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ゲシュペンスト(テンプレート:Lang-en)[1]とは、バンプレストやバンダイナムコゲームスが展開しているコンピュータゲーム『コンパチヒーローシリーズ』および『スーパーロボット大戦シリーズ』に登場する架空の兵器。
コンパチヒーローシリーズの『ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス』にて、ゲームオリジナルキャラクターのギリアム・イェーガーが装着するパワードスーツとして初登場した。その後、スーパーロボット大戦シリーズの『第4次スーパーロボット大戦』にて、オリジナル主人公が搭乗するロボットとして登場。このうちリアル系主人公の機体は後継機のゲシュペンストMk-IIやヒュッケバインと共に、パーソナルトルーパー(以下PTと表記)というカテゴリーに属すると設定された。「元祖オリジナル主人公機」であることから[2]、以後のスパロボシリーズではPTの1号機と設定され様々な派生機体が登場している。
「ゲシュペンスト(Gespenst)」はドイツ語で「幽霊」「亡霊」「幻」を意味し、英語の「ゴースト(Ghost)」に相当する。
丸い頭部と突き出た眉庇をもち、眼の部分はゴーグルの下に2つのカメラアイがある。両耳に当たる部分からは薄く細長いセンサーが伸びる。手足は太く丸みを帯び、左前腕の側面には各種武装に設定される3本の突起が突き出す。背面には飛行機の水平翼とジェットエンジンのノズルを組み合わせたようなスラスターを持つ。肩は斜め上に張り出し、斜め下に伸びる翼と合わせると正面からはX状に見える。機体色は全身ほぼ同じ色だが、ノズル周辺などに黄色と赤が使われている。
なお、PTの第1号機という設定から、他のPTのデザインにもゲシュペンストの名残を残すものが多い。
テンプレート:ネタバレ
テンプレート:機動兵器『第4次』にてSRWシリーズ初登場。以後の作品でPTが登場する場合は、第1号機として扱われている。機体色は黒。後継機に合わせてゲシュペンストMk-Iとも呼称される。
機体概要第○次シリーズ(『第4次/S』、『F/完結編』)オリジナル主人公が搭乗する機体。主人公の恋人も搭乗可能。主人公のタイプによって設定や性能がリアル系とスーパー系の2タイプに変化する。リアル系の機体は後述するタイプRを、スーパー系の機体はタイプSをそれぞれ参照。COMPACT2PTの第1号機と設定。劇中にはアインストによる複製が登場。αマオ社が開発したPTの第1号機。新西暦180年10月に同型機が3機ロールアウト。地球連邦軍のイルムガルト・カザハラが搭乗しヴァルシオーネと模擬戦を行ったことがあるが、旧式機ということもあり3勝4敗で負け越している。スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY3機が存在し、そのうちテスト機として保管されていた3号機がATX計画でアルトアイゼンの母体になった。IMPACT3機が存在。テスト機として欠番扱いだった3号機がATX計画でアルトアイゼンの母体になった。OGシリーズ地球連邦軍が実施する対異星人用の人型機動兵器(PT)採用試験への提出に向けて、マオ・インダストリーが開発した機体。開発メンバーには社内の新鋭のエンジニアが抜擢され、そのうちカーク・ハミルとマリオン・ラドムの2人が中心となり開発が行われた。開発プロジェクトには莫大な資金が投入され、予算度外視で開発されたため、チューニング次第では後継機並みの性能を発揮することが可能。エルザム・V・ブランシュタインは、操縦者の技量がダイレクトに反映される機体と評している。ジェネレーターにはPTサイズに小型化した核融合ジェネレーターを、機体OSには新開発のTC-OSをそれぞれ採用。背部にはジャンプやホバーリングに用いられるバーニア・スラスターと、姿勢制御用のスタビライザーである翼が取り付けられている。新西暦180年末に3機がロールアウト。完成当初は3機全てが地上・宇宙の両方で運用できる汎用兵器として開発されたが、後に2号機は宇宙戦、3号機は地上戦をそれぞれ重視した性能に調整され、異なる形式番号が与えられた。1号機は181年に行われた評価試験に提出され、他社の機体を圧倒的に引き離す高評価を受け、PTとして正式採用されることになった。しかし飛行能力を有していないため制空能力は従来の戦闘機に劣り、装甲の薄さや手持ち武器の命中精度が問題点として指摘されたため、3機は異なる改修を受けることになった。改修後の各機は以下を参照。テンプレート:機動兵器リアル系の性能を持つゲシュペンスト。
