフル改造すると、さらに強力な「ファイ・ワイクル」にランクアップする。こちらの名称は、ムエタイ競技前に行われる踊りのワイクルーから。劇中の活躍 旧シリーズ『LOE』に登場。「第1章」ではスポット参戦に止まり、「第2章」ではティアンを仲間にした場合に登場する。なお、ヤンロンが乗っている姿は1度しか見ることが出来ない。

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ジェイファー[]

(炎系低位・「熱風」 / 炎系高位・「炎」)テンプレート:機動兵器

機体概要熱風の精霊ジェイチと契約した魔装機。両肩にリニアレールガンを装備しており、どちらかと言えば支援用の機体となっている。完成後長らく操者不在が続き、展開によっては「第2章」で魔装機操者に戻り以前の乗機が残っていなかったファング・ザン・ビシアス[5]か、マサキ達の仲間となったロザリー・セルエがファングが仲間にいない場合に操者となる。武装リニアレールガン / ハイパーレールガンジェイファーの射撃武器で、両肩に一門ずつ装備されている。『LOE』ではフル改造すると、さらに強力な「ハイパーレールガン」にランクアップする。グランドナパーム胸の二門の砲門から標的に炎を発射する火炎放射器。必殺技虚空斬 / 真・虚空斬斬り裂いた標的を虚空に消滅させてしまう必殺技。DS版ではそれぞれ通り過ぎ様に斬り裂く技となっている(真・虚空斬では2回斬る)。共に剣の達人の弟子であるファングとロザリーの両方が使用可能。ラストールと違い使用時に剣のグラフィックが表示されないため何で斬るかは不明。DSでは、少なくともプラズマソードのようなビーム剣ではなく、実体剣である。『LOE』ではフル改造すると、さらに強力な「真・虚空斬」にランクアップする。劇中の活躍 『LOE』に登場。「第1章」では登場せず、「第2章」でファングかロザリーを仲間にすれば使用可能となる。

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ガルガード[]

(炎系低位・「雷」 / 炎系高位・「炎」)テンプレート:機動兵器

機体概要雷の精霊ガルナンサと契約した魔装機。魔装機の中でも最後(16番目)に完成した魔装機。非常にバランスが良く魔装機神にも匹敵する性能を持ち、飛行能力を有しているが、魔装機神のように自意識が宿ることはなかった。ウェンディが設計を担当した2番目の機体であり、サイバスター開発で得たノウハウがガルガードの開発に活用されている。そのため設計思想はサイバスターに近い。4本の腕が特徴的な機体で本来は格闘戦にその真価を発揮するが、すべての腕を使いこなすのは操縦に長けた魔装機操者でなければ不可能とされる。外装デザインの担当者が同一だったため、外観はグランヴェールに似ている[6]。ファング・ザン・ビシアスが試験的に搭乗した後、地上人召喚事件では、カークス軍指揮官のカークス・ザン・ヴァルハレビアが搭乗する。その後は、カークスの息子ザシュフォード・ザン・ヴァルハレビアが、戦死した父の思いを受け継ぎ操者となり、ウェンディによってチューンナップが予定されている[7]。なお、『EX』において一度だけカークス軍にあったはずのこの機体をなぜかフェイルが乗っている姿を確認することができる。武装リニアレールガン / ハイパーレールガン、ギガソートカノンそれぞれガルガードの射撃武器の1つ。両肩にリニアレールガン、両脚にギガソートカノンがそれぞれ一門ずつ計四門が搭載されている。「リニアレールガン」は『LOE』ではフル改造すると、さらに強力な「ハイパーレールガン」にランクアップする。ブラッシュブレードガルガード専用の接近戦用の実剣。DS版では二刀流で斬りつける。対空ミサイルガルガードの射撃武器の1つ。『EX』でのみ使用可能。必殺技黒き霹靂標的に黒い雷をまとった黒い閃光を放つ必殺技で、ガルガードの操者となったザッシュが、修行中に独自にあみ出した。名称の霹靂とは落雷のこと。必要気力が+1というのが特徴。DS版では、4つの腕から雷を起こしそれを相手に投げつけた直後にギガソートカノン(?)を撃つ。カノンが雷と融合しそのまま相手に向かう。雷冥剣 / 冥皇活殺剣ブラッシュブレードに稲妻をまとわせ標的を斬りつける必殺技で、自らの力量不足に悩むザッシュが、ジノから伝授してもらった不易久遠流奥義の一つ。『LOE』では、シナリオ「イスマイル強奪」終了時にレベル41以上で取得イベントが発生する(邪神ルート限定)。またフル改造すると、さらに強力な「冥皇活殺剣」にランクアップする。 DS版では、ブラッシュブレードを地面につきたて、もう一方を上空に放り投げ結界を展開し雷を召還。その後4本の腕それぞれにプラズマソード(?)を持ち相手に突撃しつつ切り刻む。冥皇活殺剣では最後にさらに追撃が入る。なお、タイトル画面でしばらく放置していると始まる戦闘デモでは、ファングがガルガードでこの技を使っている。劇中の活躍 『EX』・『LOE』に登場。 『EX』ではリューネの章で、カークスと共に行動する一部ステージで使用可能。『LOE』では、「第1章」ではインターミッションのリストに登録される前のファングが搭乗しており(インターミッションのリストに登録された後はラストールに搭乗するため、「第1章」では改造出来ない)、「第2章」では中盤以降ザッシュが搭乗して使用可能になる。

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ファルク[]

(水系低位・「氷」 / 水系高位・「水」)テンプレート:機動兵器

機体概要氷の精霊フルイッシュと契約した魔装機。16体の正魔装機の中では初期に完成した機体であり、もっとも戦闘能力が低い機体だが、ある程度の汎用性をもち、また修理装置を搭載している。また他の魔装機に比べ腕が大きく長いのが特徴。設計はガッデス同様ジーンと、その直弟子キャンバーが担当した。細身で曲線的なデザインはジーンの手によるものだが、ジーンはその出来に満足せず、この後ガッデスの製造に一層注力することとなる。当初はテュッティ・ノールバックが操者を務めていたが、彼女がガッデスの操者となってからはシーエ・デメクサが操者となる。武装ソニックブラスト標的に向け衝撃波を放つ、主に水の精霊と契約を交わしたラングラン製魔装機に装備されている武器。竜巻 / ハリケーン標的に向け竜巻を発生させる近距離戦用の武器。『LOE』ではフル改造すると、さらに強力な「ハリケーン」にランクアップする。機雷、魚雷両腕から発射される水中戦用の武器。それぞれ設定画には描かれているがゲーム中には未登場。必殺技ダモクレスの剣 / オッカムのかみそり上空にジャンプして、標的を斬り下ろし真っ二つにするデメクサの必殺技。DS版では実体剣を相手に投げつけて切り裂いた後に相手の頭上に移動させ、魔法陣を通過させて巨大化させた剣を落下させて真っ二つにする。特に取得イベントは発生せず、「第2章」でデメクサを仲間にすると習得している。名称はギリシア神話に登場するダモクレスに由来する「ダモクレスの剣」から。『LOE』ではフル改造すると、さらに強力な「オッカムのかみそり」にランクアップする。こちらの名称はイギリスの哲学者・オッカムが多用した原理「オッカムの剃刀」から。 DS版ではダモクレスの剣と同様に巨大化させるが、落下する剣が5つに増える。劇中の活躍『LOE』に登場。「第1章」ではスポット参戦に止まり、「第2章」ではデメクサを仲間にした場合に登場する。

