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ガンダムTR-6(GUNDAM TR-6)は、雑誌企画『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』に登場する架空の兵器(モビルスーツ、略称MS)。(型式番号:RX-124)
テンプレート:ネタバレ
ティターンズがMS開発における新技術の検証を目的に開発した試作機群「TRシリーズ」の最終型。ガンダムTR-6とは、単体の機体を指す呼称ではなく、TR-1およびTR-5の機体と、TR-2〜4の実働データをも含めた一種の兵器体系を意味するコードネームである。その能力は未知数であるが、これまでのTRシリーズより培われてきた数々の新技術が注ぎ込まれており、同シリーズの集大成と呼ぶに相応しいスペックを有している事は想像に難くない。
基本コンセプトは「可変による全領域戦闘」というグリプス戦役当時のMS思想を最も反映しており、非常に拡張性に富んだ設計を持つガンダムTR-1[ヘイズル・アウスラ]、ギャプランTR-5[フライルー]、ガンダムTR-6[ウーンドウォート] の3機をコアMSとして、宇宙から空中、地上に至るあらゆる戦場での運用を前提とし、同時にこれらどの戦場においても常に最高の性能を発揮できる様設計され用意された各種オプション・強化パーツの換装によって多種多様な形態をとることで、その性能を発揮する。
これらの各種オプション・強化パーツは、TR-1からTR-5までの各機体におけるテスト段階では鋭角的で外装と各種センサー及び機能のみといった無骨な印象を与えるものだったが、完成型となるTR-6では丸みを帯びたフォルムに再設計され、内部構造も純工業製品としてプラッシュアップされたものとなっている。
カラーリングバリエーションは、試作機の白黒赤のトリコロール、正式採用機の濃紺と黄のティターンズカラー、キハール系の機体で用いられるイエローがある。
雑誌「ガンダムエース」掲載された藤岡建機の読み切り漫画『OVER THE MIND』に登場する準サイコミュ強化人間人格OSは、複雑化した操縦システムの簡易化のため本機に搭載されたとしている。ただし、この作品自体は公式設定という訳ではない。
TR-6の強化パーツであり、フルドドの後継機。テンプレート:機動兵器一対のクロー・ユニットとスラスター・ユニット、2枚のマルチ・アーム・ユニット(フライルーのバックアーマーに接続されていたもの)から構成され、サブアームを用いることで現地でも自身でパーツやオプションの組み換えが可能となった。
フルドドIIの両ユニットには、パーツ上面に1基・後部のドラムフレーム上に3基(左右両面と円周上)の計4基の大型ラッチを持ち、上面後部に1基のスラスターを備えている。ドラムフレーム部分は前後に可動し、ユニット本体と挟み込む形でコアMSへ装着される。また、コアMSによってはドラムフレーム内側のラッチを利用して固定したり、専用の接続アタッチメントを利用して接続を強化する。クロー・ユニットには内部にビーム発信機が装備されており、ロング・ブレード・ライフルをビームキャノンとして運用でき、先端のクロー部分は普段収納されている蛇腹状アームを展開することで、フレキシブルに稼動する。スラスター・ユニットにはTRシリーズで運用されてきた新型ジェネレータが搭載されている。
ウーンドウォートやプリムローズII以外にもTR-6兵器系下にあるプリムローズやヘイズル・アウスラ、ハイゼンスレイ、フライルーで使用可能。各形態によってはこのパーツを介して換装を行なうものもある。
名付けの法則は基本的にTR系モビルスーツがフルドドを装備すれば「ラー」、フルドドを2機装備すれば「ラー第二形態」となり、フルドドを2機装備しさらにギャプランの追加ブースターを装備すれば「ラー・クルーザー巡航形態」や「ラー・クルーザーモード」となる。また、フルドドIIを装備すれば「ラーII」となる。フルドドIIを2機装備すれば「ラーII第二形態」、フルドドIIを2機装備しさらにギャプランの追加ブースターを装備すれば「ラーII・クルーザー巡航形態」や「ラーII・クルーザーモード」となる。ちなみにフルドドやフルドドIIを装備しているTR系モビルスーツの名称は「第二形態」や「クルーザー巡航形態」も名称が省略されたり、また「ラーII」と名付けられているTR系モビルスーツの場合は省略されて「ラー」と呼ばれる時も存在する。