機体概要第○次シリーズテスラ・ライヒ研究所でオリジナル主人公の父親が設計したPTで、ヒュッケバインのプロトタイプ。主人公がテストパイロットを務め、地球連邦軍の独立外部部隊「ロンド・ベル隊」に配属される。OGシリーズ正式採用後にジャンプ後の滞空時間が延長され、運動性・機動性の強化が施された1号機。特殊戦技教導隊が結成されると、タイプSと共に教導隊でTC-OSのモーションパターンデータ収集に用いられた。DC戦争中に強化改造が行われ、L5戦役中に戦線に投入されたと記録されている。戦後は地球連邦軍情報部のギリアム・イェーガーが使用しており飛行能力を有する[3]。『OGs』や『ジ・インスペクター』(以下『OGIN』)では、インスペクター事件中にゲシュペンスト・タイプRVへの強化改造が行われた。劇中の活躍第4次/S、F/完結編オリジナル主人公がリアル系の場合、初期搭乗機として登場。ユニット名は「ゲシュペンスト」表記。OGキョウスケ編で条件を満たした場合、自軍に再合流するギリアムが搭乗。ユニット名は「ゲシュペンスト・R」表記。OG2ホワイトスターがインスペクターに襲撃された際にギリアムが搭乗。ユニット名は「ゲシュペンスト」表記。DWDC戦争終盤にギリアムが搭乗し、アイドネウス島の戦闘に参加。OGs『OG2』中盤でタイプRVに強化改造される。OGクロニクル「渡る世界は鬼ばかり」タイプRVへの改修を受けるためマオ・インダストリーの工場に運ばれていたが、ギリアムが特別任務のため借り受け、デュミナスの戦機人形との戦闘に使用した。コンテナにはスラッシュ・リッパーを搭載。タイプRVに装備予定のメガ・バスターキャノン[4]を携行し、戦機人形を撃破する際に使用するが、電装系が保たず発射後に機体はショートしてしまった。ギリアムは携帯端末から遠隔起動を行う際に「CALL! GESPENST!」と叫んだり、戦機人形の発射したボールをドッジボールの要領で受け止めて投げ返しているが、これは漫画執筆者の八房龍之助が「ヒーロー戦記」や「バトルドッジボールII」のネタを盛り込んだものである。OGINギリアムがシャイン、ライ、ラトゥーニを連れてリクセント公国から脱出する際に使用。上記のOGクロニクルと同様に、遠隔起動時に「CALL! GESPENST!」と発声している。武装プラズマカッター非実体剣。左腕に3基装備する。スプリットミサイル中射程ミサイル。バックパックに装着されたミサイルコンテナを射出後、コンテナが展開しミサイルが発射される。ニュートロンビーム (Neutron Beam)中性子(neutron)の名を冠する携帯ビーム兵器。『第4次/S』ではビーム属性がない。『OGs』ではバリア貫通能力を有する。テンプレート:機動兵器初出は『OGs』。移植時に新規設定された。
機体概要ハロウィン・プランに基づき、タイプRに大幅な強化改造を施した機体。作業はインスペクター事件中にマオ社のオルレアン工場で行われた。機体フレームの段階から改造が施され、ほぼ全ての外装が改められた。バックパックにはテスラ・ドライブを搭載し、高速飛行時には後方に展開する大型フライト・ユニットが取り付けられている。これらの改造により、最新鋭機と比べても遜色のない運動性を有するようになった。劇中の活躍OGs、OG外伝『OG2』後半から登場。ギリアム専用機で、他のパイロットは搭乗できない。武装『ヒーロー戦記』に登場したゲシュペンストと同名の武装を装備する。メガ・プラズマカッタープラズマカッターを強化した非実体剣。タイプR同様に左腕に3基装備。スプリットミサイルタイプRと同様の武装。ヴァンピーア・レーザー胸部から発射される光線。通常のダメージを与えると同時に、敵機のエネルギーを吸収する特殊効果を持つ。「ヴァンピーア」は独語で「吸血鬼(Vampir)」の意。メガ・バスターキャノンニュートロンビームに代わり装備された大型の携帯ビーム兵器[5]。ゲーム中ではバリア貫通能力を持ち全体攻撃扱い。上記の武装の他に、リープ・スラッシャー等の汎用火器を装備している場合がある。デザインデザイナーは射尾卓弥。従来のゲシュペンストより直線的でシャープなシルエットを持ち、背部のウイングは上方向への前進翼に変更されている。テンプレート:機動兵器スーパー系の性能を持つゲシュペンスト。
機体概要第○次シリーズテスラ研でオリジナル主人公の父親が開発した機体で、グルンガスト開発中の試作機。そのためPTには分類されない。光子力研究所に研修に赴いた主人公が搭乗し、マジンガーZ等と共にロンド・ベル隊に参加する。『F/完結編』では飛行能力を持つが、対ビームコーティングが施されていない。OGシリーズ正式採用後に強力な内蔵兵器が装備され、装甲の強化が施された2号機。この設計思想はグルンガスト等の特機構想の下地にもなっている。特殊戦技教導隊が結成されると、タイプRと共に教導隊でTC-OSのモーションパターンデータ収集に用いられた。内蔵兵器へのエネルギー供給のために、ジェネレーターは開発されたばかりのプラズマ・ジェネレーター(後にプラズマ・リアクターと呼称されるタイプ)に換装されている。このため出力が不安定で操縦が困難な機体となり、教導隊隊長のカーウァイ・ラウがパイロットを務めることになった。飛行能力を有する[3]。その後、宙間試験中に爆発事故が発生し、カーワァイと共に行方不明となる。機体の残骸はエアロゲイターに回収され、ズフィルード・クリスタルが組み込まれ、復元精度をテストする母体にするために利用された。機体構成材質の約80%が複製機のR-GUNや量産型ゲシュペンストMk-II同様にエアロゲイターのもので構成され、以前より高い耐久力や再生能力を持つ。エアロゲイターによって改造手術を受けたカーウァイことガルイン・メハベルが搭乗し戦線に投入されるが、ハガネ・ヒリュウ隊との戦いで撃破された。劇中の活躍第4次/S、F/完結編オリジナル主人公がスーパー系の場合に、初期搭乗機として登場。ユニット名は「ゲシュペンスト」表記。OG、OGsエアロゲイターによって復元された機体が登場。リュウセイ編では月面の戦闘で、キョウスケ編ではウェーク島基地やネビーイーム内部の戦闘でガルインが搭乗する。GBA版ではユニット名が「ゲシュペンスト・S」表記。