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ザイン[]

(水系低位・「雪」 / 水系高位・「水」)テンプレート:機動兵器

機体概要雪の精霊ザナと契約した魔装機。ステルス性を重視して開発されている。視認忌避の魔術を応用することにより通常および精霊レーダーに反応せず、操者の魔力次第では肉眼で視認出来なくさせ、知覚させないことすら可能。また修理装置が搭載されている。肩・胴体・腿がそれぞれ球状のデザインをしており、蛇腹状の腕が特徴。この腕部は伸縮性に優れたミスリル銀とオリハルコニウムのハイブリッドであり、最大で元の長さの10倍にまで伸張する。操者は一貫してシモーヌ・キュリアンが務めており、ラングラン崩壊時の戦いでは、操者ごとシュテドニアス軍に捕獲されてしまう。また、展開によってはラ・ギアスに召喚されたばかりのマサキ・アンドーが、負傷したシモーヌに代わって操縦する場面がある。武装機雷腰から発射される水中戦用の武器。陸上では通常のミサイルの要領で発射可能。DS版『LOE』では両手で持って投擲する。魚雷両肩から発射される水中戦用の武器。設定画には描かれているがゲーム中には未登場。バイオフロスト / ヴェール・エトワール標的に緑色の球体を発射する遠距離戦用の武器。名称から霜(frost)を利用した武器であることが伺える。『LOE』ではフル改造すると、さらに強力な「ヴェール・エトワール」にランクアップする。こちらはシモーヌの母国語のフランス語で直訳すると「緑色の星」。必殺技ファタ・モルガーナ / アルカンシエル専用の実剣で標的に近づき、暗闇の中で標的を2回斬り付ける必殺技。名称はフランス語で「蜃気楼」を意味する言葉。『LOE』ではフル改造すると、さらに強力な「アルカンシエル」にランクアップする。DS版ではさらに2回斬りつける。こちらの名称はフランス語で「虹」を意味する言葉。ちなみに『スーパーロボット大戦D』に登場する敵ロボットウィオラーケウムの武器には、「ファタ・モルガナ」というものがある。劇中の活躍『LOE』に登場。「第1章」ではスポット参戦に止まり、「第2章」ではルートによっては敵として登場するが、シモーヌを説得にした場合に使用可能となる(条件付きの場合もある)。

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ラストール[]

(水系低位・「霧」 / 水系高位・「水」)テンプレート:機動兵器

機体概要霧の精霊ラシームと契約した魔装機。他の水系精霊と契約した正魔装機と異なり、接近戦を得意とする完全な戦闘用の機体で、修理装置を備えていないが、御前試合で魔装機神であるグランヴェールを破る程の性能を持つ。ただし防御力は低いのは他の水系魔装機と同じ。ファング・ザン・ビシアスがガルガードの後に操者となるが、地上人召喚事件後に失踪してしまったため操者不在となってしまう。その後、展開によってはマサキ達の仲間になったジノ・バレンシアが操者となる。武装戒めの霧右手から結界を展開後標的の周囲に霧を発生させ、そこに左手から雷を発生させ相手に向かって放電する武器。必殺技裁きの雷 / 最後の審判専用の実剣を標的に突き刺しそこに雷を落とす必殺技。不易久遠流奥義の一つで、ジノが操者になって以降使用可能となる。『LOE』ではフル改造すると、さらに強力な「最後の審判」にランクアップする。虚空斬 / 真・虚空斬斬り裂いた標的を虚空に消滅させてしまう必殺技。ジェイファーと違い剣のグラフィックが表示される。ジノの妹弟子であるロザリーがジェイファーの操者になった場合、同時に使用可能となる。『LOE』ではフル改造すると、さらに強力な「真・虚空斬」にランクアップする。劇中の活躍『LOE』に登場。「第1章」ではインターミッションのリストに登録された後のファングが搭乗しており、「第2章」ではジノを仲間にした場合に登場する。

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ディアブロ[]

(大地系低位・「森」 / 大地系高位・「大地」)テンプレート:機動兵器

機体概要森の精霊ディアノスと契約した魔装機。中距離支援を目的とした機体で、両肩に大型の2連装リニアレールガンを搭載している。近接戦闘は想定外ではあるが、ウェイトバランスに優れるため操者次第で接近戦も可能。後にこの機体をベースに量産型魔装機のブローウェルが開発された。当初はマドック・マコーネルが操者を務めていたが、マドックはラングラン崩壊時の戦いで受けた傷がもとで死亡してしまう。その後は、乗りこなせる人物がいなかったため、操者不在のままルザック州軍国境警備隊屯所に保管され、地上人召喚事件で召喚されたミオ・サスガが勝手に乗り込み以後操者となる。ミオがザムジードの操者になってからは、プレシア・ゼノサキスが生前のマドックに乗せてもらっていたこともあり操者となる。剣皇ゼオルートの娘であるプレシアが操者になってからは、本来逆の用途であるはずの接近戦もこなしている。武装ミサイル / 多弾頭ミサイルバックパックから発射されるミサイル兵器。『EX』では多弾頭ミサイルとして登場する。プラズマソード刀身をプラズマで形成する、一般的な魔装機の接近戦用武器。左腕部に内蔵されている。『α外伝』のみ、実剣にプラズマをまとわせ、二刀流で斬りつけるものになっている。リニアレールガン / ハイパーレールガン弾丸を電磁場で加速させて打ち出す長距離射撃武器で、ディアブロには大型で2連装の物が両肩に搭載されている。『LOE』ではフル改造することで、さらに強力な「ハイパーレールガン」にランクアップする。『α外伝』では、発射前に照準レーザーを照射するものになっており、登場当初からハイパーレールガンとなっている。パルスレーザー、対空レーザーどちらも『EX』でのみ使用可能な射撃武装。必殺技緑の墓標地面から発生させた球状のエネルギー弾を、地を這う波状に変えて標的に向けて発射し、真下で炸裂させる必殺技。家出したプレシアがジノに保護されていた時に教わった不易久遠流の技の1つ。『α外伝』では、拳を地面に突きたてエネルギー波を発射し、さらに大きなエネルギー波を標的に直接ぶつける2段攻撃の技になっている。DS版『LOE』では着弾時にその名のとおり緑の墓標のようなオーラが発生する。くるみ割り人形 / 剣の舞リボンを回転させ標的を斬り刻む必殺技。『α外伝』では、専用のプレシアのカットインが入り非常に凝ったものになっている。技名はプレシア独自に考えたもので、習得方法はゲンナジーと特訓中にデモンゴーレムを複数体撃破したことで自信を深めたプレシアが、父のゼオルートから教わった技をうろ覚えで使用したパターンと、プレシアがシュメルから教わった不易久遠流の技をアレンジしたパターンの2つがある。『LOE』ではフル改造することで、さらに強力な「剣の舞」にランクアップするが、グラフィックに変化は無い。DS版『LOE』では2体に分身して二刀のプラズマソードで舞のように斬り刻む演出になっており、ランクアップ前に比べて原型がほとんど残っていない珍しい技である(カットインすら違う)。『α外伝』では「くるみ割り人形」より威力の劣る別の必殺技になっており、回転しながら二刀流のプラズマソードで斬りつけた後に、この技専用の大型の剣を呼び出し突き刺すものになっている。劇中の活躍旧シリーズ『EX』・『LOE』に登場。『第4次/S』ではプレシアがラ・ギアスに置いてくるため未登場。αシリーズ『α外伝』に登場。ディアブロが地上世界に上がるのは本作が初となる。他の機体同様、「剣の舞」「くるみ割り人形」は、改修イベント後に追加される。LOE第1章ではマドックが搭乗し、スポット参戦のみだが、第2章からはプレシアの乗機となる。必ず仲間になるが、ルート分岐によって必殺技を覚えない場合がある。