プリムローズII+フルドドIIウーンドウォートのフルドド形態ともいえる形態。ハイゼンスレイII・ラー等にはこの形態で装着される。プリムローズII後部にドラムフレーム、隠し腕サブアーム、ブーストポッド(ハイゼンスレイII等で使用するラッチ増設型)を接続してコアユニットとし、右側にクロー・ユニット、左側にスラスター・ユニット、ユニットからサブアームで接続されているアドバンスド・フライルーの強化型ウィンチキャノン2基、隠し腕で中央下部に接続されたコンポジット・シールド・ブースターで構成される。ギャプランブースターの使用も可能。フルドド+フルドドIIフルドドのスラスター・ウイング・ユニットとクロー・ウイング・ユニットをフルドドIIの両ユニットに置き換えた形態。ウーンドウォートの脱出ポッドであり、プリムローズの後継機。
プリムローズ同様変形することでウーンドウォートの胸部を構成する自立航行能力を持った脱出ポッドである。柔軟な汎用性・拡張性も継承しており、パーツの組み合わせ次第で、上記のフルドド形態の様な支援機として単独運用も可能。また、本機自体にもプリムローズにはなかった2基のガトリング砲が装備されている。
グリプス戦役末期に投入されたが、小説版と漫画版とで過程が異なる。
小説版ではT3部隊の判断により、高速戦闘形態で戦線を離脱。途中の戦闘で図らずもネモ3機とサラミス改を瞬時に撃墜してしまうが、リック・ディアス[シュトゥッツァー]搭乗のガブリエル・ゾラの協力により、エリアルドによって破壊される。
漫画版ではペデルセン艦長によって破壊を命じられる件までは同じ展開だが、エリアルドの独断によりアドバンス形態で戦線復帰。周辺の残存部隊を率いてコロニーレーザー発射阻止の為に戦うも、発射後の混乱で過ちに気付き、自らを殿として部隊を撤退させる。ゾラとヒルデガルド・スコルツェニーが来るまでに、進撃前・撤退後と通して多数のエゥーゴ艦・MSを墜とす働きを見せた。
余談として、完成していた強化パーツやユニットも母艦の撃沈により失われたが、フルドドIIやファイバーII等の一部のパーツやユニットは他のMSにより運用されている。
テンプレート:機動兵器ガンダムTR-6のコアとなる素体状態の可変MS。今までジム・クゥエルやハイザック等、何らかの既製機及びその試作機を改修し、製造された過去のTRシリーズと異なり、初めて一から設計された完全新規の機体として完成された。
腰部ドラムフレームを中心に各部を折りたたみ、バックアーマーのブーストポッド(TR-1のブースターポッドを発展させたもの)を機首とした小型のMAとなる。MA形態では冷却ガスユニット(TR-5ファイバーで使用された耐熱フィールド発生装置)を使用して大気圏突入が可能。フロントアーマーにサブアーム(隠し腕タイプ)を1基もっており、本機や本機をコアとしたバリエーションのMA形態において、武器の保持等に活用される。コンポジット・シールド・ブースターを1基携行装備し、頭部にバルカンポッドを標準装備する。
脚部は足首がほとんど省略され、非常に華奢な印象を受ける。形状こそ通常のMSを逸脱しているが、他のTRシリーズとは高い互換性を持ち、ドラムフレーム等パーツ単位では共通する部分も多い。各種オプションパーツの追加も可能で、索敵用のEWACユニット等の専用パーツも用意されている。また、既存のMSのパーツとの接続も可能であり、手足を折りたたんで胴体ユニットと化したウーンドウォートに装備することで通常サイズとなるように設計されている。さらに、胸部には脱出ポッドとしてプリムローズIIを持ち、腕部を含む上半身はヘイズル等に装備可能なサブアームユニットIIになる。
なお、バルカンポッドとバイザーに囲まれている為確認は難しいが、素体頭部はV字アンテナや顎パーツを有しており、センサーユニットを付けたアドバンスド・ヘイズルをベースにしたガンダムタイプとなっている。バイザーをはずしてツインアイを露出し、V字のブレードアンテナを女神のオブジェをあしらった大型のブレードアンテナに換装したタイプも確認されている。
ウーンドウォートがフルドドIIを2機装備した形態。名前は法則から言えばウーンドウォート・ラーII第二形態となる。マルチ・アーム・ユニットは肩部のフルドドIIに2対とも装着(内側と後部のラッチを使用)され、内側のものは胸部に、後部のものは翼状に展開される。ウーンドウォート素体が持つ性能を最大限まで引き出せる戦闘形態である。
