Steamのサーバフォルダ内にあるValheim Dedicated Server Manual.pdfを独自に翻訳したものです。
こちらはあくまで非公式の物なのでご注意ください。
ヴァルヘイム専用サーバー取扱説明書(Steam版)
専用サーバーの運用は、自分や友達がいつでも遊べる永続的な世界を提供するのに最適な方法です。
専用サーバーの構築には、簡単なスクリプトの知識と、サーバーと接続されたクライアントとの間でデータを送受信できるようにルータを設定する方法が必要です。
このガイドはサーバーアプリケーションのスクリプトを作成するのに役立ちます。
しかし、現在は多数のルータとモデムが使用されており、インターネット接続設定がそれぞれ異なる為、
ルータの設定方法に関する詳細な説明を提供する事はできません。
ルーターのマニュアルやプロバイダを参照してください。
SteamからDedicated Serverプログラムをダウンロードする
1.Steamライブラリで、左上のドロップダウンメニューをクリックし、「ツール」のチェックボックスが埋まっている事を確認します。
2.Valheim Dedicated Serverまでスクロールし、「インストール」をクリックします
専用サーバーの運用
サーバーを起動する前に、「start_headless_server.bat」(Linuxは「start_server.sh」)に関連情報を手入力する必要があります。
注意:
オリジナルファイルはSteamで更新されるたびにリセットされる(情報を再入力する必要がある)ため、
このファイルはコピーを作成し、オリジナルではなく、コピーに必要な情報を入力する事をお勧めします。
ただし、そのショートカットは元のファイル名を指すだけなので、Steamからコピーを起動する事はできません。
Steamバックエンドを使用する場合、サーバーがアクセスできるポートを使用しているか確認するのが最も重要です。
ポート開放の方法については、お使いのルーターのマニュアルを参照してください。
サーバーが使用するデフォルトのポート番号は2456-2457です。
クロスプレイバックエンドを使用している場合、サーバーはリレーサーバーを介してデータを送信する為、
ローカルネットワークの外からアクセスする為のポート開放は必要ありません。
クロスプレイサーバーにはパブリックIPアドレスとポート番号、参加コード、またはサーバーリストを使用して接続できますが、
ローカルIPアドレスやループバックIPアドレスを使用して接続することはできません。
1.インストールフォルダに移動します。
インストールフォルダを見つけるには、Steamライブラリの「Valheim Dedicated Server」を右クリックして、
「ローカルファイルの参照」を選択します。
2.start_headless_server.bat(コピーまたはオリジナル)を右クリックし、「編集」を選択してファイルをメモ帳で開きますを実行します。(Linuxの場合:サーバーディレクトリでターミナルを開き、bashスクリプトを実行します。"./start_server.sh")
3.以下のプロパティは、7行目の「start valheim_server...」というテキストで始まるところにあります。
-name "My server" | サーバーで表示されるサーバー名を入力します。 |
---|---|
-port 2456 |
サーバーと通信するためのポートを選択します。ルーターのポート開放設定と一致している必要があります。ヴァルヘイムは指定されたポートと指定されたポート+1を使用します。 クロスプレイ(”-crossplay"引数で有効)を使用している場合、ルーターでポート開放を行う必要はありません。ポート番号は、同じパブリックIPアドレス上の複数のサーバーを区別する為に使用されます。 |
-world "Dedicated" | 入力された名前のワールドが作成されます。既に存在するワールドを選択する為に、その名前を入力する事も出来ます。 |
-password "secret" | パスワードを設定します。 |
-savedir [PATH] |
worldsとpermission-filesが保存されるデフォルトの保存パスを上書きします。 デフォルトのパス |
-public 1 |
サーバーの可視性を設定します。 publicを0に設定するのは、ローカルLANサーバーを運営し、プレイヤーがサーバーのローカルIP経由で参加できるようにしたい場合に有効なオプションです。 |
-logFile "d:log.txt" | ログファイルを保存する場所を設定します。 |
-save interval 1800 |
秒単位で世界が保存される頻度を変更します。 |
-backups 4 |
自動バックアップを何回保存するか設定します。 デフォルトでは、2時間前のバックアップが1つ、12時間間隔のバックアップが3つということになります。 |
-backupshort 7200 | 最初の自動バックアップの感覚を設定します。デフォルトは2時間(7200秒)です。 |
-backuplong 43200 | その後の自動バックアップの間隔を設定します。 デフォルトは12時間(43200秒)です。 |
-crossplay |
クロスプレイのバックエンド(PlayFab)上でサーバーを実行し、どのプラットフォームのユーザーでも参加できるようにします。 この引数を含めない場合、Steamバックエンドが使用され、Steamユーザーだけがサーバーを見たり参加したりできることになります。 |
-instanceid "1" |
同じMACアドレスから同じポートを持つ複数のサーバーをホストしている場合、 |
-preset hard | ワールド補正のプリセットを設定します。 プリセットを設定すると以前のワールド補正が上書きされます。 有効な値:Normal,Casual,Easy,Hard,Hardcore,Immersive,hammer |
-modifier raids none |
選択されたワールド補正の値を設定します。 ※上からワールド補正の項目と順番一致しています。Normalは全て省かれている? |
-setkey nomap |
ワールド補正のチェックボックスキーを設定します。 ※建設無償、プレイヤーベースの襲撃、受け身の敵、マップなし |
4.設定が終わったら(ファイルの保存を忘れずに)、Windowsで直接起動するか、Steam経由でサーバーを起動することができます。Windowsで起動した場合、サーバーがインターネットと通信できるようにするために、ファイアウォールの全てのチェックボックスを埋めて下さい。
5.サーバープログラムに「Game sever connected」というメッセージが表示されたら、サーバーは起動しており、接続を受け入れる準備ができています。
専用サーバーを停止する
サーバーの実行を停止したい場合は、コマンドウィンドウでCTRL+Cを押してサーバーを閉じる事が重要です。
ウィンドウの枠にあるXをクリックして閉じると、サーバーはバックグラウンドで動き続けるかもしれません。
我々には判断できません!