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ラ・ウェンター[]

(大地系低位・「砂」 / 大地系高位・「大地」)テンプレート:機動兵器

機体概要砂の精霊ラ・ウェニールと契約した魔装機。ザムジード同様に近距離戦・遠距離戦の両方に対応できる武装を持つ。フェンターとのコンビネーション攻撃を得意としているが、フェンターには長らく操者がいなかったため、それを実現した形跡はない。操者は一貫してレベッカ・ターナーが務めている。武装エレクトリックハンマー / バッファローホーン左腕に手首の代わりに搭載されている有線の鉄球を標的にぶつける接近専用の武器で、先端からは3つのトゲがせり出す。『LOE』ではフル改造することで、さらに強力な「バッファローホーン」にランクアップする。バスターキャノン両肩に1門ずつ搭載されている射撃武器。必殺技ラヴァージェット / トーテムコールベッキーが王都崩壊後に行っていた修行であみ出した技。胸部から発射するエネルギー波を、四つの魔方陣の中央を通して敵機にぶつける。『LOE』ではフル改造することで、さらに強力な「トーテムコール」にランクアップする。DS版では、ラヴァージェット後にエレクトリックハンマーで打ち貫く。劇中の活躍『LOE』に登場。「第1章」ではルート次第で出番が増減しやすく、「第2章」ではベッキーを仲間にした場合に登場する。

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フェンター[]

(大地系低位・「岩」 / 大地系高位・「大地」)テンプレート:機動兵器

機体概要岩の精霊フェニールと契約した魔装機。後方支援目的に開発された機体で、ラングラン製の魔装機の中では唯一人型をしておらず、下半身はホバーになっている。また両腕は砲身になっているため、プラズマソードが搭載されているものの接近戦には完全に不向き。完成後長らく操者不在が続き、展開によっては後にマサキ達の仲間になったエリス・ラディウスが操者となる。武装ミサイル両肩に搭載されている射撃武器。発射口はそれぞれの肩に小型ミサイルが2つと大型ミサイルが1つが用意されている。プラズマソード他の魔装機のものと異なり、両腕のグランドウェーブ発射機の底部分にプラズマを展開する接近戦用の武器。グランドウェーブ下半身から杭を地面に埋め込み、地を這う衝撃波を標的に向けて発射する遠距離用の武器。リニアレールガン / ハイパーレールガン弾丸を電磁場で加速させて打ち出す長距離射撃武器で、両肩に1門ずつ搭載されている。『LOE』ではフル改造することで、さらに強力な「ハイパーレールガン」にランクアップする。必殺技白の黙示録 / 光の創世記標的に様々な色の光を発射する必殺技。DS版ではエネルギーバイパスらしきカットイン後に、両腕から強力なビームを放つ。名称の『黙示録』は『新約聖書』に収録されている書の1つ。『LOE』ではフル改造することで、さらに強力な「光の創世記」にランクアップする。DS版でもエフェクト以外に大きな違いはない。こちらの名称の『創世記』は『旧約聖書』の正典の1つ。劇中の活躍『LOE』に登場。「第1章」には登場せず、「第2章」でエリスを仲間にすることで登場する。

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準魔装機[]

正魔装機を元に建造された量産型魔装機。

ブローウェル[]

テンプレート:機動兵器

機体概要ディアブロを基に開発された量産型魔装機で、主に国境警備隊などに配備されている。開発経緯から大地系低位の精霊と契約していることが伺える。ディアブロ同様に砲撃戦を得意とする機体。外観はディアブロを簡略化したものになっており、ディアブロでは2連装だったリニアレールガンが単装式に変更されている。地上人召喚事件では主にフェイル軍の主力機として配備されており、ほかにはカークス軍でも使用されている。武装リニアレールガン前述の通り、単装式のものが両肩に1門ずつ搭載されている。劇中の活躍『EX』に登場。

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ブローウェルカスタム[]

テンプレート:機動兵器

機体概要フェイル軍の将軍ケビン・オールトが、自らのブローウェルを改造した機体。オールト曰く「魔装機神にも遅れを取らない」の言葉通り、かなりのチューンナップが施されており(同時に登場するヴァルシオン改にあらゆる面で匹敵するほど)、ビーム吸収能力を備えている。カラーリングはSFC版『EX』では通常のブローウェルと同じ緑色だが、PS版『EX』では薄い赤色になっている。劇中の活躍『EX』に登場。マサキやリューネの章の最終話で敵として登場する際には、かなりの強敵として登場する。ちなみに、マサキの章中盤でシュテドニアス軍に苦戦するオールト達をマサキ達が救援に駆けつける場面があるが、その時オールトが乗っていたのはカスタム前のブローウェルである(出撃準備画面でマップの確認を行うとそれが確認できる)。

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ガディフォール[]

テンプレート:機動兵器

機体概要ソルガディを基に開発された量産型魔装機で、開発経緯から風系低位の精霊と契約していることが伺える。ソルガディ同様に飛行可能で、多数の射撃武器を活かした砲撃戦を得意とする機体。外観はソルガディのカラーリングを薄い黄色にしたものだが全体的に少し小型になっている。地上人召喚事件では主にカークス軍の主力機として配備されている他、戦乱の終盤はフェイル軍でも運用されている。また、シュウ・シラカワと行動を共にするようになったテリウス・グラン・ビルセイアが使用する機体は、地上人召喚事件後にかなりの改造が施されている。劇中の活躍『EX』・『第4次/S』に登場。『第4次/S』ではテリウスが搭乗しているが、テリウス自身の意向により戦闘には参加する場面は無い。また『LOE』ではシナリオ「メモリアル・デイ」の回想シーンでザッシュやテリウスが搭乗しているが、グラフィックはソルガディのものを使いまわしにしているため、色が青い(リメイク版では薄い黄色に変更されている)。

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超魔装機[]

超魔装機(ちょうまそうき)とは、カークス・ザン・ヴァルハレビアが提案した「超魔装機計画」で開発が提案された魔装機。また、超魔装機計画とは無関係なものの、同様のコンセプトで魔装機神を超える性能を発揮したデュラクシールも超魔装機と呼ばれている。名称は「魔装機を超える兵器」という意味で、精霊とは契約しておらず正確には魔装機ではない。

不安定要素である高位精霊の加護を受けずに魔装機神以上の性能を引き出すことを目的としており、魔装機神を超える大出力を実現するため通常の魔装機に比べ巨大な姿をしている。また、地上人召喚事件により召喚されたヴァルシオンやモビルスーツ(ガンダムシリーズ)など、地上の兵器から技術を流用して開発されており、さらには異星人の技術を取り入れて開発されたヴァルシオン改を経由して、異星人(ゾヴォーグ)の技術も流用されている。

なお、初登場したスーパーファミコン版『EX』では、超魔装機という分類は強力な魔装機という意味であり、デュラクシールが超魔装機に分類されているのもここに由来している。

エウリード[]

