リベータ

ページ名:リベータ

リベータ【曙光の神子】

概要

呼称

・曙光の神子

・白夜

陣営 セレスチアル
身長 145㎝
趣味

・他人を助けること

・人と関わること

好きなもの

・甘いもの

・スナック

嫌いなもの 面倒なルールや規則
現在地 エスペリア

ストーリー

リベータは神として

生まれたわけではなかった。

それどころか、

彼の誕生は神々に対抗する秘密計画の

一部だったのだったーー

約2000年前。

人間の文明が繁栄を極め、

『神々と肩を並べた時代』……。

偉大な武将であるカイザーは

神々に宣戦を布告した。

錬金術師たちは神々に対抗するため、

双子の赤ん坊に禁じられた

『人体錬金術』を使って、

神々を滅ぼす神器を生み出したのだ。

リベータはその神器の1つだった。

その時、彼と彼の姉にまだ名前はなく、

弟には『白夜』、姉には『極夜』という

神器としてのコードネームだけが

与えられていた。

2つの神器を動かすには

膨大なエネルギーが必要だった。

そのため、カイザーの部下たちは

『真理のゆりかご』と呼ばれる

特殊な建造物を築いた。

『真理のゆりかご』が

エネルギーで満たされると、

2つの神器の力は完全に覚醒し、

星を揺るがす力を発揮する。

だが、計画は最後の最後で失敗に終わった。

神器が覚醒する前に情報が漏洩してしまい、

神々が『真理のゆりかご』を襲撃したのだ。

その結果、『白夜』と『極夜』は

錬金術師によって封印され、

希望は後世に託されたのだったーー

2000年後。

封印された神器は神々に見つけ出されたが、

輸送中に変わったカタストロフに奪われてしまう。

最終的に、変わったセレスチアルと

カタストロフの2人組の手に

渡ったのだった。

神器の封印が解かれ、

『白夜』と『極夜』が初めて目を開いた時、

目の前にいたのは、

本来なら犬猿の仲であるはずの

セレスチアルのガイウスと

カタストロフのユージーンが並んでいた。

だが、まだ赤ん坊だったリベータは、

神とカタストロフが共存していることが

常識から外れていることなど知らない。

それゆえか、リベータはただ本能的に

彼らに笑顔を向けていた。

まるで、初めて自分の家族を目にした

新生児のようだった。

ガイウスとユージーンは、

神々とカタストロフが争奪している神器が、

双子の赤ん坊であるとここで初めて知り、

この上なく驚愕した。

ガイウスはもともと神器を持ち帰り、

神々の命令を全うするつもりだったが、

長旅の途中で2人は赤ん坊に

情が移ってしまったのだった。

純粋で無垢な子供たちを

冷酷な武器と見なすことは、

彼らにはできなかった。

だが、彼らの陣営はきっと神器を諦めない。

そこで、ガイウスとユージーンは

反逆を決意し、赤ん坊たちを連れて

逃亡を始めた。

逃亡中、ガイウスとユージーンは

何度も生死の境をさまよったが、

セレスチアルとカタストロフの追跡を

振り切り、ユグドラシルに身を隠すことに

成功する。

ガイウスとユージーンは2人の赤ん坊を

我が子のように愛し、名前もつけてあげた。

「人生に光が満ち溢れることを願って、

女の子はルシラと名付けよう。

そして男の子は、

身分に縛られず自由に自らの運命を

選べることを願って

リベータと名付けよう」

身を隠しているといえども、

この日々はリベータにとって

人生で最も幸せな時だった。

名前だけでなく、

新しい家族もできたからだ。

赤ん坊たちの育ての親は性格が全く異なる。

ガイウスは厳格で頑固で真面目、

ユージーンは皮肉屋だった。

価値観の違いから

ほぼ毎日意見が対立していたが、

本気で喧嘩に発展したことは

一度もなかった。

カタストロフとして狡猾なユージーンは、

よくガイウスにイタズラを仕掛けていたが、

なぜかガイウスに対してだけは

不思議なことに失敗し続け、

結局自分に返ってきて嘆いていた。

ルシラとリベータが少し成長すると、

イタズラ好きなルシラは

ユージーンの『共犯者』になった。

真面目な養父をからかうため、

ルシラとユージーンは様々な方法を考える。

ユージーンが行動を起こすたびに、

ルシラはリベータを押さえつけ、

ガイウスに密告することを阻止した。

それでも、2人のイタズラは

ことごとくガイウスに見破られ、

リベータも連帯責任で3人一緒に

罰せられることになる。

ガイウスとユージーンの手により、

2人の子供たちはゆっくりと成長していく。

だが、幸せな時間は長くは続かなかった。

子供たちが3歳になったその年、

セレスチアル陣営とカタストロフ陣営は

共に4人の居場所を突き止めたのだ。

彼らは準備万端だった。

ガイウスとユージーンは、

それぞれの陣営に捕らえられ、

監獄に投獄された。

