ストーリー
影堕ちの刃のような剣士にとって、剣術はただ征服や破壊のための道具ではなく、至高の目標である。
しかし、ただの人間でしかない彼は、どんなに努力しても、見えない壁を突破し、己の剣を進化させることができなかった。
彼は思い悩み、次第に歪んでいった。
影堕ちの刃がいつ魔の道に堕ちたのかは、誰にも分からない。
剣の極致を追い求める過程で暴走したのか、それとも彼の執念がカタストロフを呼び寄せたのか...。
分かっているのは、彼が限界を超えるために、己の魂を捧げたということだけだ。
彼は人間性と良心を捨て去り、無限の闇に足を踏み入れたのだ。
カタストロフになった影堕ちの刃は、戦いと殺戮を繰り返すようになった。
彼はカタストロフたちを率いて数々の城を攻め落とし、強敵との戦いを求め続けた。
圧倒的な力で敵を倒した後、彼はさらに相手を蹂躙する快感に浸る。
彼の剣技も変貌し、自由気ままな剣から狂暴残酷な剣に変わった。
その剣から感じ取れるのは、血への渇望と、弱者への軽蔑である。
それでも彼の心のどこかに強敵に対する渇望と尊重が残っているのかもしれない。
だからこそ彼は、ユグドラシルの奥でエルロンと戦う時、弱ったエルロンに止めを刺さなかった。
影堕ちの刃が望むのは、剣と剣のぶつかり合い、宿命の対決と、その先にある正々堂々な勝利である。
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