サイラス【錬金奇匠】
概要
呼称 |
・天才錬金術師 ・狂気の錬金術師 ・錬金奇匠 |
陣営 | グレイヴボーン |
外見年齢 | 23歳 |
身長 | 183㎝ |
趣味 | 実験 |
好きなもの |
・錬金術 ・生物改造に関する全て |
嫌いなもの | すぐに壊れる凡人の体 |
故郷 | ラスティーアンカー |
現在地 | バンティス |
現在の身分 | バンティスで最初の人体改造者 |
関連人物 |
【最も完璧な作品】 ・イゾルデ 【気が合う同僚】 ・ニル 【顧客】 ・ホジキン |
ストーリー
ーー創造主が作った生物は完璧ではないが、
私はそれらを完璧なものに変えることができる。
偉大な技術である錬金術で……。
悪名高いラスティーアンカー。
常に空気が淀んでいて、
犯罪の温床になっている場所だ。
不正取引は日常茶飯事で、
闇市から流通した違法商品の取引や、
錬金術で製造された生体武器も取引されている。
生体武器はラスティーアンカーの
人気商品の1つだった。
ラスティーアンカーを本拠地とする錬金術組織
『ウロボロス』ーー
この組織には、
狂気に満ちた錬金術師たちが集まっている。
そして、無法な地であるがゆえに、
法の裁きも受けず狂気的な実験を繰り返し、
様々な種類の危険な生体武器を
販売しているのだ。
サイラスもその中の1人であったーー
彼が錬金術師見習いの時には、
すでに才能は開花していた。
当時のサイラスは好奇心旺盛な青年で、
ほかの人が踏み入ることのできない領域にまで
到達しているほどの才能の持ち主だった。
それゆえに、錬金爆弾、神経毒などは
つまらないものだと断定し、
人体の錬金改造や生物改造へ興味を示していた。
サイラスは錬金術を駆使し、
短時間で人体の潜在能力を引き出す
ホルモン薬剤の調合に成功した。
そして、効力を試すために、
精密に作った錬金装置を自分の体内に埋め込み、
薬剤の量を正確に制御しながら、
ホルモン薬剤を注入し続けていたのだった。
しかし、この錬金ホルモン薬剤には、
注射した者の精神に
半永久的なダメージを与えるという
最悪な副作用があり……。
サイラス自身を含め、
実験対象となった全ての者が
精神に異常をきたしたのだった。
そして、サイラスの心に
わずかに残っていた道徳観は完全に消え、
狂気に満ちてしまうーー
彼は手当たり次第薬剤を注射し、
副作用が現れるとまた別の薬剤を注射して
その副作用を抑えるという実験を繰り返した。
錬金術によるホルモン薬剤の効果は
絶大だったが、身体がそれ以上
耐えることができなくなっていって……。
徐々にサイラスの臓器が衰弱していくと、
彼は自分の死を悟る。
そして、予め用意していた計画を
実行に移したのだった。
死の間際ーー
サイラスは死者の地である
バンティスにやって来ていた。
彼は自分の錬金術スキルを交渉の切り札に、
ネクロマンサーと取引をし、
永遠の命を手に入れる。
そう、アンデッドへと生まれ変わったのだ。
人間の身体は脆く、改造に耐えることができず、
いつかは滅びてしまう。
これを克服する唯一の方法は
もっとハイレベルな生物形態に
身体を変える必要があると
サイラスは考えていた。
不死身の身体を手に入れたサイラスは、
これまで以上に自分の身体に
錬金改造を行うことができるようになった。
そしてこの改造実験は、
サイラスの身体が滅びてなくなるまで
続くことだろうーー
ドリーのコーナー
サイラスは天才だが、天才と狂気の間は紙一重で、これはサイラスを実に見事に表現している。
錬金術への執着心から、サイラスは常に人間の極限、グレイヴボーンの極限とあらゆる極限を求めてきた。
イゾルデと出会う前、彼の最高の実験体は自分自身だった。
数え切れない人体実験を行った後、自分よりも完璧に近い被験者はこの世にいないと信じていたからだ。
サイラスの目にイゾルデは2番目に理想的な実験体として映っていた。
人一倍強い体格、戦闘や暴力を渇望する獰猛な性格、そして何事にも打ち勝つことのできる強い意志。
イゾルデは、サイラスが安心して実験できる被験者でもあった。
実験の最中は意識を失ったり、気を失ったりするため、サイラス自身が被験体になったら、実験データを正確に記録することができなかったからだ。
イゾルデの実験は成功し、サイラスが所属する錬金派のなかでも最高の傑作だった。
この傑作は、サイラスにかつてない満足感を与えた。
イゾルデは彼のすべての妄想と満足の源であり、その後、サイラスとイゾルデは切っても切れない関係になっていった。
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