武装プラズマカッタータイプRと同様の武装。スプリットミサイルタイプRと同様の武装。『第4次/S』や『F/完結編』ではミサイルの形状がタイプRと異なる。スマッシュビーム / ブラスターキャノン内蔵式の高出力エネルギー兵器。胸部のシャッターを左右に開き発射する。初出以来発射方法が不明だったが、『OGs』にて詳細に描写された。『第4次/S』でのみ名称が「スマッシュビーム」。必殺技究極!ゲシュペンストキック / 必殺!ゲシュペンストパンチ『F』でオリジナル主人公の性格が「真面目で優しい熱血漢」の場合のみ追加される。ゲッターチームの車弁慶が修業で大雪山おろしを習得したのに触発され、主人公の性別が男の場合はキック、女の場合はパンチを考案する。後に登場する恋人キャラが乗った場合も、主人公と同じ技を使用可能。テンプレート:機動兵器OGシリーズに設定が存在する機体。
機体概要正式採用後に開発当初の仕様に戻され、データ収集のためのセンサーデバイスが取り付けられた3号機。外観はタイプRやSと同様[6]。教導隊には配備されず、テスト機として保管された後に、地球連邦軍北米支部ラングレー基地に送られ、ATX計画でアルトアイゼンの母体になった。『COMPACT2』に登場する機体。アインストが複製したゲシュペンスト。
詳細はアインスト#ゲシュペンストを参照
テンプレート:機動兵器初出は『第4次』。ゲシュペンストの後継機で、『COMPACT2』以降の作品では量産移行型と設定されている。
機体概要第○次シリーズMk-Iの強化改良型。Mk-I同様にオリジナル主人公の父親が開発した機体。『第4次/S』にはリアル系の性能を持つ機体が登場。『F/完結編』では主人公のタイプによって、設定や性能がリアル系とスーパー系の2タイプに変化する。リアル系の機体は後述するタイプRを、スーパー系の機体はタイプSをそれぞれ参照。COMPACT2MK-Iの量産移行型。このうちの1機はヴァイスリッターの母体になった。αMK-Iの量産試作機。新西暦183年9月に開発開始。184年10月にロールアウトし、翌11月には連邦宇宙軍のエルザム・V・ブランシュタインが搭乗しテストが行われた。コールサインは「ドール1」。その最中、衛星軌道上でエアロゲイターの偵察機メギロートと接触し、これを撃破している。スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY3機が存在。1号機はコロニー統合軍のエルザムが搭乗しトライアルが行われた。コールサインは「ドール1」。その最中、衛星軌道上でエアロゲイターの偵察機メギロートと接触し、これを素手で捕獲している。2号機はパイロットの記録が抹消されている。3号機はATX計画でヴァイスリッターの母体になった。A試作機が3機製造されたが、拡張性を危険視したシャドウミラーが圧力をかけたため開発終了となった。シャドウミラーが使用する機体については下記を参照。IMPACTMK-Iの量産移行型。このうち試作3号機はATX計画でヴァイスリッターの母体になった。OGシリーズMK-Iの量産試作機。機体フレームは「GIIフレーム」と呼称され後継機にも採用されている。MK-Iと同様に性能の異なる3タイプの機体が存在。各タイプの詳細は以下を参照。劇中の活躍スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY回想シーンでエルザムが搭乗。デザインMK-Iと同様の外観。機体色は『第4次/S』では薄い紫色だったが、『F』で青色に変更され以降の作品でもこちらが採用されている。テンプレート:機動兵器リアル系の性能を持つゲシュペンストMk-II。
機体概要第○次シリーズエゥーゴに所属するギリアム・イェーガーが搭乗。OGシリーズMk-I・タイプRと同様のコンセプトで開発されたMk-IIの1号機。背部バーニア・スラスターの出力向上により、ジャンプ後の滞空時間がMk-Iよりも延長されている。コロニー統合軍のエルザムが搭乗しテストが行われていた。コールサインは「ドール1」。その最中、衛星軌道上でエアロゲイターの偵察機メギロートと接触し、一切武装のない状況にも拘らず交戦。素手の格闘により撃墜多数、捕獲1機の戦果を上げている。DC戦争中にプラズマ・ジェネレーターの搭載など各部の強化改造が行われた。連邦軍情報部のギリアムが搭乗し、ヒリュウ改の戦力として活躍。その後、インスペクター事件直前にホワイトスターで調整が行われ、ヴィレッタ・バディムが使用した。劇中の活躍第4次/Sギリアムが搭乗。『第4次S』の一部シナリオを除きNPC扱い。ユニット名は「ゲシュペンストmkII」表記。F/完結編オリジナル主人公がリアル系の場合に登場。『F』最終話でギリアムが搭乗し、『F完結編』開始時に主人公に譲られる。ユニット名は「ゲシュペンストmkII」表記。OG(GBA版)ギリアムが搭乗。リュウセイ編では、冒頭にエルザムが搭乗しメギロートと交戦した。終盤のネビーイーム内部では、エアロゲイターがそれまで収集したデータを元に複製し、アタッド・シャムランのトラウマシャドーで生み出されたギリアムの幻覚が搭乗する機体が登場する。ユニット名は「ゲシュペンストMk-II・R」表記。OG2(GBA版)ホワイトスターがインスペクターに襲撃された際にヴィレッタが搭乗。ユニット名は「ゲシュペンストMk-II・R」表記。OGs、OG外伝GBA版と同様。『OG2.5』『OG外伝』ではハガネに配備されている。武装ネオ・プラズマカッター / メガ・プラズマカッター (Plasma Slicer)非実体剣。左腕に3本装備されている。GBA版『OG』でのみ後者を装備。スプリットミサイルMk-Iと同様の武装。メガ・ビームライフル携帯ビーム兵器。旧シリーズでは「ニュートロンビーム」の強化版。スラッシュ・リッパー3枚のブレードを持ち高速回転する円盤状のユニットを射出し、標的を切り裂く。標的の追尾はコンピューター制御で行われる。OGシリーズでは汎用武器となっている。格闘 (Attack)武器ではなく機体の四肢を用いた攻撃。エルザムがメギロートと交戦する際を除くと、使用できるのはGBA版『OG』のみ。