サーバーの管理および権限の設定
3つのテキストファイルを編集して、[管理者権限をもつ人] [サーバーから追放される人] [サーバーで許可される人]
を設定する事が出来ます。
デフォルトの保存パスにあるこれら3つのファイルはadminlist.txt,bannedlist.txt,permittedlist.txtとなります。
1秒に1つのプラットフォームユーザーIDを追加して、希望する役割を設定します。
プラットフォームユーザーIDはサーバーのログ、またはゲーム内のF2パネルから取得できます。
[プラットフォーム][ユーザーID]の形式で表示されます(大文字と小文字が区別されます)
許可リスト(permittedlist.txt)に追加すると、それ以外の人はサーバーか追放されます。ご注意下さい。
ゲーム内では管理者用コンソールコマンドを使えます(F5でコンソールを出せます)
Kick PLAYERNAME | サーバーからプレイヤーをキックする。 |
---|---|
Ban PLAYERNAME | サーバーからプレイヤーを追放する。 |
Unban PLAYERNAME | プレイヤーのBANを解除する。 |
Banned | 禁止されている全てのプレイヤーをリストアップする。 |
Linuxでのサーバー構築
必要なパッケージ
Linux Steamクライアントでは、ライブラリ要件に関してValheim専用サーバーと大きく異なります。
以下追加パッケージが必要です。
Libatomic1
Libpulse-dev
Livpulse0
Dockerによる実行
専用サーバーは、GLIBC_2.29とGLIBCXX_3.4.26が最小要件です。
Linuxインストールでこれらライブラリの古いバージョンを使用している場合、新しいバージョンにアップグレードするための1つの選択肢として、Docker経由で実行する事ができます。
インストール
ほとんどのディストリビューションにはDockerパッケージが含まれており、いくつかのディストリビューションのインストール手順はここで見る事ができます。
dockerデーモンが実行されていること、および専用サーバーを実行しているユーザーがdocekrの使用を許可されていることを確認してください(通常、「docker」グループのメンバーであることが必要です)。
以下のコマンドは成功するはずですが、このメッセージが表示された場合は、関連するサーバーが起動していることを確認してください。
$ docker ps
Cannot to the Docker daemon at
unix:///var/run/docker.sock.ls the docker daemon running?
以下のようになった場合は「docekr」グループに本当にログインしているかどうか確認してください。
$docker ps
Got permission denied while trying to connect to the Docker daemon socket at unix:///var/run/docker.sock:Get http://%2Fvar%2Frun%2Fdocker.sock/v1.24/containers/json: dial
unix /var/run/docker.sock: connect: permission denied
Dockerスクリプトの使用
専用サーバーには、start_server.shスクリプトと同じディレクトリにdocker_start_server.shというスクリプトが同梱されています。docker_start_server.shを実行し、サーバーの起動スクリプトを渡します。
./docker_start_server.,sh start_server.sh
スクリプトはブートストラップ・シーケンスを実行し、初回にコンテナ環境を構築します(数分かかります)。
連続した実行はすぐに開始されます。
ゲームデータはdocker_start_server.shスクリプトでDOCKER_DATA_VOLUMEというDockerボリュームに格納されます。デフォルトではゲームデータはvalheim_server_dataという名前のボリュームに保存されます。
ユーザーのファイルシステムに保存したい場合は、valheim_server_dataをデータを保存するパスに変更します。
DOCKER_DATA_VOLUME-"${HOME}/valheim_storage"
これを実行すると、あなたのホームディレクトリのvalheim_storageというフォルダにデータが保存されます。
スクリプトを実行する前に、このディレクトリがまだ存在しない場合は必ず作成しておいてください。
ワールド,adminlist.txt,bannedlist,txt,permitlist,txtはすべてこのディレクトリの中にあります。
ホストマシン上で直接スクリプトを実行する場合と同様に、サーバーが停止されます。
※Linux環境が無いため、特に表記におかしい所があるかもしれません。ご了承ください
コメント
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Resouces:muchless,less.moire.muchmore,most とありますが、英語版マニュアルはResources:muchless,less.moire.muchmore,most となっています。
”r"が抜けているだけで設定が有効とならないため注意が必要です。
>> 返信元
早速の変更ありがとうございます。
>> 返信元
誤記失礼しました。
修正しました。
Portal:casual,hard,veryhard とありますが、英語版マニュアルはPortals: casual, hard, veryhard となっています。
”s"が抜けているだけで設定が有効とならないため注意が必要です。
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