アノーキ【ブラッドガード】
概要
呼称 | ブラッドガード |
陣営 | ババリア部族 |
身長 | 195㎝ |
趣味 | 筋トレ |
好きなもの | 父親から受け継いだブラッディーホーン |
嫌いなもの | 氏族の仲を割く不届者 |
現在地 | 酋長峰 |
現在の身分 | ブラッドガードの指揮官 |
関連人物 |
【忠誠を誓った相手】 |
ストーリー
『ブラッドガード』
ババリア部族大酋長を守る部隊。
そのリーダーを務めているのは、
アノーキである。
死んだ父の後を継いでーー
アノーキは寡黙な父親のそばで
ずっと育ってきた。
彼の父は多くの種族が認める勇敢な戦士だった。
周りからは、
大酋長の厚い信頼を受けている
『ブラッドガード』のリーダーと
言われていたが、
アノーキにとっては、
無愛想で厳しいだけの父親だった。
それと同時に武術の師匠でもあり、
決して乗り越えられない大きな存在だったのだ。
アノーキは、
幼い頃から苛酷で厳しい訓練を受けてきた。
彼の種族では、
自分の父親を乗り越えられなければ
成人として認めないという伝統がある。
いまだ父親を打ち負かすことは
できていなかったが、
アノーキの実力は同じ年頃の仲間の中では
群を抜いていたのだった。
それゆえ、ババリア部族最年少で
大酋長のガーディアンである
『ブラッドガード』に入隊することができた。
ある日ーー
外出中の大酋長が刺客の襲撃に遭い、
深い傷を負ってしまって……。
アノーキと他の『ブラッドガード』の兵隊は、
リーダーであるアノーキの父親の指揮のもと
必死に大酋長を守り、敵と戦う。
しかし、用意周到だった刺客達は、
『ブラッドガード』よりも遥かに上回る数の
兵を投入してきたのだ。
アノーキの父親は、
唯一生き残っている馬をアノーキに渡し、
敵の包囲を突破して援軍を連れてくるよう
命令したが……。
アノーキが援軍を連れて戻ってくると、
大半の刺客はすでにアノーキの父親によって
倒されていた。
しかし……。
大酋長は、
そのまま帰らぬ人となってしまったのだーー
大酋長の死がババリア部族の間で知られると、
統率者がいなくなったことで、
各種族間で紛争が起こり始めたのだ。
そして、大酋長を守ることができなかった
アノーキの父親は『ブラッドガード』の
リーダーとしての責任が問われ、
非難の的になってしまい……。
ほとんどの部下たちは父のもとを離れていった。
こんな状況に陥ってしまったのも、
自分が大酋長を守れなかったからだと、
アノーキの父親は自分を責め続けた。
父は自分のことをババリア部族の罪人と
思い込むようになり、
どんどん落ち込んでいった。
そして、先の戦闘で負った傷が、
治るどころか、
どんどんひどくなる一方で……。
おそらく、父にはもう傷を治したいという
気力がないのだろう。
往年の勇姿は既になくなっていた。
「ここで治療されて生かされているより、
私は戦場で死ぬことを選ぶ……」
そう言うと、父はアノーキに大酋長から授かった
『ブラッドガード』統率の象徴である
ブラッディホーンを託したのだった。
これはリーダーとしての最後の命令であり、
父親としての遺言でもあって……。
アノーキはもう、
父親の背中を追い続けるだけの存在では
なくなっていた。
目の前で父親の惨めな数年間を見てきた彼は、
沈黙と忍耐力を学び、
屈辱と非難の中で自分を磨き上げたのだった。
父の死後ーー
アノーキは各地を歩き回り、
かつての同僚を探し求めながら、
大酋長暗殺事件の真相を調査し始める。
タスタン砂漠の辺境地帯で、
同齢のファルコン族と知り合う。
自分の旅の目的をファルコン族に話すと、
大酋長暗殺事件にはなにか裏があるという
情報をもらって……。
数年後ーー
アノーキの説得により、
『ブラッドガード』の同僚たちが
戻ってきたのだ。
成長したアノーキの姿をみて感服し、
彼を『ブラッドガード』の
新しいリーダーに任命したのだった。
ブライト王国との戦争の中で、
ブラッディホーンは再び鳴り響き、
戦士たちは『ブラッドガード』の名のもとに
戦いに繰り出した。
アノーキは毎回、戦争が始まる時に、
最前線に立ち、戦いを指揮する。
彼の率いる部隊は数々の勝利を上げ、
ブライト王国の兵士の間では、
戦場の恐怖として語られていた。
アノーキは父の無実の罪を晴らすように、
戦果を上げていった。
そしてババリア部族自体も、
だんだんと統率しつつあって……。
戦争の局面を覆していくことに
なっていくのであったーー
「祖先の英霊とともにある、
我は必ず勝利して戻る!」
ドリーのコーナー
ブラッドガードは年間を通して酋長峰の山裾に駐屯している。
どの氏族にも従わず、大酋長直属の精鋭部隊だ。
酋長を守る以外に、時には酋長の命令により部族内の内戦に介入し、調停や干渉の責任を担う。
ブラッドガードは全員誇り高き戦士である。
ババリア部族のエリート戦士として、その誇りは自らの強大な力からくる。
何せ、手ぶらで険しい酋長峰を登るという厳しい試練を突破した戦士だけが、ブラッドガードに加わる資格を手に入れるのだ。
これは並外れた体力と意志が要求されるため、突破できる者はほとんどいない。
アノーキはかつてブラッドガードで最も若いメンバーだった。
彼にとって父は青年時代における不動の山であった。
父を超えるべく、彼は毎日のように厳しい訓練を受けていた。
その山を越えるしか自分の成長を証明できないと思ったのだ。
ところが突如として変化が訪れた。
一夜にして衰弱し老いた父の姿を目の当たりにし、アノーキはこの責任を担うべきだと悟った。
父と同じように沈黙と忍耐を身につけ、ブラッディーホーンを父から受け取った時から、アノーキはブラッドガードを指揮する責任を正式に引き受け、父の遺託とこの責任を持って新たな道へと進み始めた。
スケーリアスに初めて出会った瞬間、アノーキはこの砂塵から現れた賢者が部族を団結へと導くだろうと理解した。
これは父の遺志であり、アノーキ自身の長年の追求でもある。
ブラッディーホーンが再び吹き鳴らされた今、アノーキはこの無敗の軍団を指揮し、部族の復興において最も忠実で力強い支えとなるだろう。
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