テンプレート:機動兵器スーパー系の性能を持つゲシュペンストMk-II。飛行能力を有する[3]。
テンプレート:機動兵器OGシリーズに設定が存在する機体。
『IMPACT』に登場する機体。アインストが複製したゲシュペンストMk-II。
詳細はアインスト#ゲシュペンストMk-IIを参照
テンプレート:機動兵器初出は『α外伝』。
機体概要ゲシュペンストMk-IIの量産移行型。αシリーズバルマー戦役の最中に地球連邦軍極東支部百里基地などに配備された。しかしエアロゲイターの攻撃によりそのほとんどが破壊され、戦後は南アタリア島など一部の地域でのみ配備されている。コードネーム「アルトアイゼン」や「ヴァイスリッター」などのカスタム機が存在する。スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY試作機3機を含めて39機が生産され、地球連邦軍の各基地に配備された。OGシリーズDC戦争勃発以前に地球連邦軍に正式採用されたが、EOT特別審議会の裏工作により、実際には少数の配備に留まった。機体数については、GBA版『OG』の予約特典冊子では30機程度と記載されているが、『OGs』の特典冊子では当該記述は削除されている。性能はロールアウト時のMk-II・タイプRと同等だが、センサー類が強化され左腕にはプラズマカッターの代わりに格闘戦用プラズマステーク(ジェット・マグナム)を装備する。また周囲を海に囲まれた日本列島の極東支部に配備された機体は水中戦にも対応している。標準の機体色は青系であるが、カイ・キタムラ機の緑色、カチーナ・タラスク機の赤色などパーソナルカラーに変更された機体も存在する。L5戦役では開戦以前に追加生産が行われたが、主力機の座はイスルギ重工で大量生産が可能な環境が整っているリオンシリーズに譲っている。戦後は一部の部隊が引き続き運用しているが生産は休止され、新型PTの量産型ヒュッケバインMk-IIやコスト面で有利なリオンシリーズが生産されている。劇中の活躍α外伝イルムやリュウセイ・ダテ、ライディース・F・ブランシュタインが搭乗。熟練度によってはリュウセイがプリペンダーに合流する際、本機種を引き続き使用する。OG(GBA版)極東支部伊豆基地や北米支部ラングレー基地に配備されている機体が登場。リュウセイ編では伊豆基地でカイやイルムが使用。イルム機はハガネ所属となり、後にラトゥーニ・スゥボータが搭乗した。ハガネにはラングレー基地から輸送された2機(うち1機は緑色)が追加配備される。カイ機は数度スポット参戦する。キョウスケ編ではラングレー基地でATXチームのキョウスケ・ナンブやエクセレン・ブロウニングが使用。2人がATX計画の機体に乗り換えた後、ヒリュウ改所属のカチーナとラッセル・バーグマンに譲られた。この際に塗装が変更され、カチーナ機は赤、ラッセル機は緑に塗られた。ハガネとの合流時にはリオ・メイロンやガーネット・サンデイが青い機体に搭乗している。カイ機もゲーム終盤に正式加入する。ウェーク島での戦闘ではエアロゲイターによって複製された機体が複数出現する。ユニット名は「ゲシュペンストMk-II・M」表記。OG2(GBA版)カイ機、カチーナ機、ラッセル機が登場。ユニット名は「ゲシュペンストMk-II・M」表記。DWカチーナ機とラッセル機は当初からヒリュウ改に配備されており、本作では最初からパイロットのタスク・シングウジも搭乗。ラッセル機は通常カラーの青色になっている。伊豆基地ではラトゥーニやガーネット、ジャーダ・ベネルディが当初より使用している。本作以降、緑色の機体はカイ機のみとなった。OGsGBA版とほぼ同様。『OG2.5』にはカイ機、カチーナ機、ラッセル機が登場。OG外伝カイ機、カチーナ機、ラッセル機が登場。カイ機にはウェンディゴとの戦闘でジェット・マグナムSが追加される。クライ・ウルブズ仕様の機体については後述。OGクロニクル「踊るゆりかご」カイ機が登場。中東のインジリスク基地所を襲撃したヒトガタ実験体(ウェンディゴ)と交戦した。カイは反応速度の速いヒトガタ実験体に対応するため、モーションセレクトをマニュアルに設定しフェイントを駆使した格闘戦を行い、背負い投げとジェット・マグナムの連携技(後のジェット・マグナムS)で撃破している。OGクロニクル「新春まんがまつり 最強の盾対宇宙ひらめ」カチーナ機とラッセル機が登場。デブリ溜まりで消息を絶ったパトロール隊の調査を行い、謎のフラスコを発見した。OGクロニクル「とどろけ!オクト魂」カチーナ機とラッセル機が登場。暗礁空域でDCが配備した無人のリオン部隊と交戦、司令機のガーリオンを「スプリットマグナム」で撃破している。OGクロニクル「UNSUNG HERO」シミュレーター訓練でエイタ・ナダカが搭乗。