テンプレート:機動兵器

機体概要超魔装機計画で開発が提案されたが、計画中止に伴い設計段階で開発中止になった超魔装機。しかしシュテドニアス軍によるラングラン侵攻時に、カークスによって秘密裏に開発が続行されプロトタイプを含めて3機が製造された。魔装機神のグランヴェールとザムジードのデータを基に開発されており、強力な火力と強固な装甲を兼ね備えている。さらに地上から召喚された機体からも技術を取り入れており、一部の武装にフィードバックさせている。また、設定上では精神波による6基の遠隔誘導攻撃ポットを装備しているが、いずれのゲームでも再現されていない。カークス機はリューネ・ゾルダーク達との戦いで撃破されたが、ほかの2体はカークス軍が旗上げしたカラタミーフィ州の洞窟内に隠されており、カラタミーフィ州が地上人召喚事件後もシュテドニアス連合領となったことでシュテドニアス軍の手に渡った。武装ビッグバンウェーブ大爆発を起こし周囲の標的にまとめてダメージを与えるMAP兵器。中性子ビームグランヴェールと同規格の射撃武器。『EX』でのみ使用してくる。リニアレールガン胸部の砲身から射出される。メガビームサーベル / ハイパープラズマソード近接戦闘用の武器。「メガビームサーベル」は『EX』で、「ハイパープラズマソード」は『LOE』でそれぞれ装備している。『EX』では無消費かつ最強武器であり猛威を振るった。メガ粒子砲 / ハイパービームキャノン射撃武器の1つ。「メガ粒子砲」は『EX』で、「ハイパービームキャノン」は『LOE』でそれぞれ装備している。DS版ではエゼキエルのオルガ・キャノンのように大口径のビームキャノンを胸部に構えて発射している。劇中の活躍『EX』・『LOE』に登場。『EX』ではリューネの章のラスボスとして登場する。

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デュラクシール[]

テンプレート:機動兵器

機体概要地上人召喚事件の際に、セニア・グラニア・ビルセイアが兄のフェイルロード・グラン・ビルセイア用に、地上から召喚された機体を参考に開発した機体。精霊とは契約せずに魔装機神を超える性能を持つが、超魔装機計画で提案された機体では無いため、作中では超魔装機とは呼ばれていない。『EX』では地上世界のモビルスーツにセニアが影響を受けたため、ガンダムタイプの重モビルスーツを参考にした外観になっている。設定画のSDイラストではSDガンダム同様に瞳が描かれているが、ゲーム中では瞳は描かれておらず他の魔装機と同様の仕様になっている。武装も地上世界の機体と同じものを備えており、MAP兵器を無効化することが可能。精霊レーダーなどでは捜索できないほどのステルス性を誇っているが、サブとして一部に使用されている対消滅動力から発生するニュートリノで捜索が可能。当初は脱出装置が搭載されていたが、敗れた際は死ぬつもりだったフェイルによって取り外された。フェイル機はマサキ・アンドー達によって撃破され、設計図はセニアによってアカデミーに厳重に保管されたが、テューディ・ラスム・イクナートによって、アカデミーもしくはシュテドニアスで2機が復元されシュテドニアス軍で運用された。なお、保管されていた設計図は既に脱出装置が存在しない仕様だったようで、知らずに使用した搭乗者は撃破された際にいずれも離脱出来ずにそのまま爆死している。なお、DS版『LOE』ではガンダムが存在しないOGシリーズの世界観に合わせて、頭部のデザインと武装に若干の変更が加えられている。武装誘導ミサイルフェイル機のみに搭載されているミサイル兵器。両腕のクロー部分にミサイル発射口が1門づつある。DS版では復元機にも装備されている。超振動クロー両腕に装備されたクローアーム。高速振動によって破壊力を増している。『LOE(DS版)』のみ使用してくる。ハイメガビームサーベル / ハイパープラズマソード近接戦闘用の武器。「ハイメガビームサーベル」は『EX』で、「ハイパープラズマソード」は『LOE(SFC版)』でそれぞれ装備している。メガバスター砲高出力のビームを発射して、複数の標敵にダメージを与えるMAP兵器。『EX』でのみ使用してくる。メガスマッシャー標的に巨大なエネルギー波を発射する射撃武器。『EX』でのみ使用してくる。拡散ビーム『LOE(SFC版)』のみ使用可能なラ・ギアス製の射撃武器。バスターキャノン両肩のバインダーを射出して、4機1組の円状に集めてビームを射出する。タオーステイル両肩のバインダーを射出して、遠隔操作して複数の標敵にダメージを与えるMAP兵器。『LOE』でのみ使用してくる。劇中の活躍旧シリーズ『EX』・『LOE』に登場。『EX』ではマサキの章のラスボスとして登場する。また、リューネの章では、リューネとマサキが出会い、行動を共にしたルートのラスボスである。『LOE』ではルートによって復元される経緯は異なり、テューディが本格的に活動しないルートでは登場しない。αシリーズ直接本編は登場してこないが、セニアの台詞に名前だけ登場している。また、こちらではΖΖガンダムではなくΖガンダムを参考にするつもりらしい。


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その他の神聖ラングラン王国製魔装機[]

上記の分類に含まれない魔装機。

ノルス[]

(水系低位・「泉」)テンプレート:機動兵器

機体概要魔装機計画で、1号機として開発された魔装機で2機が製造された。出力不足と精霊との契約に失敗してしまったため、正式採用されず廃棄処分寸前となる。しかしフェイルロード・グラン・ビルセイアによって泉の精霊との契約に成功したため廃棄を免れ、妹のセニア・グラニア・ビルセイアとモニカ・グラニア・ビルセイアに護身用に与えられ、式典などでも使用された。戦闘には不向きであり、修理装置と補給装置を搭載している。ラングラン崩壊後は、2機ともシュテドニアス軍に捕獲されてしまうが、戦闘に使用されることは無かった。女性的な外観をしており、両腕が本体と接続されておらず浮いているのが特徴。カラーリングはSFC版『EX』では2機とも緑色をしていたが、PS版『EX』ではセニア機が青色、モニカ機が緑色となっている。武装リッパークロー長く伸びた爪で標的に斬りつける接近戦用の武器。ブラス・ナックル標的に向け拳から光球を発射する射撃武器。イビルアイ標的を睨み付ける(邪視する)ことでダメージを与える呪術攻撃。劇中の活躍『EX』に登場。シュウの章ではモニカ機の奪取イベントがあり、成功すると貴重な修理要員として活躍する。『LOE』では「第1章」など本来この状態で登場する場面でも、改良後のノルス・レイになっているため未登場。

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ノルス・レイ[]

(水系低位・「泉」)テンプレート:機動兵器

機体概要シュウ・シラカワと行動を共にするようになったモニカ・グラニア・ビルセイアが、地上人召喚事件後に自らのノルスを改良した機体。「レイ」はラ・ギアスの言葉(ラングラン語)で「改められた」という意味で、ニュアンス的にはノルス改と言った所。一部の武装を除き性能に変化はないが、外観がより女性的なものになっており、『α外伝』ではスカート部分が常にフワフワと動いている。『LOE』「第1章」と『α外伝』のセニア機はノルスの存在自体が省略され、当初よりノルス・レイで登場する。武装プラズマソード腕が通常の魔装機と同じ仕様に変更されたため、「リッパークロー」に代わり新たに用意された接近戦用の武器。『第4次/S』では使用不可能。ブラス・ナックルノルスと同様の武装。『α外伝』では設定画にも描かれている、両腕を射出して標的にぶつけるものになっている。イビルアイノルスと同様の武装。『α外伝』では使用不可能。エンジェルウィスパー標的に向けて天使の輪を射出し斬り刻む、ノルス・レイの最強武装。『α外伝』では演出が大きく変化し、背中の羽を天使の羽に変えて、標的に羽吹雪を浴びせるものになっている。『第4次/S』では使用不可能。劇中の活躍旧シリーズ『第4次/S』・『LOE』に登場。『LOE』では、容量の都合のためか、最初からノルス・レイの状態で登場する。αシリーズ『α外伝』に登場。LOE第1章ではスポット参戦として登場。第2章からは序盤から参戦し、必ず仲間になる。


