スケーリアス

ページ名:スケーリアス

スケーリアス【ババリア大酋長】

概要

呼称 ババリア大酋長
陣営 ババリア部族
身長 190㎝
趣味

・知識の探求

・よく考えること

好きなもの

・絶えない探究心

・ババリア部族の統一という夢の実現

・蛇の燻製

嫌いなもの 野蛮な拡大と侵略全般
現在地 酋長峰
現在の身分 ババリア部族の大酋長
関連人物

【部下】

アノーキ

アラロー

【友人】

アンサット

ストーリー

ババリア部族の大酋長であるスケーリアスは、

叡智で威厳があり一族から慕われている。

以前の彼からは想像もできないほどにーー

 

ババリア部族が

まだ種族間で争っていた時代……。

ファルコンの一族は、

勇ましく、戦闘力がとても高かったため、

大多数の種族から恐れられていた。

そのことに味をしめたファルコン族は、

限られた資源をより多く

自分たちのものにするために、

他の種族と争っては略奪を繰り返していたのだ。

 

スケーリアスはそんな一族とは違い、

幼い頃から戦いや狩りを好まず、

探求と瞑想に時間を費やしていた。

だが、一族の者からしてみれば、

探求や瞑想など、

ただの軟弱な怠け者が、

戦わない言い訳にしているだけだと、

まるで理解を示さなかった。

そのため、

いつも他人が食べ残したものしか与えられず、

住む場所も集落で

一番みすぼらしいテントだった。

それでもスケーリアスは、

探求と瞑想をやめなかった……。

 

スケーリアスが成人する年、

本来であれば一族総出で

成人の儀式を挙げるはずだが、

誰もやろうとしなかったのだった……。

だがスケーリアスは、

まったく気にしていなかった。

そんな形だけの儀式よりも、

もっと心惹かれるものがあったのだ。

他人には見えない、

力よりもさらに大いなるもの……。

知恵の力だ。

ただ、今のような未開の集落で、

これ以上の解明には限界があった。

いくら探求を進めても、

この一族にこのまま残れば、

周囲の圧力によって、

いずれは戦士にさせられるからだ。

スケーリアスは、

外の世界でもっと多くの知恵を学ぶため、

一族から離れることを決意する。

 

彼は族長へ報告と同時に、

この一族の未来も告げたのだった。

 

「このまま争いを続けていけば、

やがて一族は疲弊し、

他の種族から憎しみを買い、

いつかは滅びの道をたどるに違いない」

 

親切心で伝えたつもりだったが、

族長の怒りを買い、身ぐるみを剝がされて

集落から追い出されてしまったのだった。

 

一文無しとなったスケーリアスは、

果てしない砂漠の中へと消えていった……。

 

それからというもの、

この一族では、

いなくなったスケーリアスの名を

口にする者はいなかったという。

 

こうしてスケーリアスの名前が

ファルコン族の記憶から

忘れ去られようとしていた頃ーー

 

彼の予言通り、

一族は破滅の時を迎えようとしていた。

ファルコン族に迫害された複数の種族が

力を合わせて集落に攻め入ったのである。

戦いが得意だった一族だったが、多勢に無勢。

なすすべもなく、ただ崩れていく……。

 

だがその時ーー

 

なんとスケーリアスが、

強大な軍隊を連れて集落に戻ってきたのだ。

そして、集落を包囲していた敵軍を打ち破り、

一族を滅亡の危機から救い出したのである。

スケーリアス率いる軍隊は、

ババリア大酋長に忠誠を誓う

『ブラッドガード』の旗を掲げていた。

 

戦いや狩りを好まなかった

ただの軟弱な怠け者と言われていた男が、

こんなにも成長した姿で集落に戻ってくるとは

誰が思うだろうか。

今のスケーリアスは以前とは違い、

知恵と威厳のオーラが立ち込めている。

 

彼は今までいったい、どこで何をしていたのか。

どうやって『ブラッドガード』を

従えることができたのか。

なぜここに戻ってきたのか……。

ファルコン族の者にはわからなかった。

 