複数のターゲットを撃破した後に白いゲシュペンスト[8]に「究極!ゲシュペンストキック」を使用するが失敗している。OGクロニクル「ヒゲの神様の中の人はハラペコ」「アルトモドキ」と称される、外装をアルトアイゼンに似せたPTが登場。連邦軍クエバス基地のダルラン司令が使用。ATXチームの勇名を利用するための偽物であり、性能はアルトアイゼンに及ばないとされる。転移間もない時期のアクセルが駆るソウルゲインと交戦し破壊された(『OGs』でアクセルが「偽物は見た」と発言しているが、直接の関連は不明)。ベースとなった機種は量産型ゲシュペンストMk-IIと思われる。なお、「アルトアイゼンに偽装したPT」としては、こちらの方が『OGIN』のタイプSAより先に登場している。OGINカイ機、カチーナ機、ラッセル機が登場。最終決戦まで使用されている。Another Century's Episodeゲスト出演。パイロットは設定されておらず、AIのオペレーターがついている。武装ジェット・マグナム (Jet Magnum)左腕に装備された格闘用武装。3本のプラズマステークに電撃をまとわせ、パイルバンカーのように撃ち出す。殴りつけるようなモーションで、一部パイロットは「ゲシュペンストパンチ」と呼称。ネオ・プラズマカッター非実体剣。『α外伝』ではMk-IIと同様に左腕に装備されておりプラズマ・ステークとの兼用だが、OGシリーズではその描写は削除されており、詳細な装備位置は不明。『OG2』以降は汎用武器となり、本機が標準装備している。メガ・ビームライフル (Mega Beam Rifle)Mk-IIと同様の武装。『α外伝』では標準装備。M950マシンガン (M95 Machine Gun)PT用サブマシンガン。ビルトシュバインと同じものを使用。M13ショットガン (M13 Shotgun)PT用ショットガン。ビルトシュバインと同じものを使用。スラッシュ・リッパー (Slash Ripper)Mk-IIと同様の武装。『α外伝』で標準装備。『α外伝』では突き刺さり爆発する演出になっている。スプリットミサイル (Split Missile)Mk-IIと同様の武装。OGシリーズで装備。『α ORIGINAL STORY』ではジェット・マグナムやメガ・ビームライフル、スラッシュ・リッパーと共に、プラズマカッターやゲーム未登場の90ミリライフルを装備している。必殺技ジェット・マグナムSTC-OSのモーションセレクトをマニュアルに設定し、標的に柔道の背負い投げを仕掛けて体勢を崩しジェット・マグナムを打ち込む。『OGクロニクル』でカイが使用。地面に叩きつけてジェット・マグナムを打ち込んでいた。後に『OG外伝』で採用、足払いをかけ背負い投げで叩きつけ、反動で宙に舞ったところにジェット・マグナムを打ち込む描写に変更されている。カイ以外のパイロットでも使用可能。スプリットマグナムスプリットミサイルのコンテナ底部をプラズマステークで叩き、射程を延長させるもの。『OGクロニクル』でカチーナが使用。発射不能になったラッセル機のミサイルコンテナを叩いて発射した。ゲーム未登場。デザインMK-IIと同様の外観で機体色も青色。「OGシリーズ」では肩の先端が白く、青色がMK-IIより薄くなっている。テンプレート:機動兵器初出は『スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY』。その後『OG』登場に当たり、カラーリングや武装が設定されている。
機体概要量産型ゲシュペンストMk-IIのカスタム機で、試作型のT-LINKシステムを搭載している。TTは「T-LINK TEST TYPE」の略称。機体色は白色。念動力の素質を持つパイロットが搭乗する。 量産型Mk-IIとは異なり、左腕にはプラズマステークではなく非実体剣を装備。スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY量産型Mk-IIと異なり、基本操縦系がゲームの「バーニングPT」と同じものになっている。極東支部伊豆基地のSRXチームに配備されており、アヤ・コバヤシが搭乗している。当初民間人であったリュウセイ・ダテは、メギロートの攻撃を受けた際、現場にあった本機に乗り込み格闘戦でこれを撃破し、その後SRXチームにスカウトされた後も引き続き搭乗している。その後リュウセイ機は伊豆基地がDCの攻撃を受けた際、パイロット未搭乗の状態で格納庫ごと破壊されている。OGシリーズT-LINKシステムを補助操作系に使用し、インターフェースの簡略化が図られている。[9]3機が存在[10]。極東支部伊豆基地のSRXチームに1号機と2号機が、北米支部ラングレー基地のATXチームでは3号機が配備され、1号機にはアヤが、3号機にはブルックリン・ラックフィールドが搭乗した。2号機にリュウセイが搭乗し、後に破壊される経緯は『α ORIGINAL STORY』と同様。アヤが過労で倒れた際には、リオ・メイロンが1号機に搭乗したことがある。劇中の活躍OG(GBA版)リュウセイ編ではリュウセイ機とアヤ機が、キョウスケ編ではブリット機とアヤ機が登場。ユニット名は「ゲシュペンストMk-II・TT」表記。DWリュウセイ機は破壊されず、DCから投降したリョウト・ヒカワがアイドネウス島の戦闘で搭乗。L5戦役ではリオが使用した。リュウセイは伊豆基地周辺の土産物屋にて本機のプラモデルを購入している。