そして、2人の子供も

両陣営にそれぞれ奪われ、

記憶を封印されて秘密の武器として

育てられる。

神々とカタストロフは、

まるで示し合わせたかのように、

『真理のゆりかご』が再起動する日を

待ち続けたーー

10年後。

『真理のゆりかご』が再起動しつつある中、

リベータはセレスチアルの集団を率いて、

その心臓部へと足を踏み入れる。

一方、『真理のゆりかご』の反対側では、

ルシラがカタストロフの集団と共に

臨戦態勢をとっていた。

そしていよいよ『真理のゆりかご』が

復活を果たす。

両陣営の大軍が一斉に突入し、

『真理のゆりかご』のエネルギーを

我が物にしようと躍起になった。

リベータとルシラは陣営の指揮中心から

飛び出し、戦場の真ん中に躍り出る。

何度かの交戦の後、

戦況は徐々にエスカレートしていく。

リベータとルシラは、

『真理のゆりかご』から

エネルギーを吸収し、

互いに最大威力の一撃を放った。

エネルギーの塊が戦場の真ん中で

激しく衝突した結果、

巨大な衝撃波が『真理のゆりかご』全体を

揺さぶり、煙塵が戦場全体を覆い隠した。

セレスチアルとカタストロフは攻撃を止め、

自分たちの神器が笑って出てくるのを

期待しながら、

渦巻く煙をじっと見つめている。

だが、その期待は完全に裏切られた。

煙が晴れて辺りを見渡しても、

リベータとルシラの姿はどこにもなく、

破壊された地面だけが残されていたのだ。

誰も予想などできなかった。

激しい交戦の後、

封印されていた2人の記憶が

まさか戻るとは……。

彼らはお互いを思い出したため、

戦い合うことをやめた。

そして混乱に乗じて戦場を離脱する。

長い間離れていた姉弟が

ようやく再開したが、

感動の時間はすぐに終わった。

2人には、助けなければならない

家族がいるのだ。

「行くよ、リベータ! 

一世一代の大勝負を始めるわよ!」

 

ドリーのコーナー

※ルシラのものと同じ内容です

人体錬金術は最初からタブーとされていたが、それでも一部の異端の錬金術師がこの禁じられた術で2体の人形神器を作った。

そのとき、双子の姉弟はまだ赤ん坊で、施設が襲撃されたことで一命を取り留めた。

運命に翻弄された2人は、さまざまな場所を転々として育てられた。

戦争のための道具でしかない彼らだったが、この世界を見つめるその目は、まだ希望に満ちていた。

姉弟の幼少期は普通の家庭の子供と同じように、楽しくて無邪気なものだった。

ルシラは元気で頭が良く、リベータはおとなしくて行儀がよかった。

一緒に暮らす2人は性格が全然違ったが、仲はとても良かった。

ルシラは毎日、どう弟をからかうかを考えていたが、養父が留守の時は必ず弟の面倒をしっかり見ていた。

一方、リベータは姉よりも「しっかり者」で、ルシラの見え見えのイタズラに対しても、いつも騙されたフリをして、喜ぶ姉の姿を優しく見ていた。

しかし、そんな平和な生活は突如として終止符を打たれた。

彼ら一家はカタストロフとセレスチアルに見つかり、姉弟はそれぞれの陣営に連れ去られ、記憶も消されてしまった。

カタストロフの世界で育ったルシラは「弱肉強食、適者生存」のことわりが身に染みついていた。

力が全てとされるその環境で、彼女は小悪魔のような性格を形成していった。

一見活発で自由奔放だが、誰もいない場所で「感情って何だろう」と独りで考えることもあった。

対照的にリベータは、失われた過去を神々の厳しい掟と重い使命で補っていた。

疲れた時には「リベータ、君はセレスチアルの誇りだ。使命を果たせ」という言葉が耳に響いていた。

そのおかげで彼は立派なセレスチアルとなった。

数年後、2人は敵対する陣営のリーダーとして戦場で対峙した。

記憶がなくとも、対峙した時に目を交わしたのは、かつての強いつながりがあったからだ。

しかし何度対決しても、決着がつくことはなかった。

ルシラは「最も強く冷酷なカタストロフになる」と誓っていたが、そのセレスチアルの少年を攻撃する度に、何かが心に引っかかり、彼女を躊躇わせた。

リベータもまた、動揺する自分に疑問が生じ、内心で懺悔したこともあった。

戦場で2人は失われた記憶と真実を探し続け、最終決戦が始まるまでその探求は止まらなかった。

そして、真理のゆりかごの上空にエネルギーがぶつかり合い、煙が舞い上がる中、誰にも予想だにしなかったことが起きた。

記憶の封印がとうとう解かれたのだ。

硝煙の中、かつて一緒に日々を過ごし、やがて引き裂かれた記憶が次々と脳裏をよぎり、2人は視線を交わした。

その目には喜びと興奮が宿っていた。

記憶を失い、異なる陣営に属していても、2人を引き裂くことはできなかった。

 

スキン【ブライトの祝福】

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