ストーリー
「人格は、仮面」。
仮面コレクターの目に映る人間性というものは、闇と仮面でできている。
高潔も卑劣も、善も悪も、仮面を彩る色彩にすぎない。
彼の趣味は、人々の感情が高ぶる瞬間を見つけ出し、その時の表情を剥ぎ取ることである。
仮面コレクターは人心を壊し、信仰を穢し、隙を見て人間を欺く術に長けている。
仮面が剥がれた人々の醜態を楽しみながら、彼は獲物たちの魂を拷問し、愉悦に浸る。
仮面コレクターは獲物の魂から最も鮮烈な表情を抽出し、彼の仮面コレクションに加える。
彼が人に見せる表情は、いつも「嘲笑」「絶望」「恐怖」「激怒」「不気味」の5つである。
この5つの仮面は仮面コレクターの分身であり、それぞれの人格と意識を持っている。
それ故に、分身たちは時に協力し、時には喧嘩したりもする。
仮面コレクションは、無数の魂の残滓である。
仮面コレクターの獲物として吸収されるが最後、魂は形のない煉獄の檻に閉じ込められ、終わりのない苦痛を味わうことになる。
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