イスマイル[]

(大地系聖位・「闇」)テンプレート:機動兵器

機体概要元々はガルガードに次ぐ17番目の正魔装機として開発されていたが、政治的な理由で未完成で放置されていた魔装機。しかし、地上人召喚事件後に魔装機神の独自行動に危機感を抱くようになったラングラン政府によって、ラングランを防衛する目的で開発が再開されることになった。設計者のウェンディ・ラスム・イクナートは開発再開要請を固辞したが、ウェンディの体を徐々に乗っ取りつつあったテューディ・ラスム・イクナートによって、設計段階からさらに強化され完成された。大地系低位の精霊と契約を結んでいるが、テューディによって精霊の力が聖位並にまで昇華されており、その性能は魔装機神はおろか超魔装機すら凌駕する。防衛用に開発されたためか、極めて高い防御力、耐久性に加え、驚異的な自己再生能力を持ち、完全に撃墜しなければ直ちに再生を始め、最初にマサキ達がアカデミーで交戦した際には上半身と下半身を切り離すことで完全に再生できないようにしなければならなかった程である。「イスマイル」とはラ・ギアスにおける復讐の女神の名前で、この機体を生み出したテューディの心情を象徴するネーミングとなっている。完成後は、ラングランへの復讐を企むテューディ、もしくは復権を目論むラセツ・ノバステによってシュテドニアス軍にもたらされた。武装カーズ標的に呪い(カーズ)をかけてダメージを与える呪術兵器。プラグマティックブレードイスマイルの左腕に括りつけられているハルバード状の近接戦闘用の実剣。ビッグバンウェーブビッグバンの名の通り、大爆発を起こし周囲の標的にまとめてダメージを与えるMAP兵器。オメガブラスト射撃武器の1つで、渦巻くエネルギーの奔流を放つイスマイルの最強武装。DS版では白と黒の結界を展開。背中の砲門から白と黒の光弾を発射する。劇中の活躍『LOE』に登場。ルートによってシュテドニアスに渡る経緯は異なる。

シュテドニアス連合製魔装機[]

神聖ラングラン王国の魔装機計画に危機感を持ったシュテドニアス連合が建造した魔装機。

ゴリアテ[]

(大地系低位・「鉄」)テンプレート:機動兵器

機体概要ラングラン崩壊前の時点でのシュテドニアスの新型魔装機で、土木作業用であったルジャノールを本格的な戦闘用として発展・開発されたCクラス魔装機。シュテドニアスはラングランに比べ練金学の部門で全体的に遅れているため、独自の科学技術でそれらをカバーして制作された。出力が大きく、火力も充実している重機動タイプ。
  • EX……シュテドニアス連合の主力魔装機。大地系のため装甲が厚く耐久力がある。
武装バスターキャノン首の後ろに二つある砲塔から発射する。プラズマソード両手の甲に当たる部位から数方向にビームスパイクのような状態で発生させる。パルスクラスター両肩部から放電した光球を発射する。


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バフォーム[]

(炎系低位・「マグマ」)テンプレート:機動兵器

機体概要ラングラン崩壊前の時点でのシュテドニアスの最新鋭魔装機。精霊属性の相性が悪いため、登場当初はサイバスターの天敵になる。本来はCクラス魔装機として作製されていたが、調整段階で予定以上のバランスの良さを発揮し、Bクラスに分類されることになる。ただ、そのために精霊との契約にムラが生じ、各機体間の性能差がちぐはぐになっている。
  • EX……シュテドニアス連合の主力魔装機。炎系のため火力がある。なお、パッケージイラストでゲッタードラゴンのトマホークブーメランを食らっているのはこの機体。
武装ライトニングプレッシャー雷のような閃光を放つ攻撃。ウェーブパニッシャー振動波(?)を発射する攻撃。トルネードアタック竜巻を発生させ標的を切裂く攻撃。DS版『LOE』では敵を空の彼方まで吹き飛ばすギャグ的な演出が追加された。グランドナパーム胸部から発射する火炎放射。射程が短いようで接近戦用。

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ギルドーラ[]

(水系低位・「川」)テンプレート:機動兵器

機体概要第一章には登場せず第二章からエリスの乗機として登場するため、地上人召喚事件前後に開発・配備されたものと思われる。量産された様子は無いので、一部の物好きが地上人召喚事件後も引き続き使用しているだけのようだ。
  • EX……シュテドニアス連合の指揮官用魔装機。汎用性が非常に高く、ラングランのBクラス魔装機に匹敵する性能だが、逆に言えばこれといって特徴が無い(『LOE』で量産されなかったのはそれが原因とも考えられる)。サフィーネも所有しており、展開によってはモニカの乗機となる。パッケージでサイバスターと鍔競り合いしているのはこの機体。
ガトリングガン腕部に収納された射撃武器。SFC版『EX』では手持ちの火器だった。


ギルドーラII[]

テンプレート:機動兵器

機体概要『LOE』では未登場。ギルドーラ自体が生産終了してしまい、他の魔装機が順調に稼動しているため、こちらも生産が打ち切られたものと見られる。
  • EX……ギルドーラの簡易量産型。

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ナグロッド[]

テンプレート:機動兵器

機体概要『LOE』では未登場。支援戦闘を主眼に制作されているが、格闘戦能力も高い。
  • EX……対空攻撃を重視したシュテドニアス連合の主力魔装機。空中ユニットのみに使用可能な対空レーザーが強力。

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レンファ[]

テンプレート:機動兵器

機体概要シュテドニアスが独自に開発したCクラス魔装機。『LOE』では未登場。精霊との契約をしておらず魔術的な要素が少なく、コンバーターの出力でそれらの欠点を補っている。
  • EX……シュテドニアス連合の主力魔装機。飛行および変形が可能である(ただし、変形後の姿は公表されていない)。

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ダイオン[]

(風系低位・「北風」)テンプレート:機動兵器

機体概要『EX』に登場したレンファの強化発展型。右腕の巨大な爪「パワーヴァイス」が特徴的な機体。ラングラン崩壊前時点では一部仕官に使用されたが、「第2章」では量産されシュテドニアスの新主力魔装機となる。『EX』では未登場。武装パワーヴァイス左腕に装備された大型クローリニアレールガン左腕のパワーヴァイスの掌部に砲身がありそこから発射される。

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ジンオウ[]

(炎系高位・「炎」)テンプレート:機動兵器

機体概要シュテドニアス製の高性能機で上級指揮官用。巨大な翼と腕の「ゲイルブレード」が特徴的な機体。高級士官向けの強力な魔装機だが後に少数量産されている。武装ゲインドッシュ左右の翼の間接部にある発射口から発射する。ガイストカッターゲイルブレードからエネルギーの刃を発生させ、回転を加えて相手に投げる。


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トゥルーク[]

(水系高位・「水」)テンプレート:機動兵器

機体概要上半身は人型で下半身が蛇という、ギリシャ神話の「ラミア」のようなデザインをしたシュテドニアス軍の最新鋭魔装機。ルビッカ・ハッキネンの専用機だが、洗脳したエリスに使わせた(ただし洗脳が解けた時のために自爆装置が仕込まれている)こともあるため、予備機がいくつかあるものと思われる。名前の由来はフィンランドの都市名トゥルク。