Record of ATXブリット機、アヤ機、リョウト機が登場。リョウトがアーマリオンに乗り換えた後はリオが搭乗する。OGsOG1シナリオに登場。ユニット名は「ゲシュペンストMk-IIタイプTT」表記。OGクロニクル「UNSUNG HERO」シミュレーター訓練でリュウセイが白いゲシュペンスト[8]に搭乗し、「究極!ゲシュペンストキック返し」を繰り出している。OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL第2章開始時、マサキが南極事件を回想するシーンで回想中にリュウセイ機が登場する。アヤの機体やライのシュッツバルトは登場しない。武装T-LINKリッパー (T-Link Ripper)Mk-IIのスラッシュ・リッパーと同形状の武装。バックパックに装着されたコンテナから射出される。標的の追尾は念動力を用いた遠隔操作で行われるため、念動力者が搭乗する場合のみ使用可能。プラズマカッター (Plasma Cutter)非実体剣。GBA版『OG』でのみ装備。メガ・ビームライフルMk-II・タイプRと同様の武装。スプリットミサイル量産型Mk-IIと同様の武装。『DW』では装備していないが、『Record of ATX』ではブリット機がT-LINKリッパーのコンテナに横付けして装備したことがある。『DW』ではT-LINKリッパーの他、メガ・プラズマカッターとM950マシンガンが標準装備となっている[10]。『Record of ATX』ではブリット機がメガ・ビームライフルを装備し、その後マオ社から提供されたロシュセイバーやハイパー・ビームキャノンも使用。量産型ゲシュペンストMk-II(クライ・ウルブズ仕様)[]テンプレート:機動兵器初出は『MX』。当時はロボット大図鑑に登録されず、アイコンでゲシュペンストということが確認できるのみであった。その後『OG外伝』登場に当たり、詳細が設定されている。
機体概要「クライ・ウルブズ」に配備されている量産型ゲシュペンストMk-II。スーパーロボット大戦MX地球連邦軍の特殊部隊「クライ・ウルブズ」に配備された機体。機体色はアルベロ・エスト機は茶色、ヒューゴ・メディオ機は赤色、フォリア・エストや他の隊員の機体は青色。デビルガンダムとの戦闘で多くの機体がDG細胞に侵食されるなどして部隊は壊滅した。ヒューゴ機はゾンビ兵と化したフォリア機(DG細胞の侵食でデスアーミーに変質している)から攻撃を受け、パイロットは瀕死の重傷を負っている。OGシリーズ地球連邦軍の第3特殊作戦PT部隊「クライ・ウルブズ」に配備されている機体。機体色はアルベロ機は黒色、ヒューゴ機は赤色、フォリア機は黄色、他の隊員の機体は灰色。基本性能や携行武装の強化が施されたカスタム機。後にアルベロとヒューゴは量産型ゲシュペンストMk-II改へ乗り換えている。イェッツトレジセイアとの戦闘で多くの機体が撃破され、フォリア機はアルベロ機を庇って大破している。劇中の活躍MX回想シーンに登場。OG外伝ハガネ・ヒリュウ隊とは別行動でスポット参戦。OGINアルベロ機、ヒューゴ機、フォリア機が顔見せ程度に登場。アルベロ達パイロットも最終話で1カットのみ登場した。武装通常の量産型Mk-IIと同様のジェット・マグナムやスプリットミサイルの他に、独自の装備としてHiビームカッター、M90Cアサルトライフル、MRランチャー(それぞれネオ・プラズマカッター、M90アサルトマシンガン、レクタングル・ランチャーをカスタムしたもの)を使用する。テンプレート:機動兵器
機体概要ゲーム本編の世界(「こちら側」)の平行世界(「向こう側」)で量産されたゲシュペンストMk-II。地球連邦軍の特別任務実行部隊「シャドウミラー」が「こちら側」に転位する際に持ち込まれたが、大多数の機体は転位に失敗し時空のねじれに巻き込まれて消滅している。Aドラグーン(『機甲戦記ドラグナー』の量産機)と制式量産機の座を争って採用され、試作機と大差のない性能で量産された機体。地球連邦軍の特殊鎮圧部隊「ゲシュペンスト隊」にも配備され、この部隊にシャドウミラーは敗れている。初期の機体は性能・コストなどすべての面でドラグーンに劣っていたが、フレームの構造上改造が容易であったため、「低コストで高性能の量産機」や「1機で戦況を変えられる究極の機動兵器」の元になっている。なお「こちら側」のドラグーンは、ケーン・ワカバらが搭乗した試作D兵器の実戦データを元に開発が行われたため、試作D兵器が初陣で撃破された「向こう側」よりも高性能な機体となっている。OGシリーズ「こちら側」とは異なり、改良が重ねられリオンシリーズと並ぶ主力量産機となっている。DC戦争後に行われた地球連邦軍の軍備増強によって3,000機ほどが生産された。地球連邦軍の特殊鎮圧部隊「ベーオウルブズ」にも配備され、この部隊にシャドウミラーは敗れている。テスラ・ドライブを標準装備し飛行可能。武装はタイプRと同様のものを装備している。なお、「向こう側」ではヒュッケバインシリーズが量産に至っておらず、本機種に次ぐ主力機としてエルアインスが開発された。劇中の活躍A / A PORTABLEシャドウミラーの戦力として登場。ユニット名は「ゲシュペンストMk-II」表記。OG2(GBA版)ノイエDCに協力するシャドウミラー兵が使用。ユニット名は「ゲシュペンストMk-II・M」表記。OGsOG2シナリオに登場。ユニット名は「量産型ゲシュペンストMk-II」表記。デザインゲシュペンストMk-IIと同様の外観。「量産型」の表記が付くOGシリーズでも同様である(肩が白くない等)。テンプレート:機動兵器