ラーIIや第二形態を省略され、ウーンドウォート・ラーと呼ばれることもある。
ウーンドウォート・ラーIIにアドバンスド・ウーンドウォートのバックパックを装備し、アドバンスド・フライルーで使用されているウェポンカーゴ2基と増加スラスターユニットをそれぞれ肩部・大腿部のフルドドIIに装着。さらに、サイコガンダムの両手足を接続(腕はフルドドII、足は折りたたんで接続ユニット化したウーンドウォートの足)し、肩部フルドドIIの後部に接続されたサブアームでヘイズル・アウスラのウィンチキャノン2基を保持した形態。コンポジット・シールド・ブースター1基を装備。
運用用途は不明とされているが、敵パイロットへのプレッシャーを与えるとされる。
ウーンドウォートの高性能火器管制により、複数の火器を制御し、多数標的への同時攻撃を目的とする形態。
ウーンドウォート・ラーIIにアドバンスド・フライルーの強化パーツ(頭部も背部強化パーツのメガ粒子砲が使用しやすいものに換装、増加スラスターユニットは大腿部のフルドドIIに装備)を装着、腕部を折り畳んで胴体ユニット化し、内側のサブアームでビームキャノン2基、後部のサブアームでヘイズル・アウスラのウィンチキャノン2基を保持した状態で、さらに2機のアドバンスド・キハールIIのMA形態と合体した形態。アドバンスド・キハールIIが装備していたコンポジット・シールド・ブースター2基の蛇腹状のアームを展開して装備。
背部スラスターユニット上にマウントされるウェポンカーゴが、あたかも王冠のように見えることから「クインリィ形態」と呼ばれる(設定画稿の記述に[女王形態]との記述あり)。
ウーンドウォート・拠点防衛形態(マルチ・アーム・ユニット及びウィンチキャノンは装備しない)にサイコガンダム又はサイコガンダムMk-IIの両腕と両足を接続(腕はフルドドIIとアドバンスド・キハールIIMA形態の間に、足は折りたたんで接続ユニット化したウーンドウォートの足に)した形態。拠点防衛形態とギガンティック形態を融合させたものといえる。機体後部に球状のダイダロス・ユニットを装備することで、飛行が可能となる。発展プランとして、ウェポンカーゴにプロトタイプサイコガンダム の巨大なサイコミュバックパックを搭載することで、TR-6を完全にサイコガンダム化してしまうプランが存在する。
この形態は実際に運用するのではなく、TR-6の柔軟な互換性を示すためのシンボル的な形態であるとされる。
テンプレート:機動兵器ウーンドウォートの頭部、胸部、バックパック、腕部、腰部、脚部のほぼ全身にわたって、高速戦闘用の強化パーツを装備した形態。高速戦闘形態とも呼ばれる。MS形態とMA形態の両方でガブスレイの形状をベースにした機体であり、脚部がクローアーム状になった中間形態を経てMA形態へと変形する。腰部にはウーンドウォートの胸部とドラムフレームの間に、もう1基ドラムフレームが追加されており、二つのドラムフレームによって上半身と下半身が接続されている。ドラムフレームを分離させ、それぞれをトップ・ファイター、ボトム・ファイターとした戦闘も可能。また、脚部強化パーツには設置面を増加させるヒール・ギアが装備されており、着艦時や地上任務での安定性を増すことができる。ほかにもスカート状の強化パーツはブーストポッドをはずして、曲げることでバックアーマーとなる。両肩に武装収納スペースと肩部ビームキャノンを1基ずつ持ち、コンポジット・シールド・ブースター1基を装備。
従来は「アドバンスド・ウーンドウォート」の名称であったが、電撃ホビーマガジン2010年1月号142-143ページで「ハイゼンスレイII」に改名されたことが記載されている。以下に記述されている「ハイゼンスレイII・ラー」も「アドバンスド・ウーンドウォートEX」から改名されている。
テンプレート:機動兵器ハイゼンスレイIIの肩部にフルドド形態のフルドドII1機を装着した形態。ハイゼンスレイIIのラーII形態であり、アドバンス形態とも呼ばれる。運用目的に特化した特殊任務でなければ、このハイゼンスレイIIか、ハイゼンスレイII・ラー形態が、もっとも柔軟に多様な任務に対応できるバランスの良い戦闘形態であるとされる。そのため、フライルー・ラーII等と同様のエリア・ドミナンス(領域支配)に分類される。マルチ・アーム・ユニットはフルドドII形態同様後部に接続され、強化型ウィンチキャノン2基の保持に使用。また、フルドドIIのバックパックは腰部フロントアーマーに接続、メガ粒子砲として使用する。コンポジット・シールド・ブースター2基を装備。フルドドIIを装着したEX仕様のMA形態に変形可能で、ブースターも装備できる。
