ストーリー
人が火器を手に入れてから、戦場の硝煙は消えることを知らない。
砲火に葬られた無数の魂から、怒炎の重砲が生まれた。
ところが、怒炎の重砲は消えゆく命を憐れむことはなく、戦場により多くの厄災を降り注ぐことを望んでいる。
砲火に邪悪な意識が宿ると、巨大な砲身は煉獄より伸ばされた手のように、戦場にあるすべてを業火に引きずり込もうとする。
一角と二角のカタストロフは、絶望をもたらす砲弾を発射するために、怒炎の重砲の意志によって作り出した操縦者に過ぎない。
怒炎の重砲は発射するたびにダメージを受けるが、それでも発射をやめない。
重砲が火を噴くたびに、砲火に滅ぼされる命が増えていく。
怒炎の重砲はエスペリアの地を隅から隅まで燃やし、命を絶やし、断末魔を生み出すことを望んでいる。
何もかもが戦火に呑み込まれ、何もかもが燃やし尽くされた世界。
それが怒炎の重砲が目指す世界である。
硝煙と戦火を広げていけば、この大地を全て炎で覆いつくすこともできる。
そして自分は硝煙の支配者であると、怒炎の重砲は信じている。
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