トーラン【フォールンキング】
概要
呼称 |
・バンティス帝国の君主 ・フォールンキング |
陣営 | グレイヴボーン |
外見年齢 | 55歳 |
身長 | 175㎝ |
趣味 |
【生前】 国を治めること 【死後】 訪れた場所を死の影に染め上げること |
好きなもの | 弟と妹 |
嫌いなもの | 弟 |
故郷 | バンティス帝国 |
現在地 | バンティス |
現在の身分 | バンティスの亡霊国王 |
関連人物 |
【弟】 【妹】 ・テルミン 【永遠の忠誠を誓った部下】 【部下】 ・フィン |
ストーリー
バンティス帝国の賢帝トーランーー
彼の統治によって
帝国をかつてないほどに繁栄の時代に築き上げ、
そう呼ぶ者が多かったという。
だがそれも昔の話……。
トーランは慈悲深い人物であり、
平和主義で外国との交流に非常に励んでいた。
彼の努力によって、いくつかの戦争が避けられ、
軍事費を大幅に削減しか結果、
バンティス帝国はとても豊かになった。
税金が安くなっただけでなく、
戦争を回避したことにより残酷に失う命は減り、
兵士たちも家族と幸せに過ごせる日々が続いた。
しかしーー
国民から愛されていたトーランは、
皇位を巡った政権争いに
巻き込まれることとなる。
領土拡大を主張するイーグル派貴族たちは、
戦争を回避するトーランのやり方に
不満を持っていたのだ。
それを目ざとく見つけたのは、
トーランの弟エドウィンだった。
エドウィンは貴族たちの不満を利用し、
帝位を奪おうと画策していたのだ。
裏でイーグル派貴族たちや
戦争で儲けたい商人たちと結託し、
陰謀を企て、時を待っていた。
そうとも知らないトーランは
平和に過ごしていたが、
ついにその時がやってきたのだったーー
とある晩餐会にて、
長い間帝位を狙っていたエドウィンが
ついにその野心を表に出し、
宮廷でクーデターを起こした。
人々の叫び声、うめき声がひしめく中、
トーランは実の弟であるエドウィンに殺され
悲惨な最後を遂げたのだった。
血の海とはまさにこのことだろう……。
それまで平和だった国が地獄へと
真っ逆さまに落ちた瞬間だった。
護衛グリーズルも無残にころされていった。
しかし、皇帝に忠実なグリーズルは
トーランを護るため、自ら悪魔に魂を売り、
この世のものではない姿へと成り果てたのだ。
再び立ち上がったグリーズルは
エドウィンをはじめ、全ての反逆者を殺し、
トーランの死体を連れ去ったのだった。
その後……
忠誠心と言う執念によって、
グリーズルは死霊魔術を使い、
トーランを復活させた。
しかし、復活したトーランは
もうかつての慈悲深き皇帝ではなかった。
「ははははっ!
余は地獄の底から帰ってきた!」
「余の前にひれ伏せ!」
怨念に満ち残虐な暴君に変わり果て、
何者も信じぬ不死者となったのだった。
そして、あの卑劣な皇帝殺しである
弟エドウィンも同様に、
ネクロマンサーによって復活したと知り、
怒りで我を忘れるほど暴れ回ったという。
慈悲深いバンティス帝国の賢帝トーランと
呼ばれた彼はもうどこにもいない……。
彼は骸骨の大軍を率いて、
同じ不死者となったエドウィンを今も探し続け、
復讐を狙っている。
「生ける者は信じるな。
死した者はもっと信じるな」
ドリーのコーナー
善政を行い、民を愛し、国民から慕われる名君であった。
弟のエドウィンは戦を好み、過激な性格を持っており、妹のテルミンは生まれつき体が弱く、物事に敏感だった。
兄としてトーランは二人を理解し、守ることに全力を尽くしたが、結局は弟に裏切られ、グレイヴボーンになってからは怒りと恨みに囚われ、疑い深い性格となり、それ以降はグリーズルを除き、誰も信用できなくなった。
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