ハイゼンスレイII・ラーに、さらにフルドドIIを1機装着した姿。追加されたフルドドIIのマルチ・アーム・ユニットは使用しない形態が判明している(ただ、強化型ウィンチキャノンを装備したり別の兵器を装備を取り付けたりすることはシステム上容易に可能である)。この形態でのMAへの変形は不明である。しかし、下記の形態になるとメッサーラ型のMAへの変形は可能となる。ハイゼンスレイII・ラー・第二形態はガンダムMk-Vなどの別のMSの両足も換装することも可能で、換装した後もMAへの変形はできるが、その場合脚部はメッサーラのように斜め後ろに伸ばす形になる。
長距離移動や大加速を必要とされる作戦を想定した形態。ハイゼンスレイII・ラーに、さらにもう一機フルドド形態のフルドドIIを腰部に装着(ただし、追加された方のフルドドIIのバックパックは使用しない)し、ギャプラン用のブースターを装備した形態。実質的にはハイゼンスレイIIのラーIIクルーザー巡航形態である。マルチ・アーム・ユニットは、それぞれのフルドドIIに接続され、計4基の強化型ウィンチキャノンを保持するほか、別の一対が胸部に使用されている。コンポジット・シールド・ブースター2基を装備しさらに重装備となっている。MAへの変形もできるとされている。
コアとなるMSにMA形態用のパーツを装備した形態。
TR-4[ダンディライアン]と同様の大気圏突入モジュールを装備した形態。
変形・換装を行うことで、内部のコアMSを展開し、大気圏突入モジュールが巨大な脚部ユニットとなったMS形態となる。MA形態の頭部(MS形態のシールド)には拡散ビーム砲を備える。ミノフスキークラフトを装備し、飛行が可能なほか、大気圏突入の性質上堅牢な装甲を持つ。
コアMSとの接続は腰部に装備したフルドドIIを介して行う。
侵攻・殲滅形態ダンディライアンIIのMS形態に、さらに換装を行なった巨大MA形態。侵攻・殲滅兵器システム(invasion and destroy weapon system)というカテゴリーを持ち、単機で侵攻・強大な火力で目標を破壊する戦術兵器。コンポジット・シールド・ブースター1基とMA形態時の頭部が変形したシールド、フルドドIIのサブアームで保持された強化型ウィンチキャノン2基を持つ。ダイダロス・ユニットを装備。コアとなるMSにTR-5[ファイバー]の運用データを基に開発された「ファイバーII」ユニットを装着した形態。
侵攻・制圧兵器システム(invasion and subdue weapon system)というカテゴリーを与えられており、超音速侵攻と圧倒的な火力、攻撃ユニット「キハールII」の空間制圧能力による敵地制圧を目的とする。通常のMA形態から内部のMSと武装を展開したMS形態に変形でき、単独侵攻の性質上高い防御力を誇る。また、ウェポンカーゴ内にダイダロス・ユニットを標準装備することで飛行能力も上昇している。
主武装のビームキャノンはTR-2[ビグウィグ]のビームキャノンをさらに強化したもので、精密射撃の命中精度と威力が向上している。通称ビグウィグキャノンII、またはビグウィグキャノン改。バインダー基部のIフィールド発生器は変形時も分割されず、自由にIフィールドを展開できる。拡散ビーム砲は基部ごとウィンチユニットとして射出可能。頭部に相当するユニットには複数のウェポンコンテナが搭載可能となっている。
バインダーにはキハールII等のMSを搭載できる。搭載機数はキハールIIで6機、通常サイズのMSで2機。
コアMSとの接続はフルドドIIを介して行われるため、TR-1ヘイズルにも装備可能。
ガンダムTR-1[ファイバーII]ヘイズル・アウスラをコアMSにした機体。詳しくはガンダムTR-1[ファイバーII]を参照。決戦仕様の機体であり、TR-6の最高到達点。
今までT3部隊では、隊長であるマーフィーの意向もあり、部隊章や機体マーキング、名称にはウサギをモチーフとした物が使われていたが、ティターンズの象徴として開発されたインレには、ティターンズのエンブレムである鷹をイメージさせる意匠が各所に施されている。