機体概要ハロウィン・プランでゲシュペンスト・タイプRVと共に開発がスタートした機体。この改型にはプラン発案者のひとりであるカイ少佐の意見が意欲的に取り入れられている。ATX計画の機体やタイプRVのような根本的な改造ではなく、初期に量産され旧式化した量産型ゲシュペンストMk-IIに近代化や延命措置を施し、機体の特性を煮詰めなおして汎用性・整備性などの運用性を向上させた現場主義の機体とされる。機体フレームは量産型ゲシュペンストMk-II用のGIIフレームであるが、追加装備による重量増加を想定し、剛性向上や各部可動範囲の拡大が図られている。動力源は新型プラズマ・ジェネレーターに換装された。またリオンシリーズを意識し、テスラ・ドライブの装備や装備拡張のためのハードポイント設置などの近代化改修が施されている。ハードポイントは脚部、腕部、バックパックなどに設置され、武装に限らず追加装甲やブースターなど多種多様のオプション装備の搭載を可能とし、柔軟な作戦運用に対応できる。頭部にはアビオニクスの改修に伴い新型能動受動光学センサーが取り付けられ、外装は新規設計のものになっている。背面レイアウトは量産型Mk-IIを踏襲しており、テスラ・ドライブ、バーニアスラスター、ハードポイントを備えたウェポン・ラック等がバックパックを構成する。このウェポン・ラックにはタイプNではスプリットミサイル・ポッドを標準装備する。先行生産されたタイプN3機のうち、1号機(P1)がカイの搭乗機となり、パーソナルカラーの緑系塗装、一時的な措置ながら両腕へのプラズマ・バックラー装備、指揮官用通信モジュールおよびエアデータ・センサー用アンテナの追加などが施された。他の2機は、それぞれPT搭乗時間の長い者と短い者でデータを収集するというマオ社の意図から、クライ・ウルブズのアルベロ少佐(2号機)とヒューゴ准尉(3号機)に与えられた。この2機は左腕にのみプラズマ・バックラーを装備し、携行武器としてF2W(フォールディング・ツーウェイ)キャノンを持つが、これがタイプN本来の標準装備である。これらの機体もパーソナルカラーに塗装され(アルベロ機にはカイ機と同じく指揮官用アンテナも持つ)、左肩にクライ・ウルブズのエンブレムがある。なお、これら先行生産機はカイたちが従来使用していた量産型Mk-IIを改修したものではなく、新規に用意された機体である。武装プラズマ・バックラー固定武装であったプラズマ・ステークをユニット化し、腕部ハードポイントへ着脱可能にしたもの。カイ機は両腕に装備する。両腕プラズマ・バックラー装備は後述のタイプGの標準仕様となる。ジェット・ファントム踵落としからプラズマをまとったパンチとキックを繰り出し、最後は右、左のワンツーパンチを叩き込む。F2WキャノンタイプNの基本装備である折り畳み式の携行火砲。R-2のマグナ・ビームライフルの強化発展型にあたる。レンジに応じて短銃身状態と長銃身状態の使い分けが可能。使用するカートリッジはマグナ・ビームライフル用のものを改良したHEGC2である。アルベロ機は青色、ヒューゴ機は赤色のビームを発射するように描写されるが、ゲーム上は非ビーム属性。F2Wキャノン(Sレンジ)短銃身状態でショートレンジの射撃を行う。F2Wキャノン(Lレンジ)遠距離射撃モード。バレルが延長され、ブースト機構により射程と威力に優れる。ゲーム中ではスプリットミサイルと短銃身状態での射撃で牽制した後、銃身を展開しとどめの一撃を発射する。リープ・ミサイルAMガンナーとほぼ同様のミサイル。背部ハードポイントに装備される。ファンナウト・ミサイルミサイルランチャー。脚部ハードポイントに装備される。T-LINKスラッシャーMk-II・タイプTTに装備されたT-LINKリッパーの発展型。念動力者のみ使用可能。背部ハードポイントに装備される。ツイン・ビームカノンタイプCの基本兵装。シュッツバルトと同様の武装だが、連射と照射の切り替えが可能。背部ハードポイントに装備される。3連マシンキャノンタイプCの基本兵装。腕部ハードポイントに装備される。タイプCは両腕に装備するのが標準仕様となっている。メガ・ブラスターキャノンタイプGの基本兵装。胸部ハードポイントに装備される。MK-II・タイプSと同様の武装だが、胸部追加装甲と一体化している。劇中での活躍OG外伝アビアノ基地にてカイ、アルベロ、ヒューゴに引き渡される。カイ機とアルベロ機は修羅の乱を戦いぬいたが、ヒューゴ機はイェッツトレジセイアの攻撃により大きなダメージを受けた。試作型のタイプRやタイプSを多くの点で上回る基本性能を持つ。Another Century's Episode PortableタイプNの他に重武装・砲撃戦型のタイプC、高機動・近接戦型のタイプGが登場し、それぞれ5種類のバリエーションが存在する。第2次OGAnother Century's Episode Portableに登場したタイプC、タイプGがこちらでも登場。テンプレート:機動兵器
『EXCEED』においてピートがアーベントのことを「ゲシュペンストMk-IV」と呼んでいる。
テンプレート:機動兵器
