ストーリー
亡者の海域、破船の溟海。
無数の船がここで座礁、もしくは沈没し、海岸や海面には大量の残骸が散らばっていた。
ここで命を落とした人々の霊魂はやがて怨念と化し、ソウルクラーブが鎮座する沈淪の墓地に閉じ込められていた。
元々、ソウルクラーブはただのヤドカリで、広大な海原で生を謳歌していた。
しかし悲惨な海難は後を絶たず、深海に葬られた怨念がその小さな殻に宿り、彼の精神を支配した。
今となっては、彼はもはや暗き深海から逃れることはできない。
彼の身体と外殻は、朽ち果てた船の残骸でできている。
怨念に支配され、「永生」の苦しみに苛まれ、怨念を振り切ろうと必死にあがいていた彼だったが、魂の味を占めて以来、彼は「永遠」を恐れなくなった。
海域を通過する全ての船は深海へと沈められ、死から逃れぬ不幸の魂が彼の餌食となる。
ソウルクラーブはいつも獲物を生け捕りにし、その魂を食いちぎって楽しむ。
罪なき魂を永久に苦しめ、飽くなき略奪を見せつけ、共に煉獄で朽ち果てることを、彼は望んでいる。
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