ファイバーIIとダンディライアンIIの侵攻・殲滅形態をそれぞれ装備したコアMS二機(ファイバー側が火器管制、ダンディライアン側が機体制御を担当する)が合体しており、その全高は40m級のサイコガンダムMk-IIをはるかに上回る(巡航形態で100m近い大きさ)。ファイバーIIとダンディライアンIIの全ての兵装(ビグウィグキャノンIIと拡散ビーム砲内蔵シールドは合体させて運用)、及びオプションの大型ミサイルポッド等を運用でき、さらに、頭部相当のユニットには後述のサイコ・インレのサイコミュユニットやEWACユニット等のオプションが装備できる。また、ダイダロス・ユニットのミノフスキークラフトにより飛行可能であり、この形態でも大気圏突入ができる。設定画稿に[大王形態]との記述あり。
巡航形態下側の複合防御バインダーを前面に展開して重量バランスを整え、機体への負荷を最小限にするとともにミノフスキークラフト技術の併用により、長距離巡航を実現した形態。射出形態キハールIIを射出するために、複合防御バインダーを左右に展開して、リニアカタパルトとする形態。大気圏離脱形態HLV(Heavy-Launch Vehicle:大重量打ち上げ機)のような大出力ブースターを機体後部に接続することで大気圏離脱を行なう。大型ブースター形態インレ強化プランの一つで木星圏への進出案。インレがまるごと納まるほど巨大な惑星間巡航用ブースターを装備する。また、巨大な3枚の翼を持ち、展開することで太陽風推進も行なえる。サイコ・インレ[]決戦兵器インレに、サイコミュを組み込んだ究極兵器構想。
インレの頭部に相当するウェポンカーゴユニットをサイコミュ搭載の物に換装。サイコミュユニットと武装の追加、ユニットの組み換えにより、外見はインレと大きく異なっている。サイコミュにより操作の軽減は可能なものの、当然パイロットはニュータイプか強化人間である必要があり、今までのコンペイトウ技術本部の方針と異なるコンセプトを持つ機体である。
武装は大口径メガキャノンのほかに、頭部サイコミュユニットの武装サイロには、サイコミュ誘導兵器であるビット、リフレクタービット、シールドーブースター型モビルビット、有線ビーム砲の各種サイコミュ兵器、各種武装を収納した輸送用ロケットや巡航ミサイル、プラズマリーダーを装備し、Iフィールド、ミノフスキークラフト、大気圏突破に突入もできる特殊装備も持つ。さらには核弾頭・BC兵器といった狂気の大量破壊兵器も搭載している。TR-6にはギガンティックアームユニットが接続されている。
パーツ試験用の形態で特筆すべき機能は有していないが、過不足のない戦闘力を発揮するとされる。
胴体ユニットと化したウーンドウォートにギャプランタイプの腕部ユニットとヘイズルタイプの脚部ユニットを接続した形態。フェーダインライフルを装備。
大気圏突入能力のないミッションで運用される武装の搭載量と加速力を増加した形態。
ドラムフレームに接続されている通常のブーストポッドをハイゼンスレイIIのバックパックに交換し、バックパックのラッチにコンポジット・シールド・ブースター2基を装備して、左腕部にキハールIIの腕部強化パーツを装備する。ほぼコアMSのままなので同じ変形パターンによりMAになれるが、コンポジット・シールド・ブースターのバレルがスライドして機体背面から長く伸びている(射撃の際はバレルを元の位置に戻す必要がある)ため、鋭角的なイメージのMAとなる。また、ブーストポッドの変更により大気圏突入能力は失っている。ヘイズルのショートバレルタイプのビームライフルを装備するほか、イメージ画ではガンダムMk-Vのビームライフルと同一の大型ビームライフルを装備している。
性能はデチューンされているが、一般兵でも扱いやすい形態。
胴体ユニットと化したウーンドウォートにハイザックの腕部とマラサイの脚部等の一般量産機のユニットを接続。さらにハイゼンスレイIIのバックパックを装着し、そこにフルドドII両ユニットを内側のラッチを用いて装着。右側のユニットにマルチ・アーム・ユニットでヘイズル・アウスラのウィンチキャノン1基を保持した形態。アッシマーのビームアックス兼大型ビームライフルを装備。