Wシリーズの長(カルディア曰く)とも言える開発コードW00、ハーケン・ブロウニング専用に開発された機体。先天的にPTの天才的な操縦技術を与え、専用に調整された機体を運用することで最強の兵士を誕生させるべく計画は進んでいたが、ハーケンは完全に生身の人間であったため普通の人間のようにPTが操縦できる年齢まで育成させる必要があった。その後計画は、育成、教育の必要がないアンドロイドの開発へとシフトし、W00と機体はそのまま開発凍結されることとなった。その後、プランEFにより転移したネバーランドは空中分解を起こしフォルミッドヘイムへ墜落。他国の数年先を行く技術レベルを有していたフォルミッドヘイムは、本機のデータを元にゲシュペンスト・ファントムを開発した。
テンプレート:機動兵器
無限のフロンティアに登場する謎の黒いPT「ファントム」のこと。3メートル級の人型機動兵器。前述の通り、その本来の姿はW00の専用機「ゲシュペンスト・ハーケン」である。この機体はネバーランドに記録されていたデータを解析し、現地の技術で製造されたダウンサイジングモデルである。
黒い塗装で、「究極!ゲシュペンストキック」や「ニュートロン・ブラスター」といったゲシュペンストタイプS系列に酷似した武装を使うほか「グラン・スラッシュリッパー」といったゲシュペンストタイプR系列の装備に酷似した武装も持つ。
当初は神楽天原を中心に出没し、以後エルフェテイルやロストエレンシアにも現れた。神楽天原では何人か犠牲者が出ている。行方不明になったナハトとアーベントの討伐のためにフォルミッドヘイムが送り込んだものだったが、カルディア曰く「本当のメモリー」を求めてさまよっていた模様。なお、一部の攻略本では本機も「ゲシュペンスト・ハーケン」と表記されている。「EXCEED」ではピートによるレプリカモデルが登場している。
カルディアの指示を拒絶する、ハーケンの何気ない言葉に従いナハトとアーベントにハッキングを行って味方につける、ピートのハッキングを拒絶してハーケンの呼ぶ声に応える等、ハーケンの指示には最優先で従うよう設定されている模様である。呼び方については、「無限」の時点ではパーティ内では正式名称である「ゲシュペンスト」で通っていたが、「EXCEED」では通りのいい「ファントム」に戻っている。
武装グラン・プラズマカッター左腕プラズマステークに搭載された武器の一つ。巨大なビーム刃の剣で、回転させるなど特殊な使い方をする。プラズマサイズ左腕プラズマステークに搭載された武装の一つ。ビーム刃の小さな鎌で、二つある。使用時は投げつける。グラン・スラッシュリッパー背部に搭載された本機の主力武装。両手で一つずつ保持し、投げつける。ニュートロン・ブラスター胸部中央に搭載されたエネルギーカノン。ブラスターキャノンに似る。発射ギミックは不明(おそらくはタイプSのブラスターキャノンと同様と思われる)。敵時の必殺技、味方時の「究極!ゲシュペンストキック」の締めに使われる。「EXCEED」において正式名称が判明。必殺技究極!ゲシュペンストキックハーケンとの連携攻撃。グラン・プラズマカッターで斬りかかり、プラズマサイズを投げつけた後グラン・スラッシュリッパーで追撃。その後ハーケンが滑り込み、後衛時の援護攻撃「ブラインド・ベット」のモーションで打ち上げる。最後にハーケンの合図で急降下キックを敢行し、吹き飛んだ相手を胸部キャノンで撃ち抜いてとどめ。「EXCEED」では演出でのみ登場。ファントム・ホールデムハーケンとの連携必殺技。登場と同時に左腕のプラズマ・ステークで殴りつけ、グラン・プラズマカッターで敵を突き刺して上空に投げ上げた後、ハーケンの投げるカード型爆弾、リッパーモードのナイトファウルと一緒にグラン・スラッシュリッパーを投げ付けて追い討ちをかけ、飛び蹴りで地面に叩き落す。最後に、ハーケンが愛用の拳銃「ロングトゥーム・スペシャル」のクロンダイクモードでレーザーを撃ち込んでとどめを刺す。アインストファントム[]無限のフロンティア……アインストによって完全コピーされたゲシュペンスト・ファントム。オリジナルと同様の武装、装備を備えるほか、アインスト特有の再生能力が付加されている。
アインスト#アインストファントムの項も参照。
ゲシュペンストMk-IIに使用されている機体フレーム。後に開発されるヒュッケバイン系のHフレームよりも安価に製造可能なため、後継機のヒュッケバインMk-IIやビルトビルガーにも採用された。
ゲシュペンストシリーズの強化改造プラン。量産型ゲシュペンストMk-IIはDC戦争前に少数が生産、配備されたものの、イスルギ重工がL5戦役を見越し開発したリオンシリーズや、それに対抗しマオ社が開発した量産型ヒュッケバインMk-IIの台頭により、同機は連邦軍の主力機とならなかった。しかし現場には堅実で安定性のあるゲシュペンスト系の機体を好む者もおり、系列機の運用継続を望む声も上がっていた。そのひとりである教導隊のカイ・キタムラ少佐は、多額の資金を投入して新型機を量産配備するよりも、初期量産機の近代化改修と延命措置が必要だと考えた。そこでカイ少佐はライディース・F・ブランシュタイン少尉の勧めもあり、情報部のギリアム・イェーガー少佐と共にマオ社へゲシュペンストの強化改造案を提出した。それを受け、同社内でハロウィン・プロジェクトが立ち上がり、開発計画がスタートした。まずインスペクター事件中にゲシュペンスト・タイプRからタイプRVへの改造が行われ、戦後は新造機である量産型ゲシュペンストMk-II改が開発された。
テンプレート:SuperRobotWars
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