ストーリー
光に殉ずる者はかつて、聖光の熱狂的な信者だった。
彼女は人としての慈悲を捨て、聖光の名の元に、闇の者たちの排除に力を入れていた。
彼女は、自分のすべてを聖光に捧げて来た。
聖光を穢そうとする者が現れば、彼女は直ちにそれを排除する。
しかし、いつの間にか、彼女の家族が闇魔法に夢中になっていた。
そんな肉親を見て、彼女は迷った。
その一瞬の迷いによって、何人もの聖職者がカタストロフに殺された。
彼女は惨劇の責任を問われ、聖光に裏切った罪で牢獄に閉じ込められた。
牢の中で、彼女は鋭い棘がずらりと並ぶ箱のような拷問具にかけられた。
その拷問具は急所を避けて人を刺し、中の罪人は血を流しながら悲惨な死を迎えるという。
箱が閉じる時、彼女は死を悟った。
彼女は許せなかった。
聖光にすべてを捧げた自分が、このような結末を迎えることを。
そこで、彼女の信仰は消え去った。
彼女に敬虔と忠誠は、聖光への憎しみと軽蔑に変わった。
この世から聖光の信者が一人いなくなり、拷問具の中で、魔に堕ちた「光に殉ずる者」が生まれた。
彼女は聖光の加護を受ける全ての人間を呪いながら、拷問の苦痛を味わい続けるのである。
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