とある医者の手記

ページ名:とある医者の手記

とある医者の手記

 

崩壊した病院で発見された医者の日記

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XX年9月9日

入手場所 チャプター18

 

看護師と私は崩壊した病院の片隅で

患者たちを治療している。

他の医師と看護師はとうの昔にいなくなった。

幸いにも今まで患者を治療できているということは

この崩壊した病院がまだ宇宙人に気づかれていないようだ。

薬と消毒液も残り少ない。いつまで持つだろう。

患者はどんどん増える一方で

外の宇宙人は減る気配がない。

早くこの悪夢のような生活が終わってほしい・・・


XX年10月11日

入手場所 チャプター18

 

今日看護師が残しておいたと思われる

メモを発見した。

いっそここにいるよりアークに行った方が

いいかもしれないと。

光の見えないトンネルの中を歩いているようだと

書いてあった。

十分に共感できる。しかし私は諦めたくない。

何ヶ月、いや何年かかろうともここで患者を治療し

もう一度平和を取り戻したい。

きっとそうできるはず。


XX年10月15日

入手場所 チャプター18

 

看護師がこの数日間姿を見せない。

予想していたことであるからかそう驚きはしない。

アークに行ったんだろう。

今日も地上のどこかに隠れていた患者たちが

この病院を訪れる。

患者がいなくなるまで私はここにいるつもりだ。


XX年12月8日

入手場所 チャプター18

 

今日最後の患者が死亡した。

もう病院には誰も来ない。患者がいないから暇だ。

何もしないで1人でいるせいか雑念が次から次へと湧いてくる。

お腹がすいた。

まともな食事をしたのは

いつだろう・・・?

私に残っているのは手術用メスと患者の遺体だけ。

しきりに悪い方に考えてしまう。

私は患者を守る医者だ。

どんどん自分がおかしくなっていく気がする。

誰でもいいから病院に来てほしい。

私が理性を保てるように。

 

 

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