ストーリー
『年獣』
種族:不明。亜竜と類似点が見られる。
特徴:爬虫類と哺乳類の特徴を併せ持つ。
頭部には堅固な角が生えている。
口からはドラゴンの炎に似た、
高温の息を吐くことができるため、
体内に火をおこすような器官が
備わっていると推測。
性格:肉食で性格は凶暴。
縄張り意識が強い。
危険ランク:極めて危険
ーーヴェルディア生物学者ノインス
「未知の生物研究ノート」より
エスペリアの時空壁が破られると、
この世界に属さないものたちが、
虚空よりこの地へとやってくることが
しばしばある。
これらボイドビジターの中には、
伝説の英雄だけでなく、
破壊と殺戮を繰り広げる凶悪な異獣も
含まれていた。
あれの名前は『年獣』
未知の土地からやってきた
古代の凶獣である。
奴がもともと存在していた世界では、
破壊と終焉を象徴し、
エスペリアのカタストロフたち同様、
すべての生き物の敵とされている。
年獣は鋭利な角と爪を持ち、
灼熱の炎を体に纏っているという、
恐ろしい姿をしている。
性格は凶暴で、世界各地で悪さをして回り、
人畜だけでなく、穀物にも害を及ぼし、
人々に数えきれない厄災を
もたらしたとの噂だ。
奴が横暴を繰り返すたびに、
人々は力を合わせ、悪行に対抗した。
しかし年獣は強い生命力をもっているため、
倒すことはほぼ不可能だった。
年獣は、旧暦の大晦日になると
人里へ出没する。
安心して春節を祝うためにも、
人々は様々な方法を駆使して
追い払っていたという。
いつしか人々は、
年獣を追い払うことに成功すれば、
その年は平和に暮らせるのだと
信じるようになった。
そうして......
年獣が襲来することを『年関』と呼び、
追い払うことを『年越し』と
呼ぶようになったのだった。
人々は年越しになると、みな集まり、
家の前に灯籠を飾って新しい年を迎えた。
こうして時は過ぎーー
未知の世界では、この日を
最も盛大に祝う日と定めたのだった。
そして今、時空壁が破られ、
虚空の空が開く......。
凶獣がエスペリアに
災難をもたらそうとしている。
果たしてエスペリアの人々は
無事に年を越すことができるのだろうか?
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