決戦兵器インレの護衛機として開発された形態。T3部隊で運用されたTRシリーズのデータが良く反映されており、MA形態ではキハールの宇宙仕様と重力下仕様から得られた可変MSでの航宇・飛行能力。中間形態ではヘイズル改のイカロス・ユニットによるMS単体での空中戦闘能力。MS形態ではロゼットのホバリング・スカート・ユニットを元にした高速制圧戦闘能力を有している。
ウーンドウォートの頭部、胸部,両肩、両腕、腰部にTR-3[キハール]のデータから作られた強化パーツを装着。下半身はほぼコアMSのままのため当然歩行能力は低く、地上ではホバー走行での移動が基本となる。MA形態はTR-3[キハール]のベース機体アッシマーに類似した円盤型を形成し、更にそこから手足を展開した中間形態を経てMS形態へと変形する。MS形態は他のどの機体とも異なる独特な形状を持つ。両肩・両腕の強化パーツにはアドバンスド・ヘイズルの強化型シールドブースターと同型のスプレットビーム砲が多数搭載されており、腕部のものはラージシールドとして機能する。本来はコンポジット・シールド・ブースター1基を装備するはずだが、イメージ画ではMA及び中間形態でアッシマーのビームライフルのような板状の大型ビームライフル、MS形態でフェダーインライフルのような長物のビームライフルを装備している。
レドーム装備MA形態上部の通常のブーストポッドをレドーム付きの大型ブーストポッドに換装したEWAC機。変形は可能だがレドームにより可動範囲に制限があるため、中間形態までで、基本的にMS形態には変形しない。MAに変形後に2機でウーンドウォート・拠点防衛形態の両腕部を形成する特殊形態。
キハールIIにウェポンカーゴと拡散ビーム砲及び脚部ユニットを追加し、攻撃力とセンサーを強化。コンポジット・シールド・ブースター1基を装備。
長距離での射撃戦に特化した形態。
アドバンスド・フライルーと同じ強化パーツを装備し、強化パーツに合わせた頭部に換装、ヘイズルタイプの脚部ユニットを接続した形態。ただしムーバブル・シールド・バインダーに変わり、コンポジット・シールド・ブースター2基を装備している。ウーンドウォートの腕部は折りたたまれて胸部ユニットとなっており(コンポジット・シールド・ブースターの保持はシールド側の蛇腹アームによって肩部に接続)、射撃に特化した形態といえる。また、ヘイズルタイプの脚部ユニットを装備せず、ウーンドウォートの脚部も折りたたんでしまったMA的形態も存在する。
どちらの形態からでも、コンポジット・シールド・ブースターの蛇腹状アームとクローを展開することで変形なしに射撃形態から格闘形態となることができる。アドバンスド・フライルー・フルアーマー形態に相当する形態が存在するかは不明だが、パーツ構成の近いウーンドウォート・拠点防衛形態ではフルドドIIを2機装備している。
TR-6そのものではないが、強く関連するためここに記載する。
クリプス戦役末期に検討されていた、ティターンズ・テスト・チーム所属のアレキサンドリア級重巡洋艦アスワンをTR-6専用の運用母艦として改修する計画。
艦首部のカタパルトやMSデッキの形状が大幅に変更され、そこにインレ搭載スペースを設置。同時に3機のインレの搭載を可能にしている。また、艦橋形状やアンテナレイアウトの変更、船体下部にはロンバルディア型ブースターが増設、武装の変更など、インレとの連携のための通信管制機能強化・推力増強・武装強化が図られている。なお、カラーリングも濃淡にオレンジのラインが入ったものから、ペガサス級の様な赤・白・黄の三色に変更されている。
発展プランとして、衛星軌道上にインレ専用ステーションを配置し、有事の際にはあらゆる場所へ瞬時に展開し、鎮圧を行なうという地球圏支配のための活用プランが作成されていた。
ウーンドウォートと同じTR-6のコアMSとなるべくヘイズルを改装した機体。詳しくはガンダムTR-1[ハイゼンスレイ]を参照。
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執筆の途中です | この項目「ガンダムTR-6」は、ガンダムシリーズに関する書きかけの項目です。加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています(P:アニメ/PJガンダムシリーズ)。 |
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