その後ーー

言うまでもなくスケーリアスは

ファルコン族の族長に選ばれたのだった。

これでファルコン族はババリア部族の中で

最強の種族になれる。

そう一族の者が思ったのも束の間、

スケーリアスは驚きの行動に出たのだ。

かつて一族が奪った土地を

すべてその種族に返すと言い、

和解しようとしたのである。

 

先代の大酋長が何者かに暗殺されて以来、

ババリア部族は分裂し、

内部争いが絶えなかった。

スケーリアスはずっとこの無意味な争いを

止めたかったのだ。

彼はババリア部族の大酋長代理として、

各種族の族長を集めた。

ババリア部族の未来のために……

 

土地の奪い合いなど、

今のスケーリアスにとって重要ではなかった。

彼がしようとしているのは、

ババリア部族の統一だ。

ひとつのトーテムの下で、

すべての部族が再び団結することを願い、

今日もまた探求と瞑想に

時間を費やすのだったーー

 

「知恵ある者は決して、

運命に流されることはしない」

 

ドリーのコーナー

古き民謡では今でもババリアたちの揺れ動いた歴史が伝われている。

部族の林立、そして度重なる内乱の数々。

そんな彼らも、新たな大酋長ーースケーリアスが現れたおかげで、ようやく長年続いた内乱が終わりを見せた。

まだファルコン族の一員だった少年時代のスケーリアスは、その時から好戦的な一族の未来を憂いでいた。

現状が長く続くことはない、いつか必ず挫折すると......

戦闘よりも知識の方が確固たる地位をもたらしてくれると、彼は思っていたのだ。

そのため、スケーリアスは多くの時間を知識への探求と瞑想に充てた。

しかし、そのような行動がもたらしたのは、同族からの蔑視だった。

そうして、成人したスケーリアスは己の探究心の赴くままに、すぐに集落の外に広がるより広大なババリアの領地を目指すようになったのだ。

当時のババリア部族では、相変わらず族人同士での領土争いが行われていたが、スケーリアスはババリアの領地をくまなく巡ると決めていた。

生気に満ちた豊穣のオアシスにたどり着き、貴重な水資源のために族人たちが互いに戦っている光景を目にしたこともある。

残忍な殺戮が繰り返される、コロシアムでの弱肉強食のルールも己自身で体験した。

そして、定住地を持たない遊牧民と放浪生活をしたこともある。

長きにわたる旅の中で、スケーリアスは絶えず行われる戦いにより、無情にも破滅を迎える民の姿を目にし、彼らの揺るぎない強さも目の当たりにした。

ババリアの大地の広大さと美しさを知ったのだ。

それゆえに、何度もかつての平和が脳裏をよぎる。

そうして、スケーリアスは平和な国を再建するとひっそりと心に決めた。

彼は数々の地を遊説しながら渡り歩き、少しずつだが砂漠の偵察兵団を築くことができた。

そして、偵察兵たちの報告を元に幾度となく事前に民を移動させ、戦乱を回避したのだ。

こうした努力によりスケーリアスはブラッドガードのトップに立つことができ、衰退寸前だったファルコン族を率いるようになってからすぐさま占領していた土地をすべて返還した。

また、対立していた部族とも和解したのだ。

このすべての行動を見ていた他の酋長たちも、次第に酋長としてのスケーリアスの手腕を認め始めたと言える。

しかし、長年力こそがすべてだという精神で生存してきたババリア部族にとって、新たな大酋長に相応しい一番の候補者として名が挙がったのは、負け知らずのババリアの戦神ーーアンサットだった。

彼女は力で一族を従わせ、ババリア部族を統一しようとしたがその願いは叶わず、スケーリアスの軍が勢力を増すにつれ、誰もが両者の戦いは避けられないと思うようになった。

だが、同じ目標を持つ二人は、部族の分裂がもたらす悲惨な結果を熟知している。

それを避けるためには、皆が一丸となるしかないのだ。

スケーリアスの隙の無い采配により、ババリア統一を阻もうとしていたブライト王国の陰謀が暴かれた時、外敵による逼迫した現状が明かされ、部族の酋長たちもようやく力を合わせて敵に立ち向かうことにした。

こうして、ババリア部族の内部分裂はようやく終わり、新たな大酋長を迎えることができたのだ。

「私は己の知性でババリア部族を前進させ続ける」

 

スキン【ステージの主役】

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