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テンプレート:独自研究ネモは、テレビアニメ『機動戦士Ζガンダム』に登場する架空の兵器。エゥーゴの主力MS(モビルスーツ)。
本項目では、ゲームや雑誌などのメディアミックス企画で設定された派生機の解説も記述する。
テンプレート:機動兵器
グリプス戦役当時において既に旧式化していたジムII、高性能と引き換えに生産性に難があったリック・ディアスに替わるエゥーゴの主力機。設計・製造はアナハイム・エレクトロニクス社が担当した。
ジム系で初めてムーバブルフレームを採用したMSが本機であり、基本性能はハイザックやジム・クゥエルなどの外骨格機に対して上回る。そのうえ操縦特性はマイルドであり、実戦経験の少ない新兵でも簡単に操縦できるなど、量産機としてのパフォーマンスは要求水準をほぼクリアしていた。ただ採用されているビームライフルはジムIIのBR-S-85系(AEボウワ社製:出力1.9MW)を流用する形となっており、若干火力が低いことが唯一の欠点であった。
ジム系MSの開発経験がなかったアナハイム社は、完全な新規設計によるコスト増や保守部品調達上のリスク、制御系の不具合を回避するため、一年戦争末期の連邦軍エースパイロットに対し配備されたジム・スナイパーIIなどの傑作機の設計、及び装備構成を取り入れることで対処した。背部メインスラスター及び脚部サブスラスター、ビームサーベルの装備位置などにその影響がうかがえる。
ジム系の外観とは裏腹に、基本設計はリック・ディアスや百式に連なる公国系の技術を中心に纏め上げられている。その証明として、劇中では拾得した旧公国軍のMSゲルググをネモ1機分解したパーツを用い、アーガマ内で現地改修したエピソードがある。登録番号はリック・ディアス、百式に続く3番目の機体として「MSA-003」が与えられた。装甲材や基本骨格はジムIIから大幅に改良されており、特に装甲に関してはジム系としては異例のガンダリウム系装甲が採用されている。当初はガンダリウムγ系が採用される予定だったが、開発途中に情報がティターンズに漏洩したため、その技術はザクをベースとしたマラサイに投入され、ネモは急遽ガンダリウムαに変更された(一部ゲームではマラサイ同様にガンダリウムγ合金製とされている)。
当初、エゥーゴではより高性能のマラサイを主力機として前線に、本機はその支援用として運用する戦術が思案されていたが、マラサイが政治的取引によってティターンズ側に奪われる形となったため、エゥーゴは急遽ネモを主力機として運用せざるを得なかった。
本機のために新規製造された装備は、連邦系量産機では初となるスライド式シールドのみで、ビームライフルは前述通りジムIIの物を、ビームサーベルはリック・ディアス、百式と同型の物(出力0.4MW)が流用された。初期ではジム系シールドを装備して出撃している機体も見られたが、ジムIIとは違いビームサーベルは一基のみの装備ではなく、腰部後方のラッチに二基装備する。
エゥーゴ初の地球侵攻作戦であるジャブロー侵攻作戦において主力機として投入されるが、十分な頭数が揃えられなかったためか、一部のジムIIをネモの色に似せた塗装を施し機数を水増しするという苦肉の策が計られる。これはテレビ放送当時はジムIIの着色ミスとされていたが、後の模型雑誌の作例などでは「エゥーゴカラー」として取り上げられている。
同作戦で生き残った機体は、ロベルト中尉らによって、地上戦への仕様変更と宇宙におけるエゥーゴの拠点データの消去を行いエゥーゴの地球上における協力組織カラバに譲渡され、MSK-003として同組織の主力機として活躍した。キリマンジャロ襲撃戦ではドダイ改に乗って、アムロ・レイのディジェやジムIIと共にアウドムラを母艦として戦った。
火力が低いことが問題とされたネモであるがその一方、専用のビームカノン[1]も開発され、一部の機体に装備された。このビームカノンは奇襲用の長距離武装として運用効率の悪い百式のメガ・バズーカ・ランチャーに代わる武装として設計されている。兵装本体には照準カメラ・センサーや固定用ピックといった種々のオプションの装着が可能であり、射撃を行う本機は頭部カメラアイに専用ゴーグルを装備する。そのため頭部の外観は通常のネモとは異なるものとなる(#劇中での活躍も参照)。なお、同兵装の運用データはΖガンダムのハイパー・メガ・ランチャーなどエゥーゴの長距離武装に活かされた。
TV版『機動戦士Ζガンダム』ではジムIIに代わるエゥーゴの主力MSとして登場。ジャブロー侵攻作戦において、ガンキャノン重装型に撃破されるも、パイロットは脱出しており生存性の高さが伺える。しかし目立って戦果を挙げるシーンは少なく、ガンダムMk-IIやZガンダムなどのエース機と対比される一般の量産機である性質から、本機は交戦した敵に撃破されるケースが多い。
だが、例外的に活躍するエピソードもある。強化人間ロザミア・バダム が搭乗した際、ロザミアのパイロットとしての腕にかかり、カミーユ・ビダンのΖガンダムを追いかける機動性を発揮した。さらに追従するクワトロ・バジーナの百式が放つビームライフルの射撃を躱し、ハイザック1機を撃破している。
劇場版『機動戦士Ζガンダム A New Translation』においては、エゥーゴがガンダムMk-IIを奪取した時点ですでにネモは配備されていたため、ガンダムMk-IIのムーバブルフレームの技術が取り入れられたとする設定との矛盾が生じている。
『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』では専用ビームカノンを装備した本機が登場し、カール・マツバラの乗るガンダムTR-1[アドバンスド・ヘイズル]を撃墜した。また、漫画『機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル』では、データ収集用の複座型のネモが登場し、これに乗ったアスナ・エルマリートがティターンズから奪取したガンダムMk-IIと模擬戦闘をおこなった。
小説『機動戦士ガンダムUC』では、旧式化し一線を退いた機体としてトリントン基地に配備されていたが、更に旧式のMSで構成されたネオ・ジオン軍残党の襲撃に対して翻弄されている。トリントン基地配備の機体は青と白の地球連邦軍仕様のカラーリングとなっている。
テンプレート:機動兵器
『Ζ-MSV』[4]において設定された機体。当初の設定ではネモIIとは別開発の新規機体であり、左肩側にビームキャノンを一門装備する火力支援型の機体とされ、ネモIIに代わり配備されたこととなっている。また、ロールアウトは宇宙世紀0088年の1月18日であり、ブレックス・フォーラの暗殺によるアナハイム社とエゥーゴ間の疎通混乱で本機の完成はグリプス戦役末期まで遅れた、とも記述されている。ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V』の設定ではネモIIと同様の機体形状となったが、デザインとしての初出は本機である。漫画『ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム』にも登場しており、宇宙世紀0090年にガンキャノン・ディテクター、バージムと共にコロニー防衛の為に出撃した。先述のゲームの設定としては、対艦・対MA(モビルアーマー)戦に臨める高火力を発揮するとされる。なお、右の諸元は『Ζ-MSV』のものである。同設定によると、ビームキャノンの出力は5.4MWとなっている。
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執筆の途中です | この項目「ネモ (ガンダムシリーズ)」は、ガンダムシリーズに関する書きかけの項目です。加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています(P:アニメ/PJガンダムシリーズ)。 |
en:MSA-003_Nemo
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