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バイラヴァ[]

(大地系高位・「大地」)テンプレート:機動兵器

機体概要シュテドニアス軍が、カークス将軍の隠していたエウリードを捕獲し、その技術を利用して開発した最強の魔装機。真っ赤な機体と2本の尻尾が特徴。超魔装機に分類されるが、精霊の守護を受けている。ラセツの最後の搭乗機(シナリオにもよるが)となった。武装ハイパープラズマソード近接戦闘用の武器。バスターキャノン2本の尻尾からビーム砲を発射する。大地系魔装機の標準装備。メガフレイムバスター2本の尻尾を使って、大地から地熱を吸収し、それを巨大なエネルギーとして放出する武器。ビッグバンウェーブ大爆発を起こし周囲の標的にまとめてダメージを与えるMAP兵器。劇中の活躍『LOE』の最終シナリオの一つ、「ラセツの最期」において実質上の最終ボスとして登場するが、バイラヴァが登場するルートに進むには隠し要素の多くを諦めねばならない事もあり、『LOE』において戦う事が最も難しい敵ユニットといえる。

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バゴニア連邦共和国製魔装機[]

神聖ラングラン王国の魔装機計画に危機感を持ったバゴニア連邦共和国が建造した魔装機。全ての機体が、ラングラン王国から追放されたゼツ・ラアス・ブラギオの手によって開発され、多脚型や節足虫型など非人型の機体が多く見られる。

アゲイド[]

(風系低位・「かまいたち」)テンプレート:機動兵器

機体概要守護精霊はかまいたち。バゴニア連邦共和国が最初に開発した魔装機。ウィルテクスと呼ばれる、ククリに似た「く」の字型の剣を装備している。人型ではあるが、虫を連想させる有機的なフォルムが特徴。

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アゲイド+[]

(風系高位・「風」)テンプレート:機動兵器

機体概要アゲイドの強化型。色は青から赤に変わっている。この機体に限らずバゴニア連邦共和国の強化型魔装機は指揮官機として運用されることが多く、原型となる機体とはHPが万単位で違っている上に属性も高位となっているためにかなり強力になっている。ファングが仲間に戻ってきた時に搭乗していた機体だが、下記のギンシャス同様の理由と、ファング自身の意志によりセニアによって解体されている。

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リブナニッカ[]

(炎系低位・「不知火」)テンプレート:機動兵器

機体概要多脚タイプの魔装機。魔装機としての性能はかなり低い。サソリなど節足動物を思わせるデザインでゼツの嗜好が反映されている。

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リブナニッカ+[]

(炎系高位・「炎」)テンプレート:機動兵器

機体概要リブナニッカの強化型。リブナニッカの性能が低かった分、大幅に強化されている。ゼツが好んで使用する魔装機。ガッツォーが完成しなかった場合、最後までこの機体に乗ることになる。

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ギンシャス[]

(水系低位・「湖」)テンプレート:機動兵器

機体概要人型の魔装機だが、アゲイドと同じく昆虫、特に羽を連想させるフォルムが特徴。この機体に限らずゼツの製作した魔装機は装甲に特殊な金属が使われており、それが発する波から位置が特定できる。そのためジノが乗っていたギンシャスは最終的に解体されることとなる。

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ギンシャス+[]

(水系高位・「水」)テンプレート:機動兵器

機体概要ギンシャスの強化型で指揮官タイプ。武装が追加され遠距離での継戦能力が強化された。グランディフォール左右のバインダが展開し、ビームを発射。ビームは曲線を描きつつ相手に降り注ぐ。

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ベンディッド[]

(大地系低位・「山」)テンプレート:機動兵器

機体概要ヤシガニのような四脚タイプの魔装機。一見虫のような姿だが、頭部は股間ではなく上部にある。取り立てて特徴が無く、量産型魔装機で唯一強化されなかった。武装ミサイル後部ミサイルコンテナから発射する。発射時は相手の方に後ろを向ける。グランドナパーム頭部がせりあがり、口に相当する部分から火炎を放射する。突進左右のスパイク部が展開し、すれ違いざまに殴りつける。


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ガッツォー[]

(大地系高位・「大地」)テンプレート:機動兵器

機体概要ゼツが最後に作り上げた魔装機。ゼツ自身が操者だが技量不足を補うために、剣聖シュメル・ヒュールの脳が移植されており、たとえ素人が搭乗しても達人並の剣技を再現する事が可能となっている。あまりに人道を逸した機体であるため、ゼツがバゴニアから見放される要因となった。なお、ゼツがシュメルを捕縛できなかった場合、出現することはない。


武装グランドウェーブオリハルコンソードを大地に突きたてた後、機体を中心に地面を衝撃波が展開する。オリハルコンソードシュメルの剣技による斬撃。バスターキャノン両肩部から発射されるエネルギー砲。ウルティウムバスター背部からファンネルのようなビットを射出し、相手を攻撃する。DS版ではビット攻撃の後、オリハルコンソードで敵機を切り刻み、ゼツのカットインの後とどめの斬撃を行う。

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咒霊機[]

咒霊機(じゅれいき)とは、魔術師の咒文詠唱時に身を守ったり魔術の補助を目的に開発された機体で、魔術を使う際の咒印を切るため半人型をしている。

材質には強力な魔力を宿す大量の賢者の石とエクトプラズムが使用され、さらに月光に44夜晒すことでアストラル界(精霊界)の影響を強く受けた装甲を持つ様になる。これにより、アストラル界と現界の狭間に存在することが可能となり、エクトプラズムコーティングを施した武器でなければ傷一つ付けられない「アストラルシフト」(通称「無敵モード」)が可能となる。また、マサキによれば残留思念を取り込んで自らのエネルギーにすることも可能とのこと。

なお他の咒霊機が物語中に登場しないため、基本的にナグツァートのみがこう呼ばれている。

ナグツァート[]

テンプレート:機動兵器

機体概要魔神官ルオゾール・ゾラン・ロイエルの操る咒霊機。ほぼ人型の外観をしているが、足が無いため常に浮いているのが特徴。ルオゾールがシュウ・シラカワによって邪神ヴォルクルスの生贄にされた際に爆発した。武装ファントムビュレットナグツァートの幻影で動きを止めた標的に、人魂を発射しダメージを与える。SFC版『EX』では人魂を発射するだけのものだったが、リメイク版の『EX』では敵の背面に(恐らくは魔術で)転移し、攻撃するアニメーションに変わっている。アストラルバスター5つの珠で空中に五芒星を描き、その珠を飛ばして標的の真下に五芒星を描き魔力の柱を発生させる。劇中の活躍『EX』・『LOE』に登場。基本的に敵として登場し、その際にはアストラルシフトにより無敵状態(システム上、根気良く攻撃し続ければ倒すことも可能)になっている。『EX』では、シュウの章の1ステージのみで使用可能だが、その際にはヴォルクルス復活のために魔力消費を抑えており、アストラルシフトは解除されている。『LOE』でも登場時は無敵状態だが、魔装機の全ての武装にエクトプラズムコーティングが施された後は、ダメージを与えられるようになる。

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真ナグツァート[]

テンプレート:機動兵器

機体概要邪神ヴォルクルスの生贄にされて死亡したルオゾール・ゾラン・ロイエルと乗機のナグツァートが、ヴォルクルスと融合し復活した姿。外観もナグツァートとヴォルクルスを掛け合わせたデザインになっている。通常よりも強力なアストラルシフトを行っており、エクトプラズムコーティングを施した武器でも傷一つ付けられない。しかし、アストラルコーティングのカバラ秘術封じ込みに、ゲマトリア(カバラの数秘術)をかけたものをセットしたネオグランゾンの「ブラックホールクラスター」を受け、アストラルシフトが崩壊し撃破された。武装ファントムビュレットナグツァートと同様の武装で、幻影の姿も通常のナグツァートである。(DS版では真ナグツァートの姿)ハイパーソニックウェーブ下部の半球体に光が集中した後、結界(増幅系?)を複数展開。その後、下半身の頭部から衝撃波を発射する。衝撃波は結界を通過するごとに威力と速度を増していく。プラグマティックブレード剣を召還して、そこからはるか上空へと届くほどのエネルギーの刃を発生させそれを振り下ろす。


劇中の活躍『LOE』に登場。主にバゴニア軍と戦うルートの最終ボスとして登場する。『LOE』に登場するユニットの中でも最強クラスの性能を持ち、DS版ではさらにルオゾールが精神コマンド「鉄壁」を使用する。

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妖装機[]

妖装機は、サフィーネが建造したウィーゾルおよびウィーゾル改の名称(と言うより自称)。性能は魔装機と変わらないが、魔装機とは設計思想が異なり、それを強調するため、サフィーネはウィーゾルをこう呼ぶ。そのためか、精霊と契約していない。なお設定上はウィーゾルの他にも妖装機は存在するが、作中にはウィーゾル以外登場していない。

ウィーゾル[]

テンプレート:機動兵器

機体概要未登場。『LOE』「第1章」の時点では本機体であるはずだが、容量の都合なのかウィーゾル改として登場するが、作中ではウィーゾルとして扱われている。『EX』では、サフィーネ・ゼオラ・ヴォルクルスの愛機。シャープなデザインの真紅の機体で脚が一本しかないのが特徴。サフィーネが練金学協会等の力を借りること無く自力で作り上げた。シュウの章で使用可能。武装カロリックミサイルサイバスター同様のミサイル兵器。旧シリーズでは戦闘アニメも流用されている。ローズカッターウィーゾルの後頭部から尻尾のように伸びた鞭状の武器。ドライシュトラール光線兵器。発射口などの位置は不明。意味そのままはドイツ語で「3つの光線」アストラルバスターナグツァートのものと同様の武器。エレメントフュージョン4発の光弾を敵に撃ち込み内部から破壊する武器。グラフィックはサイバスターのコスモノヴァを流用されている。同機の強化型であるウィーゾル改にも同様の武器は搭載されているが、名称が「エレメンタルフュージョン」に変わっているが、変更になった理由は不明。

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ウィーゾル改[]

テンプレート:機動兵器

機体概要『EX』終了後にウィーゾルを改修した機体。サフィーネの趣味なのか、裸体の女性に怪物が絡み付いているという常軌を逸したデザインであり、ウィーゾルの原型を留めていない妖しげな機体に仕上がっている。なお性能面では特に変わりはない。右肩にでっかく「改」と書かれている。ノルス・レイと違い「改」という日本語を用いているが、これはシュウの影響をサフィーネが受けているせいである。『LOE』ではROM容量の都合か「第1章」から既にウィーゾル改となっているがシナリオの中ではウィーゾルとして扱われている。また「第2章」ではルートによってはネオ・グランゾンと共に使用可能でその際選択肢によっては必殺技「ダークネスボンテージ」を習得している。武装ローズカッターウィーゾルと同じく鞭状の武器だが、こちらは右手に装備されている。また、ウィーゾルのものより若干細くなっているのが特徴。なお、DS版『LOE』では左手に直接取り付けられている武器の事を指す模様。ドライシュトラール / ノインシュトラールウィーゾルのものと同じ光線兵器。こちらは右掌の発射口から発射しているが、『α外伝』の戦闘アニメでは両肩の怪物の眼部分から発射されている。『LOE』ではフル改造すると、より強力なノインシュトラールにランクアップする。なお、こちらの名称の由来もドイツ語で、意味は「9つの光線」アストラルバスターウィーゾルが装備していたものと同じ武器。『LOE』ではランクアップすることで性能が変化するが、グラフィックそのものは変わらない。なお、『第4次(S)』は使用不能となっている。DS版では手から5つの炎を上空に飛ばし、結界を展開する。その後地上の標的に向かって結界から光が降り注ぐ。エレメンタルフュージョン名称が変化しているがウィーゾルに搭載されていたエレメントフュージョンと同様の武器。こちらもサイバスターのコスモノヴァのアニメを流用しているが、『α外伝』では光の竜を召喚し敵に食らいつかせるエフェクトに変わっている。必殺技ダークネスボンテージ機体から赤い女の幻影を生み出し敵にぶつけるといった攻撃。ヤンロンの修業に触発されたことで編み出した必殺技だが、シナリオの展開でヤンロンにメギドフレイムで攻撃されて撤退するか、ヤンロンが火風青雲剣を使う前に撤退していると覚えない。DS版では、召還陣から黒い布のようなものが発生し、相手に巻きつく。そしてその布ごと相手を固定した状態で連続して突き刺した後切り裂く。興奮状態のサフィーネのカットインが入る。劇中での活躍
  • 第4次では、選択肢によっては最終面で戦うことが可能。またルートによってはグランゾンやノルス・レイと共に仲間に加わることもある。
  • F完結編……グランゾンと共に仲間に加わる。
  • α外伝……『LOE』と同じようにウィーゾル改で登場。ルート選択と難易度によっては一度も登場しないことがある。

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死霊系[]

デモンゴーレム[]

テンプレート:機動兵器

機体概要死霊傀儡の外法によりただの土くれに周辺にいる死霊・怨霊の類を宿らせ、人の形に仕上げたもの(人型ではあるものの、足が短い割りに手が長いため、ゴリラなどに似た体型をしている)。場所を選ばず作り出せる上、デモンゴーレム召喚は邪信徒にとっては初歩中の初歩の術らしく、地面がある場所なら、いくらでも追加できる。基本は黄土色だが、その場所の土がそのまま材料になるため、岩場で呼び出すと青黒い色となり、金鉱の近くで呼ぶと金を含んで金色になる(金色のデモンゴーレムは獲得資金も高い)。たまにオリハルコニウム塊が出てくる場合もあるらしい。また、ルオゾールの召喚する個体は体表面にシュタウディンガー加工という特殊なコーティングが施されており、かなりの強度がある。基本的に感情を持たず、憑依している死霊や怨霊の怨念や破壊衝動に従って行動しているため、きちんと処分しないと作り主がいなくなっても永遠にさまよい続ける。ラ・ギアスでは土木作業などにも利用されることがあるが、希に召喚されたまま放置されることがあり、一種の社会問題となっている。雄叫びをあげたり岩を投げたり殴りつけてきたりと原始的な攻撃しかして来ないが、パワー自体はある模様。ただし、金色のものは『魔装機神』のみの登場で、強さは普通と強の中間程度。
  • EX……ルオゾールなどが部下代わりに大量に召喚してくるほか、テリウスの修行相手としてシュウが召喚する。

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死霊装兵[]

テンプレート:機動兵器

機体概要エクトプラズムを寄せ集めて実体化させたもの。デモンゴーレム召喚と違い、ある程度高位の邪信徒でないと使用出来ない。なお、デザインを担当したのはキャラクターデザインの河野さち子だが、これは発注ミスによるもの[8]

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ヴォルクルス[]

テンプレート:機動兵器

機体概要古代の巨人族の残留思念が実体化した破壊神の分身。地上世界にも破壊神シヴァなどの形で幾つかの伝承の中に取り入れられている。ラ・ギアス各地に分身が眠っている。細胞の欠片からでも復活し、分裂して増殖する。形状にはヴォルクルスの下半身を模した地上タイプの分身、上半身を模した空中タイプの分身、そして後述の完全復活したヴォルクルスと同じ外見を持つ分身の3バリエーションがある。その姿は数々の怨念の集合体であり、様々な生物の特徴を兼ね備えており不定形。『EX』では前者2タイプが、『LOE』では後者1タイプが登場した。

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真ヴォルクルス[]

テンプレート:機動兵器

機体概要破壊神サーヴァ=ヴォルクルス。完全復活したヴォルクルス本体。『LOE』ではルオゾールおよび真ナグツァートと融合しているため登場しない(ユニットとしては前述の通り分身が同デザインになっている)。
  • EX……ルオゾールを生け贄として復活。「シュウの章」のラスボス。

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その他[]

魔装機開発以前からラ・ギアス全土に配備されていた本来戦闘用でない作業機械。このうち、プラーナコンバーターと兵装を取り付け戦闘用に改修した機体は、精霊と契約していないため正確には魔装機ではないが、便宜上Dクラス魔装機に分類される。

ルジャノール改[]

テンプレート:機動兵器

機体概要土木作業機械であるルジャノールを戦闘用に改造した機体。魔装機と呼ぶのもおこがましい作りだが、国際緊張が高まりつつある状況下で急遽プラーナコンバーターを取り付け武装し、Dクラス魔装機に分類される。シュテドニアス連合やバゴニア共和国では魔装機の量産が進むにつれ姿を消していったが、魔装機の量産があまり進んでいない神聖ラングラン王国では、戦乱による疲弊からの魔装機不足により地上人召喚事件以後も多数が配備されている。精霊と契約していないことから乗り手を選ばないため、民間人や山賊・テロリストも好んで使用する。特に「剣聖」と呼ばれるシュメル・ヒュールはこの機体でバゴニア軍の魔装機をあっさり撃破するという驚異的なことをやってのけている。武装バルカン、無反動バズーカ共にルジャノール改の射撃武器。ロケットハンマー左腕に手首の代わりに搭載されている有線の鉄球を標的にぶつける接近戦用の武器劇中の活躍『EX』・『LOE』に登場。基本的に雑魚敵であるが、『LOE』ではジノ・バレンシアの搭乗する機体など、フル改造されている場合もある。また、『LOE』ではブローウェルもガディフォールも登場しない[9]のでラングラン軍の一般兵が乗り込んでいる機体は全てこの機体である。

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グラフ・ドローン[]

テンプレート:機動兵器

機体概要元々は魔装機開発以前から存在した偵察機だったが、政情不安から戦闘用に武装を施された。汎用性が高く各国で兵器に転用されている。当初は有人機として運用されていたが、魔装機の量産が進むにつれ人工知能を搭載した無人機として運用されていった。またトレーニングや模擬戦等など戦闘目的以外に使用されることも多い。足を持たず、移動はイオノクラフト効果により宙に浮いて行うのが特徴。武装拡散ビーム広範囲に拡散するビーム兵器。『LOE』でのみ使用可能。サンダーボール標的に向けて光球を発射するグラフ・ドローンの最強武装。劇中の活躍『EX』・『LOE』に登場。序盤の雑魚敵として大量に登場する。


グラフ・ドローン改[]機体概要強化改造されたグラフ・ドローン。カラーリングは青から緑色に変更されている。こちらは完全にAI制御であり、パイロットが搭乗した事例はない。武装多弾頭ミサイル改造後に追加されたミサイル兵器。劇中の活躍旧シリーズ『EX』に登場。

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機装兵[]

テンプレート:機動兵器

機体概要パイロットはおらず、AI制御のみによって出撃するマシン。制御には小動物の脳神経などが用いられている。魔装機が作られるより遥か昔から存在しており、神殿等の施設専属のガードマンとして多く用いられる。『EX』ではソラティス神殿を警護していたが、コントロールシステムをハッキングされ、敵になった。
  • EX……ソラティス神殿のマップでのみ敵として登場。

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移動要塞[]

テンプレート:機動兵器

機体概要『EX』にのみ登場。ラ・ギアスで用いられる陸上戦艦。高い装甲と耐久性を持つラ・ギアスでは最大級の兵器。結界の効果により大規模破壊兵器が使えないラ・ギアスでは魔装機による白兵戦が主体となるため、あまり使用されない。魔装機など機動兵器の母艦であり、『EX』ではモビルスーツやオーラバトラーも搭載していた。おもにザンボスやジョグといった指揮官クラスが乗る(まれに一般兵が乗っていることも)。多くのステージでボス格として登場。

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脚注[]

  1. ヤンロン曰く「魔装機は手で動かすのではなく心で動かすもの」
  2. スーパーロボット大戦公式BLOG「熱血!必中!スパログ!」 魔装機神、復活!!
  3. 一度『α外伝』でサイバスターのものに似た形状になったことがある
  4. 『ヒーロー戦記』でもマサキは呼びかけでサイバスターを出現させている。
  5. ジノが仲間にならないルートでファングが仲間に戻ってくることもあるが、その際もファングはジェイファーに乗り込む。
  6. そのため、トーマスがグランヴェールと誤認する一幕も
  7. ウェンディが死亡するエンディングでザッシュがそう言っており、作中ではチューンナップはされなかった。
  8. スーパーロボット大戦Fキャラクターズガイドのインタビュー記事。
  9. 実際にはガディフォールは「メモリアル・デイ」でソルガディのユニットグラフィックの使い回しで登場しているが、それ以外は登場しない

出典[]

ゲーム[]

  • ヒーロー戦記
  • 第2次スーパーロボット大戦
  • 第3次スーパーロボット大戦
  • スーパーロボット大戦EX
  • 第4次スーパーロボット大戦
  • スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
  • スーパーロボット大戦F / 完結編
  • スーパーロボット大戦コンプリートボックス
  • 全スーパーロボット大戦 電視大百科
  • スーパーロボット大戦α
  • スーパーロボット大戦α外伝
  • スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
  • スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
  • スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
  • スーパーロボット大戦OG外伝
  • Another Century's Episode:R

書籍[]

  • アスキー出版局 『スーパーロボット大戦EX 熱血・幸運・必中ガイド』 アスペクト、1994年。ISBN 978-4-89366-195-1。
  • 『電撃攻略王スペシャル スーパーロボット大戦大辞典』 発行:メディアワークス、発売:主婦の友、1996年。ISBN 978-4-07-304651-6。
  • バンプレスト 『Super Robot Wars Original Generation Official Book』2002年。(『OG1』購入特典)
  • バンプレスト 『SUPER ROBOT WARS ORIGINAL GENERATION 2 OFFICIAL BOOK』2005年。(『OG2』購入特典)
  • バンプレスト 『Super Robot Wars OG ORIGINAL GENERATIONS Official Perfect File』2007年。(『OGS』購入特典)

プラモデル[]

  • コトブキヤ S.R.G-S-008 ノンスケール 「サイバスター」 2006年4月
  • コトブキヤ S.R.G-S-037 1/144 「サイバスター」 2009年11月

Webサイト[]

  • スーパーロボット大戦OGサーガ魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL バンダイナムコゲームス公式サイト

テンプレート:SuperRobotWars



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